安全なシステムを作るために知っておくべき
仕組み、安全性、危険性、適切な実装と運用
現代で安全な情報のやり取りをするには、暗号技術が不可欠です。
本書では仕組みの説明だけでなく、安全性や危険性を、利用する側と攻撃する側の両面から見ていきます。
特にシステムの設計者や開発者が正しく暗号技術を使えるように、実装と運用の観点も加えました。
攻撃が成功するロジックや、暗号化と復号の計算などを自分で考える項目も用意しています。ぜひ挑戦してみてください。
『暗号技術のすべて』
著者:IPUSIRON
ページ数:720
発売日:2017年08月03日
価格:3,780円(税込)
形式:紙書籍、電子書籍、SEshop限定PDF
1.1 情報セキュリティの構成要素
1.2 セキュリティを実現する暗号技術
1.3 暗号技術のアルゴリズムを意識する
2.1 古典暗号の概要
2.2 シーザー暗号
2.3 コード
2.4 スキュタレー暗号
2.5 転置式暗号
2.6 単一換字式暗号
2.7 多表式暗号
3.1 古典暗号から現代暗号へ
3.2 共通鍵暗号の概要
3.3 共通鍵暗号の定義
3.4 共通鍵暗号の仕組み
3.5 共通鍵暗号の安全性
3.6 共通鍵暗号の分類
3.7 バーナム暗号
3.8 ストリーム暗号
3.9 ブロック暗号
3.10 <ブロック暗号>DES
3.11 <ブロック暗号>トリプルDES
3.12 <ブロック暗号>AES
3.13 ブロック暗号の利用モード
3.14 <暗号化モード>ECBモード
3.15 <暗号化モード>CBCモード
3.16 <暗号化モード>CFBモード
3.17 <暗号化モード>OFBモード
3.18 <暗号化モード>CTRモード
4.1 公開鍵暗号の概要
4.2 公開鍵暗号の定義
4.3 公開鍵暗号の安全性
4.4 公開鍵暗号に対する攻撃
4.5 RSA暗号
4.6 ElGamal暗号
4.7 一般ElGamal暗号
4.8 Rabin暗号
4.9 RSA-OAEP
4.10 楕円ElGamal暗号(楕円曲線暗号)
4.11 IDベース暗号
5.1 ハッシュ関数の概要
5.2 ハッシュ関数の安全性
5.3 ハッシュ関数の応用
5.4 ハッシュ関数の基本設計
5.5 反復型ハッシュ関数
5.6 代用的なハッシュ関数
5.7 ハッシュ関数への攻撃
6.1 メッセージ認証コードの概要
6.2 メッセージ認証コードの課題
6.3 メッセージ認証コードの安全性
6.4 CBC-MAC
6.5 EMAC
6.6 CMAC
6.7 HMAC
6.8 認証暗号
7.1 デジタル署名の概要
7.2 デジタル署名の定義
7.3 デジタル署名と公開鍵暗号の関係
7.4 デジタル署名の安全性
7.5 デジタル署名に対する攻撃
7.6 RSA署名
7.7 RSA-FDH署名
7.8 ElGamal署名
7.9 Schnorr署名
7.10 DSA署名
7.11 その他の署名
8.1 鍵の配送
8.2 鍵管理
8.3 PKI(公開鍵基盤)
8.4 リポジトリ
8.5 電子証明書
8.6 乱数
8.7 疑似乱数生成器
9.1 ゼロ知識証明プロトコル
9.2 秘密分散共有法
9.3 電子透かし
9.4 SSL
9.5 OpenSSL
9.6 ビットコイン
本書は『暗号技術のすべて』というタイトルですが、暗号技術は奥深く、かつ多岐にわたるため、720ページでは語りきれませんでした。
そこで、書籍をお買い上げいただいた方に、ページ数の都合で泣く泣くカットした内容をまとめたPDFファイル(A5サイズ、約60ページ)をプレゼントします。内容は以下のとおりです。
●エニグマ暗号
古典暗号の最終進化形ともいえる、エニグマ暗号について詳細に解説。エニグマアプリやペーパーエニグマを体験する項目も用意しています。
●じゃんけんプロトコル
対面でのじゃんけんによる勝敗決めは、非常に公平な仕組みです。そのじゃんけんをネットワーク上で実現できるか、暗号技術を用いながら検証します。
●量子暗号
量子コンピュータの開発が進むと、現在主流の公開鍵暗号が破られるといわれています。ここでは、量子の特性を利用したコンピュータと暗号の仕組みを解説します。
●S/MIME
S/MIMEはメールを暗号化する技術です。メールには、盗聴・改ざん、送受信者のなりすまし、送信の否認などの脅威があります。
『暗号技術のすべて』を購入してくださった方全員(紙書籍/電子書籍/直販PDFのいずれでも可)。予約済みの場合でも特典を受取ることができます。
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