高橋 麻奈 著
本書は、基本情報技術者試験を受験しようとする初学者のために企画された、一週間で合格する実力が身につく受験対策書です。試験勉強は、ただ書いてある内容を読むだけでは身につきません。本書は、<読み><書き>しながら、試験内容をやさしく学べるよう工夫されています。本文は、やさしい語り口でていねいに説明しているのに加え、図表をふんだんに使って、イメージをふくらませることで、読みやすくしています。テーマごとに設けた確認問題でチェックすることにより、理解度を確認できるのも特徴です。また、出題頻度の高い重要事項を明確にし、試験の場で生かせるようにもしています。さらに、読者は、要所に掲載された過去問題を繰り返し解くことで、知識を確実に自分のものにすることができるでしょう。最新(平成17年度春)の過去問題も収録。
【この本の特徴】
・-パソコンや数学がにがてだ
試験勉強がにがてな人がつまづきやすい技術についても、たとえや事例を引用し、ていねいでわかりやすい文章で解説しています。
・-文章で説明されても頭に入らない
図表とイラストをふんだんに使い、解説を目で追って理解できるように工夫しました。
・-わかったつもりになっていた・・・
技術や概念をテーマごとに分割し、1つ1つの解説の締めくくりにそのテーマに沿った過去問題を取り上げ、きちんと理解していることを確認できます。
Chapter 1 情報処理の基礎
1-1 コンピュータはすべての情報を0と1であらわす
ビットで0と1をあらわす
ビットをバイトにまとめる
大小の量をあらわす補助単位
1-2 10進数と2進数の意味を学ぼう
基数は数値表現の基本
n進数とはなんだろう
n進数から10進数に変換する
10進数からn進数に変換する
2進数から8進数、16進数への変換
1-3 数値のさまざまな表現方法を身につけよう
数値を表現する
2進数を基準として表現する
2進数の表現方法をまとめよう
10進数を基準にあらわす
1-4 少数の表現方法を2種類おぼえよう
少数を表現する
1-5 コンピュータの計算では誤差が発生する
誤差が発生することもある
誤差にも種類がある
1-6 文字や画像も0と1の並びであらわす
文字や画像をあらわす
文字コードは文字をあらわす数値
画像や音声をデジタル化する
1-7 論理演算の基本をきっちりとおさえる
論理演算は0と1の演算をする
論理演算でビットを操作する
ド・モルガンの法則で変形できる
1-8 コンピュータで使われる基礎となる回路とは
コンピュータは基本回路の組み合わせ
半加算器は1けたの計算をする
半加算器を使ってみる
全加算器は繰り上がりを考慮した加算をする
RSフリップフロップ
シフト演算は2進数での掛け算、割り算
1-9 オートマトンと状態遷移図
オートマトンでモデル化する
状態遷移図で表現する
正規表現でパターンをあらわす
BNF記法は言語をあらあわす
Chapter 2 ハードウェア
2-1 ハードウェア装置の役割を理解しよう
ハードウェアには5大装置がある
演算にはさまざまな装置が必要
命令を実行する
命令は命令部とアドレス部からなる
アドレス指定方式によってアドレスを計算する
2-2 プログラムを実行する方法をマスターしよう
プログラムを実行する
固定区画方式でプログラムを配置する
可変区画方式でプログラムを配置する
小さなメモリで大きなプログラムを実行する
仮想記憶で大きな空間を利用する
2-3 プログラムを強制的に中断させる割込み
割込みで別のプログラムを実行する
割込みの手順をたどる
割込みの種類を分類する
2-4 コンピュータの頭脳とCPUについて学ぶ
CPUは命令を処理する
CPUの性能をあらわす
CPUの設計
処理続度を高速化する
2-5 メモリの種類と役割を理解しよう
メモリとは?
