本書は、工学的な視点に立脚しながらも現場で役立つ、効果的で効率的な組込みソフトウェアの開発手法について解説します。
開発現場で実際に起こっている問題に着目し、課題を整理したうえで、その対策を詳しく解説していきます。開発者や管理者は問題意識を持ち、何を学習し、実践していかなければならないかを知る必要があります。本書は、それを具体的に示します。巷に溢れる机上の学問ではなく、開発現場の実用に耐えるものです。初・中級技術者がせひとも習得したい内容です。
また、本書は開発管理技術についても解説しています。これは、中・上級のエンジニアおよび管理者になるために必須の知識です。世界標準のプロセス改善モデルやプロジェクト管理手法のフレームワークを理解することができます。
Part 1 ソフトウェア開発の世界
Chapter 1 ソフトウェアの世界
1-1 ソフトウェア開発の現場が直面している問題
1-2 開発規模の増大と複雑化する要求
1-3 過激に進む開発時間の短縮への対応
1-4 BRICsなど諸外国でのオフショア開発とグローバリゼーション
1-5 ソフトウェアエンジニアのキャリアパスと将来
Chapter 2 ソフトウェア開発技術の原点、現在そして未来
2-1 ソフトウェア開発とは
2-2 開発手法・開発方法論とは
2-3 ソフトウェアアーキテクチャの基礎
2-4 機能に基づいた構造化設計
2-5 オブジェクト指向技術
2-6 オブジェクト指向の次に来るもの
Chapter 3 開発管理技術とソフトウェア開発
3-1 ソフトウェア開発には、なぜ開発管理技術が必要か
3-2 何を開発するのか
3-3 どう開発するのか
3-4 何を管理するのか
3-5 どう管理するのか
Part 2 知識編:ソフトウェア開発のアプローチ
Chapter 4 ソフトウェア開発管理技術
4-1 CMMI
Chapter 5 ソフトウェア開発とライフサイクル
5-1 ソフトウェア開発とライフサイクル
5-2 ウォーターフォール型開発
5-3 反復型開発
Chapter 6 オブジェクト指向技術
6-1 なぜオブジェクト指向なのか
6-2 オブジェクト指向による開発工程とCMMIの関係
6-3 オブジェクト指向開発:分析
6-4 オブジェクト指向開発:設計
6-5 オブジェクト指向開発:実装
6-6 オブジェクト指向開発:テスト
Part 3 啓蒙・教育
Chapter 7 エンジニアが陥りやすい誤解
7-1 開発方法論の実践方法
7-2 誤解によって起こる悲劇
7-3 誤解は誤解を呼ぶ
7-4 元に戻すための方策
7-5 基礎教育から再教育まで
Chapter 8 原点の再確認
8-1 開発と開発管理の融合
8-2 技術に関わるときの心構え
8-3 成長する組織
8-4 ノウハウ蓄積のプロセス
8-5 原点再び
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。