高橋 麻奈 著
本書は、初級シスアド試験を受験しようとする読者の方々のために構成されました。
試験勉強は、ただ書籍を読むだけでは身につきません。本書は、読み、書きながら、試験内容をやさしく学べるようにしています。
本文では図を多く使い、読みやすくしています。具体例をとりあげ、計算問題などを解きながら理解できるようにしています。重要事項を明確にし、試験の場で生かせるようにしています。また、繰り返し過去問題を解くことで、知識を確実に自分のものとすることもできるでしょう。(「まえがき」より抜粋)
・-コンピュータや数学がにがてだ
試験勉強がにがてな人がつまづきやすい技術についても、たとえや事例を引用し、ていねいでわかりやすい文章で解説しています。
・-文章で説明されても頭に入らない
図表とイラストをふんだんに使い、解説を目で追って理解できるように工夫しました。
・-わかったつもりになっていた・・・
技術や概念をテーマごとに分割し、1つ1つの解説の締めくくりにそのテーマに沿った過去問題を取り上げ、きちんと理解していることを確認できます。
Chapter 1 コンピュータ
1-1 コンピュータは人間の指示を実行する
いろいろなコンピュータがある
コンピュータの基本的な仕組みは同じ
ハードウェアは命令を実行する機械
ソフトウェアは命令の集まりになっている
ビットとバイトで情報をあらわす
1-2 コンピュータの頭脳CPUについて学ぶ
CPUは命令を処理する
1-3 主記憶装置はプログラムとデータを記憶する
メモリとは?
メモリにはいろいろな使い道がある
1-4 補助記憶装置はデータを長期間保存する
さまざまな記憶装置がある
ハードディスクは磁気ディスク
CD-ROMは光で読み出す
DVD-ROMは大容量の記憶装置
磁気テープはバックアップに使われる
MOは光と磁気で書き込む
補助記憶装置をまとめてみよう
1-5 データを入力する装置とデータを出力する装置
データを入出力する
入力装置の代表はキーボードとマウス
出力装置の代表はプリンタとディスプレイ
ディスプレイは解像度と色数が重要
プリンタの解像度と色にも注意する
1-6 周辺機器の接続規格を理解しよう
装置間の接続とインタフェース
データの転送方法には2種類ある
ハードディスクを接続するIDE
デイジーチェーンにできるSCSI
抜き差しができるUSB
プリンタを接続するセントロニクス
モデムを接続するRS-232C
IEEE1394は高速転送インターフェース
IrDAは赤外線で通信する
Bluetoothは電波で通信する
1-7 OSは基本的な機能を提供する
OSは基本ソフトウェアの1つ
OSの機能
1-8 文字を表現してみよう
文字コードは文字をあらわあす数値
文字のデータ形式もいろいろある
文字の形をあらわす書体
1-9 マルチメディアを表現してみよう
音声・画像・動画を表現する
音声・画像・動画のデータ形式
Chapter 2 表計算
2-1 表計算ソフトの構成要素をおぼえよう
表計算はワークシートからなりたっている
セルを参照する
計算式を入力してみよう
演算子の種類にもいろいろある
2-2 セルアドレスで計算すると便利
相対参照を複写すれば入力が便利
絶対参照では複写しても位置がかわらない
絶対参照を使って3通りの複写をする
相対参照と絶対参照を使い分けよう
2-3 関数を使って複雑な計算をする
関数を使うと簡単に計算できる
関数で合計・平均を計算してみよう
合計・平均以外にもいろいろな関数がある
2-4 状況に応じて異なる計算をする関数がある
IF関数は状況に応じて計算をする
IF関数の仕組みを調べる
IF関数を使って複雑な場合分けをする
IF関数の複雑な条件を作る
2-5 関数を応用すると複雑な計算ができる
複雑な関数も出題される
2-6 分析機能やマクロで表計算を使いこなす
分析に役立つ機能がある
Chapter 3 データベース
3-1 データベースの基本を学ぶ
データベースでデータを共有できる
データベースにも種類がある
関係データベースが最も普及している
正規化で関係データベースの表を作成する
非正規形は繰り返し項目がある表
第一正規形は繰り返しを除いた表
第二正規形は主キーによって項目が決まる表
第三正規形は主キー以外の項目によっては決まらない表
主キーでデータを特定できる
外部キーはほかの表を参照する
複合キーは組み合わせからなるキー
3-2 関係データベースの演算をおぼえる
関係データベースは演算が重要
関係演算には選択・射影・結合がある
集合演算には和・差・積がある
3-3 データベースを操作するSQL文
SQLでデータベースを操作する
列を取り出す(SELECT)
条件で絞り込む(WHERE)
いろいろな条件を使う
3-4 表を結合する
3-5 いろいろな方法で問い合わせる
並べ替える(ORDER BY)
パターンにマッチさせる(LIKE)
値を指定する(IN)
範囲を指定する(BETWEEN~AND~)
SELECT文を埋め込む副問合わせ
3-6 集計関数で集計しよう
集計関数で集計する
グループ化する(GROUP BY)
グループ化したあとの絞込み(HAVING)
3-7 表を作成し、管理するSQL文
表を作成する
ビュー表を作成する(CREATE VIEW)
データの追加・更新・削除をする
3-8 データベース管理システムの仕組み
DBMSデータベースを管理する
インデックス管理で高速化する
トランザクション管理で矛盾ないように
障害管理で障害に備える
Chapter 4 ネットワーク
4-1 ネットワークと企業は深く関わっている
