独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター 編集
組込みソフトウェアで実現する機能の増大に伴い、ソフトウェアの大規模化と開発プロジェクトの肥大化が続いており、プロジェクトの円滑な運営が滞ることも少なくない状態にある。こうした課題を解決し、開発プロジェクトを適切な方向に導く技術としてプロジェクトマネジメント技術があり、プロジェクトの着手時点から完了時点を通して、製品として提供するソフトウェアの品質、コスト、納期を適切に制御し目標値に近づけていくための技術として注目されている。このプロジェクトマネジメントの中でも特に重要となるのが、目標値をきちんと決めるためのプロジェクトマネジメントのベースとなるプロジェクト計画を作成する作業である。本書は、プロジェクト計画を立てるための基本的な考え方や参考となる計画書の雛形を、組込みソフトウェア向けの開発計画書策定のためのガイドとして整理したものである。
Part 1 解説編
1.1 開発計画書に基づくプロジェクトマネジメントとは
1.2 本ガイドの目的
1.3 想定する利用者・利用方法と得られる効果
1.4 本ガイドの構造
1.5 本ガイドの利用に関する注意事項など
1.6 関連する規格など
Part 2 技術編
全体構成
1 プロジェクトの概要
2 参照・定義
3 体制
4 リソース計画
5 作業計画
6 品質保証計画
7 リスクマネジメント計画
Part 3 事例編
3.1 事例プロジェクトの概要
3.2 事例プロジェクトの計画書
Part 4 参考情報
4.1 WBS(Work Breakdown Structure)
4.2 PERT(Program Evaluation and Review Technique)
4.3 プロジェクトリスクとリスク対応計画
4.4 開発プロセスと工程設計
4.5 見積り手法
4.6 品質特性モデルと品質メトリクス
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kaizen@名古屋de朝活読書会 さん
2014-03-25
計画管理と訳せと教えられた。会社によって役割は全く違う。権限を与えずに責任だけを割り当て、仕事のやる気をなくさせている企業もある。チームリーダという人の管理の役割だけの場合あり。予算、人事の権限がなく、責任だけを押し付けられて右往左往している。さまざまな疑問に、どれだけ答えれるだろうか。短期の事業(プロジェクト)が多い場合には、プロジェクト管理ではなく、組織管理で対応すべき事項もあるという話を、ソフトウェア工場について書かれた松本先生からご指導いただいたことがあり。
Tanaka Akihiro さん
2016-01-20
プロジェクト管理に悩んでいたので読んでみたものの、問題点はプロジェクト管理ではなかった。 一般教養として読むものかな。