キャッシュメモリで高速化する
メインメモリへの書き込み方式
キャッシュメモリを利用したとき
メモリインタリーブで高速化する
2-6 代表的な補助記憶装置は4つある
さまざまな補助記憶装置がある
ハードディスクは磁気ディスク
磁気テープはバックアップに使われる
2-7 そのほかの補助記憶装置もおさえよう
CD-ROMは光で読み出す
追記や書き換えができるCD-R/CD-RW
DVD-ROMは大容量の記憶装置
MOは光と磁気で書き込む
補助記憶装置のまとめ
2-8 データを入力する装置とデータを出力する装置
データを入出力する
入力装置の代表はキーボードとマウス
出力装置の代表はプリンタとディスプレイ
2-9 周辺機器の接続方法の規格を理解しよう
装置間の接続とインタフェース
データの転送方法には2種類ある
ハードディスクを接続するIDE
デイジーチェーンにできるSCSI
抜き差しができるUSB
プリンタを接続するセントロニクス
モデムを接続するRS-232C
IEEE 1394は高速転送インタフェース
IrDAは赤外線で通信する
Bluetoothは電波で通信する
Chapter 3 ソフトウェア
3-1 OSは基本的な機能を提供する
ソフトウェアを分類する
OSは基本ソフトウェアのひとつ
OSの構成
OSの働き
3-2 プロセスはどのように処理されるのか
ジョブとプロセス
資源の割り当て
プロセスの一生をたどる
3-3 プログラムの基本をおさえよう
プログラムの基本を知る
言語プロセッサをおぼえよう
プログラムの作成手順をたどる
コンパイラで翻訳する
リンクで実行可能プログラムを作成する
プログラムの特徴
アルゴリズムを考える
順次、選択、繰り返しを組み合わせる
フローチャートを書く
類似言語
3-4 データの配置方法には配列とリストがある
データ構造を考える
配列は同種の値を並べる
リストはポインタでつなぐ
スタックは後で入れたものを先に取り出す
キューは先に入れたものを先にとり出す
3-5 要素の階層関係は木で表現する
木は階層関係をあらわす
木のデータをたどる
3-6 探索で大量のデータから目的のデータをみつける
探索とはデータを探すこと
線形探索法は先頭から順に探す
2分探索法は順に並んだデータを真ん中から探す
ハッシュ表で探索する
3-7 データを順に並べる整列
整列は並べ替えること
3-8 計算にかかる処理時間はオーダ記法で表現
オーダ記法で計算時間をあらわす
アルゴリズムによって変わる計算時間
Chapter 4 データベース
4-1 ファイルの概念を知る
ファイルはレコードとフィールドからなる
ディレクトリでファイルを階層化する
ファイルへのパスをたどる
ファイルにアクセスする
ファイル編成によってレコードの配置も異なる
4-2 データベースの基本を学ぶ
データベースでデータを共有できる
データベースにも種類がある
関係データベースが最も普及している
正規化で関係データベースの表を作成する
非正規形は繰り返し項目がある表
第一正規形は繰り返しを除いた表
第二正規形は主キーによって項目が決まる表
第三正規形は主キー以外の項目によっては決まらない表
主キーでデータを特定できる
外部キーはほかの表を参照する
複合キーは組み合わせからなるキー
4-3 関係データベースの演算をおぼえる
関係データベースは演算が重要
関係演算には選択、射影、結合がある
集合演算には和、差、積がある
4-4 データベースを操作するSQL文
SQLでデータベースを操作する
列を取り出す(SELECT)
条件で絞り込む(WHERE)
いろいろな条件を使う
表を結合する
4-5 データの集計を行うSQL文
集計関数で集計する
グループ化する(GROUP BY)
グループ化したあとの絞込み(HAVING)
並べ替える(ORDER BY)
パターンにマッチさせる(LIKE)
値を指定する(IN)
範囲を指定する(BETWEEN~AND~)
副問い合わせ
4-6 表を作成し、管理するSQL文
表を作成する
ビュー表(CREATE VIEW)
追加、更新、削除
4-7 データベース管理システムの仕組み
データベース管理システム
インデックス管理で高速化する
トランザクション管理で矛盾ないように
障害管理とバックアップ
便利な分散データベース
Chapter 5 ネットワーク
5-1 通信の基本をおさえよう
データ通信を行う
信号は波の形になっている
ディジタル信号を伝送するには
多重化で同時に通信する
受信データの誤りを検出する
5-2 通信方式と回線制御方式をおぼえよう
通信方式はデータの流れに着目する
送受信を決める回線制御方式
同期でタイミングをとる
実際の伝送制御手順を使う
5-3 通信サービスの基本を学ぶ
さまざまな種類がある通信サービス
通信サービスの実際
5-4 狭いエリアでネットワークを構成するLAN
LANを構築する
LANを配線する配線方式
LANのデータを制御するアクセス方式
実際のLAN規格を知る
5-5 ネットワーク機器とプロトコルをおぼえよう
プロトコルは通信上の手順
ネットワーク機器には色々な種類がある
5-6 世界中のLANを結ぶ大規模なインターネット
インターネットは世界規模のネットワーク
インターネットはTCP/IPを使う
インターネットで受けられるサービス
電子メールを送受信する
Webはハイパーリンクによる情報のつながり
Webページを記述するHTML
Webページの位置を指定するURL
Webページ上で活躍する応用技術
5-7 インターネット上の住所をあらわすIPアドレス
IPアドレスはインターネット上の住所
ネットワークアドレスとホストアドレスからなる
IPアドレスにはクラスがある
サブネットマスクでネットワークを分割する
ドメインネームシステム(DNS)で変換する
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
NATとIPマスカレード
5-8 セキュリティの基本をおさえよう
ネットワークには危険がある
不正アクセスによる被害
ファイアウォールで不正アクセスを防ぐ
コンピュータウイルスによる被害
5-9 暗号化と電子署名の仕組み
伝送路上には危険がある
暗号によって盗聴を防ぐ
電子署名によって改ざんを防ぐ
認証局によってなりすましを防ぐ
Chapter 6 システム開発
6-1 システムの処理形態を知る
まずは代表的なシステム構成から
クライアント・サーバで処理する
6-2 システム開発の流れをおぼえよう
システムが開発される工程
開発の代表的な種類は3種ある
レビューで各工程の問題点を発見する
レビューは人間の目で確認する
CASEツールは開発を支援する
開発コストの見積
6-3 要件定義の基本を学ぶ
対象をモデル化する
データを整理する
6-4 外部設計と内部設計をおぼえよう
外部設計はユーザからみたシステムの設計
GUIを設計する
外部設計時に注意すべきことがら
コンピュータからみたシステムを設計する内部設計
コードを設計する
入力ミスをチェックする
6-5 プログラム設計の基本を学ぶ
モジュールに分割する
どのようなモジュールに分割するか
モジュールは独立性が重要
6-6 プログラミングの基本をおさえよう
プログラミング言語には2種類ある
ソースコード内の要素
構造化プログラミング
