門倉 貴史 著
急激な経済成長を遂げいてる新興国が注目を集めています。
高い水準で持続的な成長が期待できるこれらの国々への投資も広がってきています。
VISTAとは、ポストBRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)として台頭してきている5カ国の頭文字をつなげたものです。
その5カ国とは、ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン。今、最も注目され、投資先としても最有望といわれている国々です。
この有力5カ国の全貌と魅力を、“VISTA”というグループ分けを初めて提唱、確立した経済評論家、門倉貴史があますところなく解説します。
今、なぜVISTAなのか?、各国の現状は今どうなのか?、VISTA各国への投資法にはどういったものがあるのか?、実際の投資商品は?などなど、魅力的かつ有益な情報、データ、知識が満載です。
基本編
第1章 いまなぜVISTAなのか?
ネクスト・イレブンは本当に有力か?
VISTAとは?
VISTAの高成長を支えるエンジン
中長期的に経済規模は大きく拡大
好調に推移するベトナム経済
「チャイナプラスワン」として注目を浴びるベトナム
将来の大国として有望視されるインドネシア
インドネシアのアキレス腱はインフレ
南アフリカは2010年ワールドカップ開催国
危機から脱出したトルコ
欧州と中東の架け橋となるトルコ
経済危機から復活した南米の大国アルゼンチン
VISTA経済の死角は?
第2章 VISTA5カ国の現状
ベトナムの高成長を側面から支える越僑からの送金
急拡大するベトナムの個人消費
低下する失業率、上昇する賃金
アジアのなかでも教育水準の高いベトナム国民
改善が進む「南北格差」の問題
「東西回廊」で発展が期待されるベトナム中部のダナン
3月29日に可決された新投資法
期待される日本からの投資拡大
インドネシアで本格化するバイオ燃料のプロジェクト
南アフリカで生まれた化粧品
南アフリカで増加するビールの消費量
国内販売で圧倒的なシェアを握るSABミラー
騰勢を強めるプラチナの国際価格
中国需要の拡大で南アのマンガン生産が拡大
拡大が続く南アの住宅市場
先行き住宅価格の伸びは徐々に鈍化していく公算大
南アで盛り上がる個人消費
W杯開催準備で公共投資が拡大
ワイン産地としても有名な南アフリカ
世界初の心臓移植手術が行われた南アフリカ
トルコで拡大する金需要
トルコ経済を牛耳る財閥系企業
親日家が多いトルコ人
観光収入が外貨蓄積の重要な手段に
日本人観光客数を5倍に
日本にいても食べられるようになったアルゼンチンのレモン
日本では2003年からアルゼンチン産レモンなどを輸入解禁に
アルゼンチンは世界第2位のトウモロコシ輸出国
アルゼンチンの有力メディア企業
日本でもアルゼンチンタンゴがブームに
VISTAに入れなかったもうひとつの有力新興国
第3章 BRICsとVISTAの株式市場の現状
高度成長期の日本と同じ道をたどるVISTAの株価
新サービスを相次いで導入するブラジルのサンパウロ証券取引所
上昇傾向で推移するボベスパ株価指数
日本からブラジルの株に投資をするには
整備が進むロシアの株式市場
ロシア株の注目銘柄は?
長い歴史を持つインドの株式市場
センセックス株価指数とは?
複雑な中国の株式市場
好調な中国の株式市場
歴史の浅いベトナムの株式市場
長い歴史を持つインドネシアの株式市場
2004年以降上昇傾向で推移するジャカルタ総合株価指数
アフリカを代表するヨハネスブルク証券取引所
上昇傾向で推移する南アフリカ全株指数
他通貨に対して下落する南アのランド
1986年から取引を開始したイスタンブール証券取引所
急上昇するトルコの株価
株価は40年で26.7倍に
活況を呈するブエノスアイレス証券取引所
今後20年間で株価は約9倍の水準に
各国のユニークな銘柄
VISTAの株式市場に投資をする際の注意点
実践編
第4章 VISTA 5カ国への個別投資
世界経済は史上最高の状態!
海外分散投資の必要性
ベトナム グローバルリンクアドバイザーズ「ベトナム株ノーロードファンド」
インドネシア 「個別株投資」
インドネシア(ベトナム) 「投資信託・JFアセアン 成長株オープン」
南アフリカ JPモルガン・アセット・マネジメント「JPM・BRICS5・ファンド」
南アフリカ 「ランド債投資」
トルコ 「リラ・FX投資」
ADR(米国預託証書)
投資信託でも投資は可能
第5章 VISTAファンドを知る
VISTA5ファンド:大和証券に聞く
今明かされる、商品開発の知られざる内幕!
BRICsの成功体験がVISTAへの大きな期待につながった
投資信託は「こうしてできる」
100社の運用会社に対し、商品化する投信はわずか年間10数本!
ベトナム投資の需要の高まりがきっかけ
「ウィンドウズ・ビスタ」が発売されて冷や汗
大和証券初の「ネット専用ファンド」の成否
投信開発担当者の「知られざる日常」
「JPM・VISTA5・ファンド」購入の方法
VISTA5ファンド:JPモルガン・アセット・マネジメントに聞く
インドネシア・南アフリカ・トルコに大きく配分
世界的規模を活かした「エマージング投資」に強み
「VISTA」の概念が生まれる前から注目の市場だった!!
各国に精通する担当者の情報でポートフォリオを構築
将来の上昇トレンドに連動させるためのインフラ的な意味を持つ
投資の前に知っておきたいVISTAのリスク
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 004 1行目 |
2刷 | 未 |
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2007.07.05 | ||||
1刷 | 052 11行目 |
2刷 | 未 |
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2007.07.05 | ||||
1刷 | 202 2.3行目 |
2刷 | 未 |
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2007.07.05 |
Dr.A@フォトリーダー さん
VISTA(ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチン)というpost BRICsと目される5つの国名を覚えられることにこの本の意義はある。2007年の本だし、投資するなら気になった国の今の経済状況をちゃんと調べてから投資しよう。もちろん目的としてはモルガンのVISTAファンドの宣伝のための本なので、むやみにつられぬよう。
しょうたろう さん
2011-11-06
今を時めく門倉さんの本。新興国の株はアゲサゲが激しいから楽しめそうな半面、資産がぶっ飛ぶという危険性も。