本書では「ドキュメント」をSEが現場で書く、設計工程やプログラミング工程に含まれる設計書・テスト計画書・操作マニュアル・各種ミーティング資料や議事録に特化しています。
「間接業務の圧縮(ドキュメント作成業務)」と「ドキュメントの質的改善」により、いかにシステム開発の生産性は高まるのか?以下のポイントを網羅しています。
また若手SEが陥りがちな設計ドキュメントの悩みと解決方法、運用ドキュメントの改善への取組みをケーススタディとして実録しています。
本書で「システムドキュメント」を完全制覇しましょう!
第1章 SEのための文章力基礎講座
はじめに
文章力とは何か
文章力の3つのポイント
パラレリズム
機能表現を知ろう
SEが作成するドキュメントの本質
データシュミレーションのススメ
第2章 SEのための文章力向上講座
文章力の例題
システム設計表現は5w2h
what、why、where、how muchを考える
5w2hで例題を書き直すと
what、whyの書き方事例
パラレリズムをマスターする
気をつけたい文章表現
議事録で文章力をアップしよう
第3章 標準化の前にまず「ムダトリ」
1 物作りとシステム開発-トヨタ生産方式の衝撃
(1) 設計書の内容を確認する
(2) テーブル定義や実行環境が揃っているかを確認する
(3) プログラミングを実施する
(4) プログラムテストを実施する
(5) レビューを実施し承認をもらう
トヨタ方式をお手本にしたプログラム開発
2 「ムダとり」なくして「ドキュメントの標準化」なし
(1) 手持ちのムダ
(2) 停滞のムダ
(3) 中断のムダ
(4) 資料のムダ
(5) 会議のムダ
(6) 探すムダ
(7) 転記のムダ
(8) 管理のムダ
(9) 加工そのもののムダ
(10) 不良をつくるムダ
第4章 設計図書の標準化と書き方
1 プログラム設計書に関する「5why」
2 標準化の5原則
3 標準化の手順
4 プログラム構造と設計書の書式
5 設計書の種類別とその標準化のポイント
第5章 テスト計画・記録の標準化と書き方
1 システムの品質トラブルと対策
2 テストは何をするのか?
3 テストはどうやるのか?
4 テスト計画書に何を書くのか?
第6章 若手SE、内村君のドキュメント物語
システム化課題
1 活動開始
2 業務分析
3 新システムフローの作成
4 マトリックス設計図
第7章 システム運用ドキュメント改善物語
取り組む課題
1 活動開始
2 スバル化学訪問
3 現状分析
4 ドキュメント体系の検討
5 システム運用定義書の見直し
6 操作手順書の見直し
7 作業展開
中村一世…1章、2章、6章、7章を執筆。
清水秀樹…3章、4章、5章を執筆。
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幕張〜んず さん
2015-01-13
これも事務所の書庫から拝借。 10年以上前の本。 引っかかった言葉は「リアルタイム議事録」。 MTG中にPPTをプロジェクタで映しながら、議事録を書いていくやつ。 過去に一人だけやってたのを見たことがある。 いつもはホワイトボードに議事録となるように書いて、あとでスマホのカメラで撮り、それを議事録として送ることはあるが... この本の言いたかったことは、SEの日常業務の中にムダなことがありますよね、それを標準化、平準化しませんかというもの。 標準化したものをどう運用していくかという課題もある。
kojinose さん
2011-03-23
次の場合に本書は有効と感じた。 ・パッケージを主に扱っている ・HOST系プログラムを扱っている ・上司もしくは顧客がExcelを愛用するスーツ組で必要以上にドキュメントを求めてくる また、設計書やテスト指示書について詳細な例が紹介されているので、ドキュメントの書き方の一つとして参考になるかも。
yk さん
2010-09-29
実践システムドキュメントではないと思う。