オブジェクト指向によるプログラミング
UMLはオブジェクト指向で使われる
プログラム作成時に使うツール
6-7 テストによってバグを発見する
バグはプログラムの中にひそむ誤り
単体テストは1つのモジュールでテストする
結合テストではモジュールを組み合わせる
システムテストでは全体のテストを行う
信頼度曲線でエラーの発生を知る
6-8 システムの運用と保守を学ぶ
システムの信頼性を表現する
稼働率を計算する
複数システムを接続する
システムの信頼性を確保する
障害対策の基準を考える
システムの障害対策を行う
Chapter 7 業務知識
7-1 欠かせない雇用と権利の知識
権利や標準化の知識が必要
さまざまな雇用形態がある
ソフトウェアの標準化も重要
知的所有権で保護する
プログラムも著作権に関係する
7-2 企業で利用されている情報システム
情報システムとは?
7-3 財務管理の知識を身につける
利益を計算する
売上と利益の関係は?
損益分岐点分析をする
損益分岐点分析を計算する
線形計画法
減価償却で費用を計上する
財務諸表を作成する
7-4 工程管理の手法をおぼえよう
工程管理
7-5 品質管理の手法をマスターする
品質管理に使うツール
7-6 統計と確率の知識を身につける
統計とは
データの代表値を調べる
データの分布を調べる
順列と組み合わせを計算する
確率を計算する
期待値を計算する
付録 午後問題に挑戦
練習問題
解答・解説
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 002 2ページ目下から2行目 |
2刷 | 未 |
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2005.09.08 | ||||||
1刷 | 002 2ページ目下から2行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.09.08 | ||||||
1刷 | 021 本文上から3行目、および、図中 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 021 上から3行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 026 下の図 負の数(1の補数) |
2刷 | 未 |
|
2005.09.15 | ||||||
1刷 | 078 表●重要なレジスタ 1行目、2行目 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 087 部の図 左下 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 088 コラム 図中 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 110 CPIの図版中最下段 |
2刷 | 未 |
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2005.12.27 | ||||||
1刷 | 110 CPIの図版中右下吹き出し |
2刷 | 未 |
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2005.12.27 | ||||||
1刷 | 110 「CPI」の本文2行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.27 | ||||||
1刷 | 122 1行目 |
2刷 | 未 |
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2005.09.15 | ||||||
1刷 | 123 図中 バンク1、バンク2 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 131 色アミかけ 丸3 の中 |
2刷 | 未 |
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2005.09.08 | ||||||
1刷 | 169 解き方 図中のメモリ |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 173 下から3行目 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 242 小テスト 答え |
2刷 | 未 |
|
2005.07.08 | ||||||
1刷 | 260 下の表 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 260 表に関する指定SQL文 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 276 図版 |
2刷 | 未 |
|
2005.09.15 | ||||||
1刷 | 283 図中、ボックス内の値 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 295 上から7行目 |
2刷 | 未 |
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2005.12.22 | ||||||
1刷 | 296 試験に出る 2行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 307 上から6行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
1刷 | 323 下から2行目 |
2刷 | 未 |
|
2006.06.30 | ||||||
1刷 | 425 問題1 解き方 回答 |
2刷 | 未 |
|
2005.09.15 | ||||||
1刷 | 479 ●解説 ▼設問1のa 下から5行目 |
2刷 | 未 |
|
2005.07.08 | ||||||
2刷 | 047 コラム上から1行目 |
3刷 | 未 |
|
2006.03.02 | ||||||
2刷 | 192 本文下から3行目 |
3刷 | 未 |
|
2006.01.05 | ||||||
2刷 | 195 問題1の解き方1行目 |
3刷 | 未 |
|
2006.01.05 | ||||||
2刷 | 196 問題2の解き方1行目 |
3刷 | 未 |
|
2006.01.05 | ||||||
2刷 | 215 解き方 上から6行目 |
3刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
2刷 | 237 コラム 1行目 |
3刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
2刷 | 247 表●論理演算子「例の意味」文中 |
3刷 | 未 |
|
2005.12.22 | ||||||
2刷 | 431 網かけ部分2つ目 1行目、2行目 |
3刷 | 未 |
|
2006.01.05 |