いまITシステム開発案件を取り巻く状況は新フェーズ移行期にあります。言うならば「従来の“どんぶり・不透明さ”を払拭すべき、という社会的要請が高まっている状態」です。この機に、関係者すべてが高い関心を持ち、必要性を強く感じているテーマにフォーカスした新シリーズの第2弾です。
本書は「顧客企業、開発企業、そして開発者自身というすべてのステークホルダーが満足感、充実感、やりがいといった“幸せ”を得られるシステム開発を、どのようにすれば実現できるか」を著者の豊富な経験からまとめたものです。具体的かつ固有な数々の局面からそこへの大きなヒントが見えてくる待望の1冊です!
第1章 「幸せなシステム」とは
システムは誰のためのものか
どのような戦略でシステムを開発するのか
なぜ「幸せなシステム」なのか
「幸せなシステム」とは何か
じいちゃんの教え
誰に向けてのメッセージか
コラム:スタープレーヤーが書いた本の内容が実践できない理由
私達の特性
本質的な技術は変化しない
あえて「自己流」
第2章 なぜ「幸せなシステム」が作れないのか
自分一人でシステムを作るわけではない
メッセンジャーボーイはいらない
開発者の想いだけでは、お客さまが求めるシステムは作れない
幸せなシステムを作った、という錯覚
お客さまにとって「システムの中身」はどうでもよい
本気で事にあたっているか
「思考の偽装」は見つけられない
システムは道具にすぎない
日頃の行動に問題がある人に「幸せなシステム」は作れない
開発規模の見積りが当たらない理由
失敗と成功の関係
目的にかかわる時間は短縮できない
立場が変われば問題も変わる
先を見通すということ
第3章 「幸せなシステム」を作るには
自分から見ると
コラム:技術に対する過信
コラム:デスマーチを未然に防ごう
開発組織から見ると
コラム:躾は家庭で!
コラム:変化のチャンス
お客さまからみると
第4章 あらためて、「幸せなシステム」とは~幸せな社会へとつながる仕事、それがシステム開発~
一人では「幸せなシステム」は作れない
システム開発は真剣勝負
カオスとコンパス
自身が最大の原動力
RFPは「幸せなシステム」に通じるのか
RFPは誰を幸せにするのか
RFPが抱える問題
コラム:オフショア開発とRFPの関係
「冷たいシステム」は「幸せなシステム」ではない
コラム:RFPによって「幸せなシステム」が作れる例外ケース
仕様調整者の使命は“先を読む”こと
「作らない」という選択
価格が適正かどうかはお客さまが決めること
システムの「ブランド力」とは何か
結局、「人が中心」
コラボレーションの成功が鍵
システム開発における変化と普遍性
コラム:変更に対する圧力
システム開発者にとっての幸せとは何か
「幸せなシステム」は「幸せな社会」につながっている
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