中條 拓伯 監修
中條 拓伯 翻訳
中條 拓伯 原著
John L. Hennessy 著
David A. Patterson 著
天野 英晴 翻訳
天野 英晴 原著
吉瀬 謙二 翻訳
吉瀬 謙二 原著
佐藤 寿倫 翻訳
佐藤 寿倫 原著
「RISC」育ての親、ヘネシー&パターソン両教授によるコンピュータアーキテクチャの定番書。初版は1994 年2 月、日経BP 社より刊行され、大ベストセラーになりました。本書はその改訂第4 版を翻訳したものです。姉妹書「コンピュータの構成と設計第3版 上巻・下巻」(日経BP社)はハードウェアからソフトウェアまで網羅した書籍でベストセラーになっています。本書は、CPUアーキテクチャ設計中心にハードウェアにおけるシステムアーキテクチャを詳細に解説。付録のCD-ROMも初邦訳され、さらに学習しやすくなりました。コンピュータの仕組みを学べる定番書として欠かせない一冊です。
1章 計算機設計の基礎
1.1 はじめに
1.2 コンピュータのクラス
1.3 コンピュータアーキテクチャを定義する
1.4 実装テクノロジのトレンド
1.5 半導体の電力のトレンド
1.6 コストのトレンド
1.7 ディペンダビリティ(dependability)
1.8 性能の測定、報告、整理の方法
1.9 計算機設計の定量的な原則
1.10 総合的な実例:性能と価格性能比
1.11 誤った考えと落し穴
1.12 おわりに
1.13 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(Diana Franklin)
2章 命令レベル並列性とその活用
2.1 命令レベル並列性:概念とチャレンジ
2.2 命令レベル並列性を見出すための基本的なコンパイラ技術
2.3 予測による分岐コストの削減
2.4 動的スケジューリングによるデータハザードの克服
2.5 動的スケジューリング:例題とアルゴリズム
2.6 ハードウェアベースの投機処理
2.7 多重命令発行と静的スケジューリングを用いた命令レベル並列性の抽出
2.8 動的スケジューリング、多重命令発行および投機処理を用いた命令レベル並列性の抽出
2.9 命令供給と投機処理のための高度な技術
2.10 総合的な実例:Intel Pentium 4
2.11 誤った考えと落し穴
2.12 おわりに
2.13 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(Robert P. Colwell)
3章 命令レベル並列性の上限
3.1 はじめに
3.2 ILPの上限
3.3 実現可能なプロセッサでのILPの上限
3.4 他の章との関連:「ハードウェアによる投機」対「ソフトウェアによる投機」
3.5 マルチスレッディング:スレッドレベル並列性抽出のためのILPサポートの利用
3.6 総合的な実例:先端的多重命令発行プロセッサでの性能と効率
3.7 誤った考えと落し穴
3.8 おわりに
3.9 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(Wen-mei W. HwuとJohn W. Sias)
4章 マルチプロセッサとスレッドレベル並列性
4.1 はじめに
4.2 対称型共有メモリアーキテクチャ
4.3 対称型共有メモリマルチプロセッサの性能
4.4 分散共有メモリとディレクトリベースコヒーレンス制御
4.5 同期:その基本
4.6 メモリコンシステンシモデル:導入
4.7 他の章との関連
4.8 総合的な実例:Sun T1マルチプロセッサ
4.9 誤った考えと落し穴
4.10 おわりに
4.11 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(David A. Wood)
5章 メモリ階層の設計
5.1 はじめに
5.2 キャッシュの性能向上のための11のより進んだ改良法
5.3 メモリ技術と最適化
5.4 保護:仮想記憶と仮想マシン
5.5 他の章との関連:記憶階層の設計
5.6 総合的な実例:AMD Opteronの記憶階層
5.7 誤った考えと落し穴
5.8 おわりに
5.9 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(Norman P. Jouppi)
6章 ストレージシステム
6.1 はじめに
6.2 ディスク記憶装置の最近の動向
6.3 実際の欠陥と障害の定義と例
6.4 I/O性能、信頼性の測定およびベンチマーク
6.5 待ち行列理論入門
6.6 他の章との関連
6.7 I/Oシステムの設計と評価:インターネットアーカイブクラスタの例
6.8 総合的な実例:NetApp FAS6000ファイラ
6.9 誤った考えと落し穴
6.10 おわりに
6.11 歴史的展望と参照事項
演習問題付きケーススタディ(Andrea C. Arpaci-Dusseau、Remzi H. Arpaci-Dusseau)
付録 A パイプライン処理:基本および中間的な概念
A.1 はじめに
A.2 パイプライン処理の主要な障害:パイプラインハザード
A.3 パイプラインの実装法
A.4 何がパイプラインの実装を困難にするのだろう?
