改定新版! 言語の知識だけでわからないシステム分析/設計/開発のための実践指南書
オブジェクト指向とは、現在非常に普及しているプログラミングの考え方で、プログラム対象を要素化しそれぞれにデータと機能を持たせることで効率的な開発を実現します。
本書の内容を知ることで、オブジェクト指向のオブジェクト/クラス/プロパティ/メソッドなどの概念を正しく理解し、効率的な開発に活かすことができます。
前作『独習オブジェクト指向開発』は2004年の刊行以来、オブジェクト指向開発の基礎的な考え方を学ぶことができる入門書として好評を博してきました。今回の改訂にあたって、全体の内容を見直し、オブジェクト指向技術とUML(Unified Modeling Language)の利用、状態遷移についての解説などを追加しました。今日の開発に適合した本書で、開発者としての実力を養うことが可能です。
はじめに
本書の使い方
第1部 オブジェクト指向の基礎
第1章 オブジェクト指向技術とUML
1.1 オブジェクト指向とUMLの歴史
1.2 オブジェクト指向が普及したきっかけ
1.3 なぜ、オブジェクト指向を使うのか
まとめ
第2章 オブジェクト
2.1 オブジェクトとは何か
2.2 オブジェクトの構成要素
2.3 メッセージ
2.4 UMLにおけるオブジェクトの記述
2.5 オブジェクト関連
まとめ
理解度チェック
演習
第3章 クラス
3.1 クラスとは何か
3.2 クラスの記述
3.3 クラスからオブジェクトを作成する
3.4 クラスとオブジェクトの関係
3.5 インスタンスの破棄
3.6 UMLでクラスを記述する
まとめ
理解度チェック
演習
第4章 カプセル化
4.1 カプセル化とは何か
4.2 アクセス修飾子
4.3 アクセッサを使った属性の間接的利用
4.3 UMLにおけるアクセス修飾子の記述
まとめ
理解度チェック
演習
第5章 継承
5.1 継承とは何か
5.2 クラスの継承
5.3 テンプレート(型)と交換(変換)
5.4 クラス(テンプレー)の階層化
5.5 UMLにおける継承の記述
まとめ
理解度チェック
演習
第6章 多態性
6.1 多態性とは何か(基本的な概念)
6.2 クラス名とメンバの関係
6.3 多態性の実現
6.4 具象メソッドのオーバライド
6.5 オーバライドの利用
6.6 抽象クラス
6.7 抽象クラスの利用
6.8 UMLによる抽象クラスの記述
まとめ
理解度チェック
演習
第7章 インターフェイス
7.1 インターフェイスとは何か
7.2 インターフェイスの基本的な性質
7.3 インターフェイスの作成と実装
7.4 インターフェイスの利用
7.5 実務で多態性利用
7.6 多態性以外の利用
7.7 インターフェイスによる仕様の標準化
7.8 UMLによるインターフェイスの記述
まとめ
理解度チェック
演習
第8章 例外処理
8.1 例外処理の概要
8.2 例外のcatch(捕捉)
8.3 例外のthrow(送出)
8.4 例外を考慮した構造化
8.5 例外クラスの作成
8.6 リソース保護
まとめ
理解度チェック
演習
第9章 複合オブジェクト
9.1 複合オブジェクトとは何か
9.2 オブジェクトの集約
9.3 UMLにおける集約の技術と多重度
9.4 実務的な集約の使い分け
まとめ
理解度チェック
演習
第2部 オブジェクト指向開発
第10章 UMLモデリングとシステム開発の概要
10.1 モデルの概要とUML利用の心得
10.2 システム開発の流れとUMLの利用
10.3 要求の明確化と要件定義
10.4 分析設計
10.5 詳細設計
10.6 実装とテスト
10.7 システム導入と保守/運用
まとめ
理解度チェック
演習
第11章 要求定義
11.1 例題と要求の整理
11.2 ユースケース図
11.3 ユースケース記述
11.4 シナリオ
11.5 アクティビティ図
11.6 画面/帳票レイアウト
まとめ
理解度チェック
演習
第12章 分析設計
12.1 分析設計では何をするか
12.2 BCEモデルとクラスの責務
12.3 クラス抽出とロバストネス分析
12.4 シーケンス図を使った振舞いの分析
12.5 コミュニケーション図
12.6 クラス図の整理
まとめ
理解度チェック
演習
第13章 詳細設計
13.1 方針設計
13.2 例外処理設計
13.3 データベースアクセス機能の詳細設計
13.4 ユーザーインターフェイス機能の詳細設計
13.5 内部処理機能の詳細設計
13.6 パッケージ構成
13.7 その他設計で利用するUMLダイアグラム
13.8 テストケース作成
まとめ
理解度チェック
演習
第14章 実装
14.1 設計書だけで実装はできるか?
14.2 例外クラスの実装(Java)
14.3 データアクセス層の実装(Java)
14.4 ビジネスロジック層の実装(Java)
14.5 プレゼンテーション層の実装(Java)
14.6 例外クラスの実装(C#.NET)
14.7 データアクセス層の実装(C#.NET)
14.8 ビジネスロジック層の実装(C#.NET)
14.9 プレゼンテーション層の実装(C#.NET)
まとめ
演習
第15章 テスト
15.1 テストの重要性
15.2 テストレベルと種類
15.3 テスティングフレームワーク
15.4 単体テストの実施(Java)
15.5 単体テストの実施(C#.NET)
15.6 擬似オブジェクトを使った単体テスト
15.7 結合テスト
まとめ
理解度チェック
演習
付録:理解度チェックの解答
索 引
本書は付属データの提供はございません。
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最終更新日:2010年12月10日
発生刷 |
ページ数 |
書籍改訂刷 |
電子書籍訂正 |
内容 |
登録日 |
1刷 |
082
図6.3 「演算クラス」のコードの網掛け部分 |
未 |
未 |
誤 |
z = z + y; |
正 |
z = x + y; |
|
2010.12.10 |
1刷 |
209
表12.2のタイトル行 |
未 |
未 |
|
2010.04.30 |
1刷 |
209
表12.2の記号 |
未 |
未 |
誤 |
|
正 |
(略) |
備
考 |
「エンティティクラス」の記号と「コントローラクラス」の記号を入れ替えます。
|
|
2010.04.30 |
1刷 |
286
リストの12、19、27行目(3か所) |
未 |
未 |
誤 |
AppStopException |
正 |
ValidateException |
|
2010.12.10 |