高橋 麻奈 著
本書は、技術を試験・実践の場で活かすことができるように構成されました。
勉強は、ただ書籍を読むだけでは身につきません。本書は、読み、書きながら、試験内容をやさしく学べるようにしています。
本文では図を多く使い、読みやすくしています。具体例をとりあげ、計算問題などを確認できるようにしています。重要事項を明確にし、試験の場で生かせるようにしています。また、繰り返し過去問題を解くことで、知識を確実に自分のものとすることもできるでしょう。実戦的な技術も身に付くように各種の実例を取り上げています(「まえがき」より抜粋)。
・-コンピュータや数学がにがてだ
試験勉強がにがてな人がつまづきやすい技術についても、たとえや事例を引用し、ていねいでわかりやすい文章で解説しています。
・-文章で説明されても頭に入らない
図表とイラストをふんだんに使い、解説を目で追って理解できるように工夫しました。
・-わかったつもりになっていた・・・
技術や概念をテーマごとに分割し、1つ1つの解説の締めくくりにそのテーマに沿った過去問題を取り上げ、きちんと理解していることを確認できます。
Chapter 1 ネットワークの基礎知識
1-1 ネットワークの概要を知ろう
コンピュータと通信
便利なネットワーク
遠隔地を結ぶWAN
構内で構築されるLAN
世界を結ぶインターネット
通信には「取り決め」が必要
プロトコルで階層化する
OSI基本参照モデルで階層を考える
階層ごとのプロトコルによって電子メールを転送する
通信とネットワークを学ぼう
1-2 通信の基本をおさえよう
データ通信を行う
速度を計算する
信号は波の形になっている
1-3 信号の伝送を調べよう
ベースバンド方式は直接伝送する
変調方式は搬送波を変調する
変調速度をあらわす
アナログ信号を伝送するには
1本の伝送路で複数の通信をする多重化
受信データの誤りを検出する
1-4 データリンクの基本を知ろう
データリンクで機器を結ぶ
通信方式はデータの流れに着目する
送受信を決める回線制御方式
同期でタイミングをとる
1-5 実際のデータリンクを知ろう
ベーシック手順は基本的な手順
HDLC手順は信頼性を高める
Chapter 2 WAN
2-1 WANの基本をおさえよう
WANで使われる技術を知ろう
2-2 電話回線を利用する
電話回線の仕組みを知る
2-3 パケット交換で結ぶ
パケット交換の種類
パケットの種類を知ろう
パケット交換の手順を知ろう
パケット交換は多重化できる
フロー制御で制限できる
パケット交換の規約を知る
2-4 フレームリレーは高速通信
フレームリレーの仕組みを知ろう
フレームリレーで使うプロトコル
PVCで接続先を固定する
輻輳で知らせるBECNとFECN
2-5 ATMは高速なセルリレー
ATMは固定長のセルを使う
VPとVCで接続する
目的に応じてAALを利用する
2-6 ISDNは統合ディジタル網
ISDNの基本を知ろう
基本インタフェースが普及している
高速な一次群速度インタフェース
ISDNに接続しよう
ISDNのプロトコル
マルチリンク手順が使われる
Chapter 3 LAN
3-1 ネットワーク機器を取り扱おう
LANを構築しよう
LANボードはMACアドレスをもつ
ケーブルで機器を結ぶ
リピータは信号を増幅する
ブリッジはMACアドレスを調べる
ハブは集線する
ルータは経路を選択する
ゲートウェイは異なるネットワークを接続する
LANを構築する
LANを配線する配線方式
3-2 CSMA/CD方式で送信する
LANでは端末同士が対等となる
CSMA/CD方式の仕組みを知る
CSMA/CD方式で使われるプロトコル
CSMA/CD方式で構成するLAN
3-3 トークンを使って送信する
トークンを使うトークンパッシング方式
トークンとデータフレームを調べよう
トークンパッシング方式の種類をおぼえよう
トークンパッシング方式でLANを構成する
Chapter 4 インターネットとTCP/IP
4-1 インターネットは世界規模のネットワーク
インターネットはTCP/IPを使う
インターネットで受けられるサービス
4-2 電子メールを送信しよう
電子メールを使いこなす
電子メールのヘッダを読む
電子メールを配送する
SMTPは電子メールを送受信する
POP3は電子メールを読み出す
MIMEで添付ファイルをあらわす
4-3 Webで情報をたどろう
Webはハイパーリンクによる情報のつながり
Webページを記述するHTML
Webページの位置を指定するURL
HTTPでWebの要素を送信する
Webページ上で活躍する応用技術
4-4 インターネット上のさまざまなサービス
FTPはファイルを転送する
Telnetで遠隔端末を操作する
VoIPで音声電話を実現する
4-5 TCP/UDPで信頼性を管理する
TCPとUDPの特徴を知ろう
TCPパケットの内容を調べよう
TCPコネクションを確立する
TCPパケットを送信する
TCPコネクションを終了する
TCPパケットを再送する
ウィンドウサイズを設定する
スロースタートで開始する
UDPで送信する
Chapter 5 IPとルーティング
5-1 インターネット上の住所をあらわすIPアドレス
IPアドレスはインターネット上の住所
10進数から2進数に変換する
2進数から10進数に変換する
10進表記のIPアドレスを2進表記にする
2進表記のIPアドレスを10進表記にする
5-2 IPアドレスの基本をおさえよう
ネットワークアドレスとホストアドレスからなる
IPアドレスにはクラスがある
サブネットマスクでネットワークを分割する
5-3 DNSで変換する
ドメインネームシステム(DNS)で変換する
DNSの手順をおぼえよう
レコードを調べる
5-4 IPアドレスを無駄なく使う
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
NATとIPマスカレード
DHCPで自動的に割り当てる
IPアドレスを集約する
IPマルチキャストはグループあてに送信する
5-5 IPアドレスとMACアドレスを変換する
ARPはIPアドレスからMACアドレスに変換する
RARPはMACアドレスからIPアドレスに変換する
5-6 パケットの内容を調べる
IPパケットを分割する
IPパケットの内容を調べる
IPv6は128ビット
5-7 経路を選択する
ルーティングを行うプロトコル
ルーティングの方式
RIPはディスタンスベクタ型のプロトコル
OSPFはリンクステート型のプロトコル
BGPはAS間の経路選択プロトコル
Chapter 6 信頼性とセキュリティ
6-1 ネットワークを管理するために
ネットワークを管理する
ネットワークの状況を知らせるICMP
SNMPでネットワークの構成管理をする
6-2 システムの能力と信頼性を考える
サービスの提供を考える
システムの信頼性を表現する
稼働率を計算する
6-3 ネットワーク上の不正を考える
ネットワークには危険がある
不正アクセスによる被害
コンピュータウイルスによる被害
6-4 暗号化と電子署名の仕組み
伝送経路には危険がある
暗号によって盗聴を防ぐ
電子署名によって改ざんを防ぐ
認証局によってなりすましを防ぐ
6-5 セキュリティ技術を駆使する
さまざまなセキュリティ技術がある
SSLはWebページで暗号化を行う
IPSecはIPパケットを暗号化する
インターネットVPNは仮想的な専用線
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