A.5 複数サイクル演算を扱うためのMIPSパイプライン拡張
A.6 総合的な実例:MIPS R4000パイプライン
A.7 他の章との関連
A.8 誤った考えと落し穴
A.9 おわりに
A.10 歴史的展望と参照事項
付録 B 命令セットの原理と例
B.1 はじめに
B.2 命令セットアーキテクチャの分類
B.3 メモリアドレッシング
B.4 オペランドタイプとオペランドサイズ
B.5 命令セットにおける命令操作
B.6 制御のための命令
B.7 命令セットのエンコード
B.8 他の章との関連:コンパイラの役割
B.9 他の章との関連:MIPSアーキテクチャ
B.10 誤った考えと落し穴
B.11 おわりに
B.12 歴史的展望と参照事項
付録 C 記憶階層の復習
C.1 はじめに
C.2 キャッシュの性能
C.3 6つの基本的なキャッシュ改良法
C.4 仮想記憶
C.5 仮想記憶の保護とその例
C.6 誤った考えと落し穴
C.7 おわりに
C.8 歴史的展望と参照事項
CD-ROM収録付録
付録 D 組み込みシステム
付録 E 相互結合網
付録 F ベクトルプロセッサ
付録 G VLIW・EPIC向けハードウェアとソフトウェア
付録 H 大規模マルチプロセッサと科学技術アプリケーション
付録 I コンピュータの演算法
付録 J さまざまな命令セットアーキテクチャ
付録 K 歴史的視点と参考文献
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ページ数 | 内容 | 書籍修正刷 | 電子書籍訂正 | 発生刷 | 登録日 | ||||||
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002 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
010 「2. メモリアドレス」5行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
012 浮動小数点 「SUB.D、SUB.S、SUB.PS」の「命令の意味」 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
025 8行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
027 下から3行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
036 式 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
037 例題1.6 1行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
053 「誤った考え」2つ目 1行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
056 14行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
064 ■の5つ目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
065 1.13 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
101 図のキャプション 最終行 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
105 図2.10 リザベーションステーション Load2のA |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
105 図2.10 リザベーションステーション Add1のVk |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
105 図2.10 リザベーションステーション Mult2のVk |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
107 図2.11 リザベーションステーション Mult1のVj |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
107 図2.11 リザベーションステーション Mult2のVk |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
108 図2.12 「リザベーションステーションrが空」の「動作および管理情報の更新作業」4行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.07.10 | ||||||
111 下から9行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
117 図2.15 「リオーダバッファ」の「状態」 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.07.10 | ||||||
131 図2.21 項目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
131 図2.21 項目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2008.04.22 | ||||||
134 例題2.11 解答 5行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.07.10 | ||||||
141 13行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
213 15行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
238 8行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
258 「4.5 同期:その基本」4~5行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
260 8行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
274 T1の性能 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
276 下から2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
277 4~5行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
278 図のキャプション 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
284 下から5行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
285 誤った考え |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.10 | ||||||
300 下から10行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
326 図5.10 |
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未 | 未 | 1刷 | 2012.01.04 | ||||||
329 図のキャプション 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
334 図の下の本文 5行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
336 図5.10 |
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未 | 未 | 1刷 | 2012.01.04 | ||||||
345 「DRAMチップ内のメモリ性能の改善」8行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
352 下から2行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
354 ページ最終行 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2012.01.04 | ||||||
354 下から14行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
369 表の項目名「Opteron」 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
382 コード3行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
408 2つめの■ 3行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
427 9行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
429 例題6.2 解説 最後の式 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.17 | ||||||
471 13行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
477 14行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
483 本文6行目、最終行 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
550 12行目 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
582 「手続き呼び出しにおける選択肢」最終行 |
|
未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
597 ■の3つ目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
600 最終行 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
604 浮動小数点 「SUB.D、SUB.S、SUB.PS」の「命令の意味」 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
621 「記憶階層における4つの問い」3行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
627 例題C.3 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
627 例題C.3 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
633 6行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
634 例題C.5 解答 3行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
635 4行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
636 11~12行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
636 7行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
637 本文1行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2012.01.04 | ||||||
639 最後の式 一番右側の項 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
645 図C.12 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
646 2行目 |
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2刷 | 未 | 1刷 | 2009.08.18 | ||||||
649 最終行の式 一番右側の項 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
650 下から9行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
658 下から8~7行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
664 4行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
727 下から7行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
vi 8行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
xv 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.01 | ||||||
xvii 謝辞 2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
表紙裏 「11」下から2行目 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 | ||||||
裏表紙の裏 浮動小数点 「SUB.D、SUB.S、SUB.PS」の「命令の意味」 |
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未 | 未 | 1刷 | 2011.06.16 |
kaizen@名古屋de朝活読書会 さん
2012-09-26
C言語の移植性を考えるためコンピュータのアーキテクチャを勉強。「コンピュータの設計と構成」と併読む。付録Bにコンパイラに関連する命令セットの話。インテルの成功の理由を3つ。1初期のIBM PCで採用。バイナリ互換が重要。2十分なハードウェア資源が利用でき80x86命令を内部でRISC命令セットに飜訳しRISCライクな命令を実行。3PCマイクロプロセッサは市場規模が非常に大き井。ハードウェアによるRISC命令への返還に要する設計費用が増加しても容易に償却。製品の費用を低下。
fjt7tdmi さん
コンピュータアーキテクチャに興味がある人は読んでおいた方が良い一冊、それ以外の人はここまでの知識は必要なという一冊。 私が最初にこの本を読んだ時点では第4版だったのだが、最新の第6版で大きく更新されており、RISCV やら DSA やら流行りの内容を扱うようになった。 これから読む人は、最新版だけ読むのが良いだろう。