ネットワークで資源を共有できる
クライアントとサーバで処理を分担する
プロトコルは通信をする際の規則
OSI参照モデルで標準化されている
4-2 ネットワークに接続してみよう
電話回線はアナログ
ISDNはディジタル化されている
ADSLは電話回線を利用した高速通信
CATVでも接続できる
FTTH(Fiber To The Home)
転送速度はdpsであらわす
4-3 LANの構築
LANの配線方式
LANのアクセス方式
実際のLANの規格を知る
4-4 ネットワーク機器の種類をおぼえよう
ネットワーク機器にはいろいろな種類がある
4-5 世界中のLANを結ぶ大規模なインターネット
インターネットは世界規模のネットワーク
インターネットはTCP/IPを使う
インターネットのサービスにもいろいろある
インターネットを応用したサービス
4-6 電子メールはどうやって配達されるのか
電子メールはインターネット上の郵便物
電子メールを送受信する
電子メールにはメールアドレスが必要
電子メールにはヘッダがつけられる
添付ファイルにMINEが使われる
電子メールは文字コードに注意
4-7 Webの仕組みをおぼえよう
Webはインターネットにはりめぐされている
WebはHTTPで通信をする
Webページを記述するHTML
Webページの位置を指定するURL
Webページ上で活躍する応用技術
4-8 インターネット上の住所をあらわすIPアドレス
IPアドレスはインターネット上の住所
2進数から10進数に変換する
ネットワークアドレスとホストアドレスからなる
IPアドレスにはクラスがある
サブネットマスクでネットワークを分割する
ドメインネームシステム(DNS)で変換する
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
NATとIPマスカレード
IPアドレスを割り当てるDHCP
4-9 セキュリティの基本をおさえよう
ネットワークには危険がある
不正アクセスによる被害
ファイアウォールで不正アクセスを防ぐ
コンピュータウイルスによる被害
4-10 暗号化と電子署名のしくみ
伝送路上には危険がある
暗号によって盗聴を防ぐ
電子署名によって改ざんを防ぐ
認証局によってなりすましを防ぐ
Chapter 5 業務システム
5-1 情報システムの知識をおさえよう
情報システムにコンピュータが活躍する
会計管理を中心とした業務システム
生産活動で利用されるエンジニアリングシステム
販売活動で利用されるビジネスシステム
システムの処理にはタイミングがある
システムの構成にも種類がある
5-2 プログラミングの作成方法をおさえよう
プログラミング言語は2つに大別できる
プログラムを作成するには
アルゴリズムはハードウェアを動かす手順
5-3 業務システム開発の流れをおぼえよう
システムが開発される工程
開発方法の代表的な種類は3つある
開発コストを見積る
5-4 入出力設計をおぼえよう
ユーザにとって必要な入出力設計
GUIで設計するには
画面遷移図で示すこともある
入出力設計で注意しよう
コードを設計するには
入力ミスをチェックする
5-5 テストによってバグを発見する
バグはプログラムの中にひそむ誤り
単体テストは1つのモジュールでテストする
結合テストではモジュールを組み合わせる
システムテストはシステム全体をテストする
信頼度成長曲線でエラーの発生を知る
5-6 システムの運用と保守を学ぶ
システムの信頼性を表現する
稼働率を計算する
複数システムを接続する
バスタブ曲線でシステムの寿命がわかる
5-7 システムの障害に備える
システムには障害がつきもの
ファイルをバックアップする
UPSは停電に備える
RAIDはディスクを使った対策
障害対策の基準を考える
5-8 ソフトウェアの権利についておさえよう
ソフトウェアは権利の保護に注意
知的所有権で保護する
プログラムと著作権
プログラムの配布形態によって権利が異なることがある
インターネット上の著作権にも注意が必要
Chapter 6 企業の業務
6-1 企業の業務をおぼえよう
購入・生産・販売が基本となっている
製品の流れを追いかける
伝票の流れを追いかける
品質管理の標準化
企業に存在するさまざまな職種
企業の組織もいろいろある
さまざまな雇用形態がある
6-2 業務をモデル化する
モデル化の手法について知ろう
6-3 データの収集・整理方法をおさえよう
データを収集する
データを管理する
6-4 統計の知識を身につける
統計とは
データの代表値を調べる
データの分布を調べる
6-5 データをグラフで表現する
グラフで表現を工夫する
6-6 生産・販売管理をおさえよう
利益を求めて生産・販売する
売上と利益の関係は?
損益分岐点分析をする
6-7 工程管理をおさえよう
工程管理は作業を正しく管理する
6-8 品質管理の手法をマスターする
品質管理に使うツール
6-9 在庫管理は企業活動に欠かせない
在庫品を管理する
在庫品の評価方法によって利益も変わる
6-10 財務管理で企業の状態・成績を管理
財務諸表を作成するには
財務諸表の種類をおぼえよう
経営分析について知ろう
付録 午後問題に挑戦
練習問題
解答・解説
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 345 問題1 |
未 | 未 |
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2007.10.16 |