デジタル原型師養成講座 プロとして通用するフィギュア作成技法(スーパーバイザー(藤縄))|翔泳社の本
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デジタル原型師養成講座 プロとして通用するフィギュア作成技法


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798139913
定価:
3,278(本体2,980円+税10%)
仕様:
B5・304ページ
カテゴリ:
一般書
キーワード:
#生活情報,#芸術その他,#家事・住まい,#ビジネス教養
紙の書籍

人気絵師原画&人気造形師が作成したサンプルを元にフィギュア作成技法をマスター!

本書は、デジタル原型師として活躍するスーパーバイザー(藤縄)氏によるフィギュア制作技法を1冊にまとめた書籍です。人気絵師「ニリツ氏」の原画を元にしており、イラストからデジタル原型を起こすフローから始まり、昨今求められているクオリティの高い造形技法まで、学ぶことができます。著者が作成したサンプルモデルデータを利用できるので(非商用の個人利用に限る:詳細は書籍を参照)、自分好みにカスタマイズしたフィギュアを作成できます。また3Dプリンターを利用して出力する際に必要な篏合ピンの作成など、3Dプリンター用の調整手法にも触れているので、本書を購入したその日からデジタル原型の世界に飛び込めます!

前半ではデジタル原型に必要な知識について解説します。また商業フィギュアを受注する際の注意点などについても解説します。また自分で企画を売り込みたいケースについても紹介しています。

中盤ではデジタルで出力することを想定したモデリング手法についてしっかりと解説しています。具体的には、ZBrush(3D-Coatも一部解説)を利用したスケールフィギュアの作成方法と付随するメカパーツの作成技法を解説しています。制作した後の立体出力を想定した、立体モデルの調整方法も解説します。はじめての方にはわからない「どうパーツを組わせて作成するのか」という、パーツごとの篏合ピンの作成方法など、プロのノウハウをあますところなく紹介します。

後半では実際に出力した後の表面加工、塗装、クライアントに納品する際の注意点などを解説します。具体的には3Dプリンターで出力する時のデータの処理や、出力した後の表面加工の処理、完成品の塗装、納品のコツまで、詳しく解説します。最終章では、スケールフィギュアをデフォルメしたデフォルメフィギュアの作成技法を解説します。

なお、本書では直観的な操作が可能な「ZBrush」と「3D Coat」を利用して解説しています。スケールフィギュアではZBrush 4R6 P2を、デフォルメフィギュアではZBrush 4R7 P3を利用しています。3D Coatは、「3D-Coat 4.5 BETA12A」を利用しています。

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CHAPTER 01 デジタル原型師になるために知っておくべきこと
CHAPTER 02 商業フィギュア原型製作のワークフロー
CHAPTER 03 フィギュア制作の受注・企画持ち込みの方法
CHAPTER 04 3DCG モデリングソフトの基本的な使い方
CHAPTER 05 スケールフィギュアのデジタル原型を作る
CHAPTER 06 メカパーツのデジタル原型を作る
CHAPTER 07 立体出力用に調整する
CHAPTER 08 フィギュア制作で利用する3Dプリンター
CHAPTER 09 立体出力品の表面処理
CHAPTER 10 完成品の塗装
CHAPTER 11 納品時の注意点
CHAPTER 12 デフォルメフィギュアの原型を作る

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  • P248 補足情報:クリアランスについて

    工業製品にはクリアランスというパーツ同士に隙間があります。この隙間が「0」の場合、パーツ同士は嵌め合いができません。アナログ原型ができるのでれば、クリアランスは「0」で立体出力後にパーツを削ってすり合わせるのですが、メーカーによっては出力直後に仮組みを行いたいので「クリアランスを付けてください」と言ってくるケースもあります。そのため、クリアランスを付ける方法を紹介します。

    3D-Coatでパーツの(差)ブーリアンでクリアランスを付ける場合は、(差)ブーリアンをする前に、抜きパーツのボクセルツリーを右クリックして、メニューから[全体押し出し]を選択します。数値入力画面でクリアランス数を入力して、[OK]をクリックし、膨らませたもので(差)ブーリアンをします。


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