エッセンシャルWPF:Windows Presentation Foundation(星 睦 星 睦 星 睦 Chris Anderson)|翔泳社の本
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エッセンシャルWPF:Windows Presentation Foundation

監修
翻訳
原著

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798114200
定価:
5,280(本体4,800円+税10%)
仕様:
B5変・560ページ
カテゴリ:
プログラミング・開発
キーワード:
#プログラミング,#開発環境,#開発手法,#Web・アプリ開発

アプリケーションは新しい次元へと進む

顧客は、最新のビデオゲームやテレビ番組の「リッチ性」をアプリケーションに求めていました。メディア、アニメーション、およびリッチグラフィックは、あって当然と思われていました。また顧客は、リッチなテキストサポートを求めていました。これは、ほとんどのアプリケーションは何らかのテキストまたはドキュメントを表示するからです。さらに顧客は、アプリケーション、ボタン、ツリー、リスト、テキストエディタなど、ごく基本的なアプリケーションの構築に必要なものを作成するためのリッチなウィジットを求めていました。
マイクロソフトの4つの主要なプラットフォームにより、顧客ニーズの大半は満たすことができました。しかし、これらのプラットフォームは互いに独立していました。プラットフォームの一部を混在させたり組み合わせたりするのは、非常に困難でした。
2001年、マイクロソフトは新しいチームを立ち上げました。彼らの使命は、「4つの主要なプラットフォームを最終的に置き換え、なおかつ顧客がプレゼンテーション空間で求めている新しいシナリオを実現できる、統合型のプレゼンテーションプラットフォームを構築する」という明快なものでした。チームのメンバーの大半は、既存のプレゼンテーションプラットフォームチームから集められました。
こうしてAvalonチームが結成されました。マイクロソフトはPDC 2003でAvalon(当時のコードネーム)を発表しました。その後、プロジェクトはWindows Presentation Foundationという名前で呼ばれるようになりました。
「序章」より抜粋

第1章 はじめに

新しいGUIとしてのWPF
XAMLプログラミングモデルの概要
WPFツアー
アプリケーション構築用のツール
まとめ

第2章 アプリケーション

アプリケーションの原則
アプリケーション
リソースと構成
ウィンドウ
ユーザーコントロール
ナビゲーションとページ
ブラウザでのアプリケーションのホスト
まとめ

第3章 コントロール

コントロールの原則
コントロールライブラリ
構成要素
まとめ

第4章 レイアウト

レイアウトの原則
レイアウトライブラリ
Grid
カスタムレイアウトの記述
まとめ

第5章 視覚要素

2Dグラフィック
3Dグラフィック
ドキュメントとテキスト
アニメーション
メディア
まとめ

第6章 データ

データの原則
リソース
バインディングの基本
CLRオブジェクトへのバインディング
XMLへのバインディング
データテンプレート
テンプレートの選択
高度なバインディング
データ駆動型の表示
まとめ

第7章 アクション

アクションの原則
イベント
コマンド
トリガ
まとめ

第8章 スタイル

スタイルの原則
スタイルの作成
スタイルの適切な使用
まとめ

付録 基本サービス

スレッディングとディスパッチャ
プロパティ
キーボード、マウス、スタイラス
まとめ

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

がりがり君 さん

2015-02-23

この本はC#で書かれたソースコードを徐々にXAMLに落としこむという方法が取られている。WPFにおいて重要な概念であるデータバインディングやコマンドが後半に押しやられてるなどやや癖はあるものの「なぜ」そうなっているのか、を追求したい向きには向いてる。ただし入門者に向いてるとは言いがたく、「概念より文法を先に学ぶべきだろう」と感じてる僕としては、初心者にはお勧めしかねる。WPFにある程度慣れてきた時に最初から通読するとよい。

しろちゃん さん

2014-09-15

掻い摘まんだコードがちりばめられていて、そのままでは動きません。ソースを公開している場所も提示されていないです。解説も行き当たりばったりで、体系的とはいえません。WPFを学ぶならMatthew MacDonald氏のPro Wpf 4.5 in C#が今は頂点だと思う。

ふらく さん

2017-07-18

WPFのリファレンスを読みやすくした本ではなく、WPFの開発者による思想が書かれている。その為、この本を主に使用してWPFが使用できるわけではなく、その事が目的な場合は他の本をお勧めします。ただし、思想を知ることでリファレンスが読みやすくなったり、WPFを使用する際のパターンの構築には役に立つでしょう。