ITエンジニアのための【ITSS V2】がわかる本(高橋 秀典)|翔泳社の本
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ITエンジニアのための【ITSS V2】がわかる本


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798111827
定価:
3,080(本体2,800円+税10%)
仕様:
A5・264ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用

企業と個人の価値を高める、ITSS活用術を実践的にわかりやすく指南!

2002年12月に経済産業省からリリースされたITスキル標準(以下、ITSS)は、企業が注目して活用や導入のための検討が進んでいるが、本来はエンジニア個人こそが活用すべき仕組みである。
2006年4月にバージョンアップされ、ITSS V2が発表された。これで飛躍的な改良がされ、さらに使いやすく身近なものになって、企業の取り組みもますます積極的になっている。企業が導入した後で、未知のものと遭遇したようにあわてるのではなく、今からITSS V2を理解して自分のものにしておく必要がある。
ITSS V2は、うまく使うことによって自分のバリューを知ることができ、ゴールの具体化もできる、またキャリアデザインも可能になるという、今までの悩みを解決できる優れた仕組みである。このように企業も個人もITSSを中心として、その価値を高めていく「ITSSエンジニアリング」の世界がいよいよ到来した。
この書は、著者の経験実績に基づき、今までにはない多くの実践的な情報や実例などを網羅しており、必ずITSS活用を進める方々の役に立つものと信じている。また、これをきっかけにして企業ばかりでなく、エンジニア諸君が奮起することを願ってやまない。
さあ、ITSSを理解し活用して自らの将来は自らで切り開こう!
(「はじめに」より抜粋)

序章

第1章 ITSS V2について

1-1 概要
  1-1-1 改訂の骨子、狙い
  1-1-2 概念と特徴
1-2 構造
  1-2-1 キャリアフレームワークとキャリア定義
  1-2-2 スキル定義とスキルディクショナリ
  1-2-3 研修ロードマップ
1-3 活用方法の理解
1-4 ITSSロードマップ
1-5 V1.1との違い
  1-5-1 構造改善
  1-5-2 位置づけの明確化
  1-5-3 中小企業、地方でも使いやすくなった訳

第2章 組織におけるITSS活用

2-1 ITSS導入の環境は整っているか
  2-1-1 企業から見たITSSの捉え方
  2-1-2 企業でのITSS活用パターン
  2-1-3 導入・運用に当たっての基本的な考え方
2-2 企業の取り組みの現状
  2-2-1 導入検討中の企業の状況
  2-2-2 導入済み企業の状況
  2-2-3 導入事例の12ケース
  2-2-4 経営者の役割
  2-2-5 推進責任者(経営企画担当、人材育成担当など)
2-3 導入事例
  2-3-1 ユーザー企業
  2-3-2 大手ITサービス企業
  2-3-3 中小ITサービス企業
  2-3-4 地方ITサービス企業
  2-3-5 人材派遣業者、人材紹介会社
  2-3-6 教育ベンダー
2-4 調達
  2-4-1 調達に使えるか
  2-4-2 調達の種類
2-5 導入手順
  2-5-1 企業戦略をもとにした人材要求分析
  2-5-2 業務プロセス分析
  2-5-3 目標人材モデル(人材像)、企業内キャリアパス構築
  2-5-4 人材戦略、育成プラン、運用プラン策定と実施
  2-5-5 ITSS V2から見た導入観点
  2-5-6 人材に課する要件について
2-6 社内認定制度、人事制度への活用
  2-6-1 評価プロセス
  2-6-2 アセスメント基準

第3章 個人におけるITSS活用

3-1 エンジニア個人はどう理解すればよいか
  3-1-1 企業から求められるエンジニア像とは~企業の方向性と個人の考え方のギャップをどうするか~
  3-1-2 ITSSを仕事に生かすには
  3-1-3 他者と差別化するには
  3-1-4 スキルとコンピテンシー
  3-1-5 社会人エンジニアが直面する人生の転換期とどう向き合うか
  3-1-6 これからの10年間のキャリアデザインとは
  3-1-7 エンジニア個人へのITSS適用事例

第4章 認定制度との関係

4-1 資格試験との関係
  4-1-1 情報処理技術者試験との関係
  4-1-2 ベンダー資格との関係
4-2 ITSS認定制度
  4-2-1 企業認定
  4-2-2 個人認定
  4-2-3 トレーニング認定
  4-2-4 スキルアセッサーとは何か?
  4-2-5 日本におけるITSS導入認定コンサルタントの必要性

付録 A ITSS入門

A-1 そもそも「ITSS」って何?
  A-1-1 何のために、誰のために
A-2 疑問点と理解の仕方
  A-2-1 何がどのようにわからないか
  A-2-2 そのままでは使えないと言われているのはなぜ?
  A-2-3 ITベンダーのためのものって本当か?
  A-2-4 各企業で持っているスキル管理の仕組みとどう違うのか?
  A-2-5 誰のためのものか?
  A-2-6 構造がよくわからない
  A-2-7 職種/専門分野とは何か?
  A-2-8 現場の職種との違いは?
  A-2-9 レベルの相場観は?
  A-2-10 スキル熟達度について
  A-2-11 達成度指標について
  A-2-12 海外ではどうなっている?
  A-2-13 技術の進歩が速い中ですぐに陳腐化しないのか?
  A-2-14 またすぐ消えないか?
  A-2-15 教育機関の対応は?大学、専門職大学院、専門学校など
  A-2-16 完成度はどのくらい?
  A-2-17 理解するための参考資料はあるか?
  A-2-18 将来性は?方向性は?
  A-2-19 ITサービス以外の業界でも同じように標準があるのか?
  A-2-20 組込みスキル標準(ETSS)との関係は?
  A-2-21 ユーザー用ITSS~情報システムユーザスキル標準(UISS)との関係は?
  A-2-22 MOTとの関係は?
  A-2-23 スキル管理システム「SSI-ITSS」
  A-2-24 企業インタビュー内容の参考例

付録 B ITSSを理解するための手段

B-1 関連団体
  B-1-1 経済産業省 商務情報対策局 情報処理振興課(http://www.meti.go.jp/)
  B-1-2 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)ITスキル標準センター(http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/index.html)
  B-1-3 特定非営利活動法人 ITSSユーザー協会(http://www.itssug.org/)
  B-1-4 社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)(http://www.juas.or.jp/)
  B-1-5 社団法人 情報サービス産業協会(JISA)(http://www.jisa.or.jp/)
  B-1-6 地域ソフトウェアセンター
  B-1-7 地域情報サービス産業協会
B-2 報告書などWebサイトから入手できるドキュメント
B-3 関連資料、セミナー

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2006年10月04日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 218
図A-10、上から2行目
2刷
|レベル7|レベル6|レベル5|レベル4|レベル3|レベル2|レベル1|
|レベル1|レベル2|レベル3|レベル4|レベル5|レベル6|レベル7|
2006.10.04

感想・レビュー

yasushi_tac さん

2010-12-01

ITSSはスキルパスをいかに考えるか。経営戦略上必要な人材とは何であり、かけているスキルとは何か。といったようなことを話し合うための共通基盤のはずだが、難しくて使いでが悪いということがこの本を読んで分かった。今はV2じゃないし。

doradorapoteti さん

ITSSをベースにキャリアパス提案書を作ったが、単金が!ってことで却下。そういうものだ。