Alberto Oliverio 著
川本 英明 翻訳
川本 英明 原著
見覚えがあるのに名前が思い出せない・・・そのジレンマの謎がついに解けた!
知り合いの名前や、つい最近、夕食を食べに行ったレストランなど、ちょっとした名前が”のど元まで出かけていて”なかなか思い出せないことがよくあります。ところが、これらの名前がある日突然、心の中に浮かんでくることがあります。それはいったい、どこから浮かび上がってきたのでしょうか・・・?
--「記憶」のあらゆる側面と、「記憶」と「脳」の関係を知ることで、どんな人でも、いまより上手にものを覚える方法=”覚える技術”を身に付けることができます。
本書はこんな人にお勧めします。
・-仕事をおおざっぱに済ませ、細かい部分を忘れてしまう。
・-「いま、何を言おうとしてたんだっけ?」が口癖だ。
・-同じ人に同じ話をしていることがよくある。
・-いつものやり方を変えると必ず問題が起こる。
・-砂糖を入れたコーヒーに、また砂糖を入れたりする。
記憶力をUPする12のテスト付き
記憶力テスト
第一章 覚えることの意味
記憶のもつ多くの側面
記憶することと経験を理解すること
イメージを視覚化する
●テスト1 イメージ化と視覚化のトレーニング
のどまで出そうな言葉
●テスト2 消えていく記憶?
●テスト3 ヒントと「のどまで出そうな言葉」
記憶の呼び水
第二章 短期記憶と長期記憶
現実の断片
編集作業
記憶はどんなことに干渉されるのか?
●テスト4 似ているものは記憶の干渉を生みだす
記憶の回路
経験の編集作業(コード化)を強化するには
●テスト5 手掛かりから情報を検索する方法
●テスト6 注意力と集中力を強化する
第三章 忘れ去った世界
見失った記憶と消え去った記憶
大脳の側頭葉と海馬
アルコール中毒患者の健忘症
保存された記憶の島
意味記憶とその論理性
第四章 驚異的な記憶、あるいは系統化された記憶
記憶術
驚異的な記憶
●テスト7 場所のメソッド
上手に記憶するための戦略
●テスト8 視覚イメージを探し出す
記憶痕跡、現実世界の映像としての記憶
●テスト9 あなたの学習スタイルは理解型、それとも暗記型
記憶の編集(コード化)と再生
●テスト10 速読と効果的な暗記
第五章 自伝的な記憶
生涯の記憶は脳に埋もれているのか?
記憶の助言者
何が忘却を引き起こすのか?
自伝的な記憶
●テスト11 人生の時期
第六章 記憶への信頼と不信
偽りの記憶
証拠はどこまで信頼できるのか?
偽りの記憶工場
第七章 無意識のうちに記憶する
無意識の記憶の起源
身に覚えのない記憶
潜在的な記憶を利用する方法
第八章 記憶と感情
記憶の「フラッシュ」
フラッシュバック
感情、肉体と理性
感情の回路と記憶の回路
感情的なトラウマ(精神的なショック)
第九章 記憶はどこへ行くのか?
記憶があやふやなるになる時
老人の記憶、何をすればよいのか?
●テスト13 注意力のテスト
老人の記憶と集団の記憶
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ダンスにホン!ころりん さん
2013-12-15
20021112初版第1刷発行 131215読了 場所のメソッド 数式までこの方法で暗記するってすごい!
カエル子 さん
2021-06-01
人間の記憶の仕組みをしっかり説明できるようになるための復習。本棚にあったので既読のはずですが、新鮮な学びが多かった。つまり一度読んだだけでは記憶に定着するところまではいきにくい難しい本ということになる。いや、わたしの記憶力のほうに問題がある可能性も捨てられない笑。小説などからも事例を引用していて個人的にはとても楽しめたけれど、記憶力テストはいまいちやる気にならなかった。記憶力がいまいちだという決定打を受け取る勇気がないのか、実験設計に納得がいかないのか。とりあえずマーカーつけたところを再復習しよう。
くろ さん
2013-12-26
小さい字で、ページに余白をあまり残さずびっしりと書かれており、ひたすら読み辛い。 覚える技術を学ぶ前に、読みにくい本を読む技術を学んでおけばよかった。 翻訳本にありがちな、日本語表現の不自然さはあまり感じなかった。 しかし、読者に実験をさせるページに限っていえば、何を言いたいのかがサッパリわからない、文章として破綻している箇所があったりして、ある意味面白い。 肝心の覚える技術は…記憶に残っておりません。