『はじめてのブロックチェーン・アプリケーション』では、ブロックチェーンの一つであるEthereumをベースに、アプリケーションに相当するスマートコントラクトを開発するための手法を解説しています。
本書はEthereum Foundationが推奨する、Goで実装されたクライアントのGethことgo-ethereumを用いて実践的な開発を進めていきます。
今回は特別に、「Chapter2 Ethereumの導入」と「Appendix」からGethのインストール手順を公開します。まずは手を動かしながら感触を掴みたいという方は、下のボタンから立ち読みしてみてください。
公開ページの目次
Chapter2 Ethereumの導入
2-1 Ethereumの概要
2-2 Gethのインストール
2-3 テストネットワークでGethを起動するAppendix 付録
A-1 Geth の導入(Ubuntu/Mac/Windows)
A-2 ライブネットワークに接続
本書ではそこから先――仮想通貨のEtherを送金方法や、自分で仮想通貨を作成する手法も解説。この仮想通貨コントラクトは最近話題の、スタートアップ企業が仮想通貨を発行して資金調達するICOに使われるものと同じ技術です。
また、本書の後半では会員登録の手続きや不動産登記簿などに役立つ存在証明コントラクト、公平性が重要なゲームのガチャなどに使える乱数生成コントラクトといった実践的なコントラクトを作ってみます。
読み終える頃には、ブロックチェーンの強みを活かしたアプリケーションを開発していくための基礎力が習得できるでしょう。その新たなスキルは今後、なにより役に立つ資産となるかもしれません。