独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 編集
携帯電話、家電機器など、さまざまな製品で組込みソフトウェアの重要性が高まっています。そうした製品がソフトウェアによって高機能化することにより、製品の使い勝手の改善やユーザの満足度の向上を図る手法が求められています。使い勝手のよくない製品は、子供から高齢者に到るまで多くの消費者に、「操作を覚えられない」「操作を誤る」「情報を見間違える」などの日常的な不利益をもたらしています。ユーザビリティは、製品開発の大きな要素として注目されています。本書では、特にソフトウェア開発系の組込み系エンジニアを対象に、ユーザビリティ確立を目指したエンジニアリング的な手法や知識を紹介します。本書は、製品のユーザビリティの向上させ、ユーザに満足感を与える「使いやすい製品」を開発するために役立つ、ユーザビリティ向上の技術を理解する一助となります。
1 はじめに
2 ユーザビリティの重要性
2.1 ユーザビリティとは
2.2 機能中心設計から人間中心設計へ
2.3 ユーザビリティの定義
2.4 ソフトウェアのユーザビリティ
2.5 ユーザビリティ向上によるインパクト・効用
3 ユーザビリティ向上を実現するための開発プロセス変革
3.1 ユーザビリティとソフトウェア開発プロセス
4 ユーザビリティの基本技術(設計編)
4.1 組込みシステムのユーザビリティ向上のための設計原則
4.2 組込みシステムのユーザビリティ向上のための基本的な考え方
4.3 インタラクティブシステムにおけるユーザビリティ向上のための留意点
4.4 タスク分析によるユーザビリティの問題の抽出と解決
4.5 安全工学とユーザビリティ
5 ユーザビリティの基本技術(評価編)
5.1 ユーザビリティ評価の必要性
5.2 ユーザビリティ評価の指標と評価方法
6 おわりに
資料編 ユーザビリティの歴史と発展
資料編 ユーザビリティに関連する規格・標準・規制
資料編 ユーザビリティ用語集
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