新丈 径 翻訳
新丈 径 原著
Dharma Shukla 著
Bob Schmidt 著
Windows Workflow Foundation(WF)は、外部のエンティティからの刺激に反応して動作するリアクティブなプログラム作成の汎用プログラミングフレームワークです。実行中に入力を待機し、期間の長短にかかわらず、その動作を一時的に中断するのがリアクティブなプログラムの大きな特徴です。
もちろん、リアクティブなプログラムは取り立てて新しいものではありません。コンピュータでネットワークが形成されるようになって以降、何が便利だったかといえば、あるマシンで動作しているプログラムが別のマシンで動作しているプログラムと通信をすることでした。データ交換は、1台のコンピュータ上で動作している複数のプログラムに対しても適用されます。プログラム間通信のために、ソケットからWebサービスに至る、さまざまなテクノロジーが使われてきました。このように、相互運用性やスケーラビリティ、あるいは学習コストの低いプログラミングモデルなどは大きく前進したものの、リアクティブなプログラムを組み合わせる方法についてはほとんど関心が払われてこなかったのが実情です。これまでの、広く使われているプログラミングモデルでは、開発者はさまざまな操作の中から適切な制御フローを使うにあたって吟味し選択しなければなりません。
WFはこれに変化を起こそうとしているのです。
「序章」より抜粋
第1章 WF逍遥
スレッドアジリティとプロセスアジリティ
ブックマーク
再開可能なプログラムステートメント
アクティビティの複合
プログラムステートメントのライフサイクル
制御フロー
複合プログラムステートメント
制御フローの堅牢性
現実世界の制御フロー
宣言的なプログラム
まとめ
第2章 WFプログラム詳解
WFプログラミングモデル
WFランタイム
まとめ
第3章 アクティビティの実行
スケジューリング
アクティビティオートマン
ブックマークについてもう一度
アクティビティの初期化と終了処理
複合アクティビティの実行
WFスレッド
まとめ
第4章 より深く:アクティビティの実行
アクティビティの実行コンテキスト
取り消し処理
失敗の処理
補正
まとめ
第5章 アプリケーション
WFランタイム
WFプログラムのインスタンス
WFプログラムのインスタンスの作成
WFプログラムのインスタンスの実行
WFプログラムのインスタンスのパッシブ化
WFプログラムのインスタンスの中断
WFプログラムのインスタンスの強制終了
WFプログラムのインスタンスの中止
WFプログラムのインスタンスの実行完了
WFプログラムのインスタンスのライフサイクル
まとめ
第6章 トランザクション
TransactionScopeActivity
永続化ポイント
トランザクションサービス
トランザクションを使用したデータの配送
まとめ
第7章 高度なWFプログラムの開発
依存関係プロパティ
XAMLを使用したアクティビティ型の定義
アクティビティコンポーネントモデル
検証
コンパイル
デザイナのシリアル化
まとめ
第8章 触れておくべきその他のことがら
条件とルール
実行中のWFプログラムのインスタンスの動的な変更
追跡
デザイナ
デザイナのホスト
まとめ
付録 A アクティビティオートマン
付録 B 制御フローパターン
ピック
グラフ
ナビゲータ
ステートマシン
コントローラ
まとめ
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