.NET Framework 3.0の新機能であるWPFによって、今までのアプリケーション開発の概念は大きく変わろうとしています。
ユーザーが真の意味で“新しい体験”を得られるような、そのアプリケーションを使うことに価値を感じるような、そんなエクスペリエンス体験を味わえるアプリケーション開発へとシフトしようとしています。
これまでのようにデザイナーとデベロッパーが綱引きをしながらのアプリケーション開発ではなく、共にユーザーを見据えての開発が必要になっているのです。
本書は、ユーザーに真のエクスペリエンスをもたらすアプリケーション構築ツール・Expression Blendを中心に、アプリケーション開発には必須となる「プロジェクト全体のデザイン」から「アプリケーションのデザインと設計」、そしてVisual StudioとBlendを使った「開発」までを、サンプルアプリケーションを元に解説していきます。
デベロッパーだけ、あるいはデザイナーだけではない、アプリケーション開発にかかわるすべての人々に贈る、次代への解説書です。
第1部 なぜBlendが必要なのか
Chapter 1 次代を拓くテクノロジー:BlendとWPF
WPFってなんだろう
開発に利用するツール
WPFアプリケーション開発事例
Chapter 2 エクスペリエンスデザインの重要性
体験のもたらす力
ソフトウェアにおけるエクスペリエンス
エクスペリエンスデザイン
エクスペリエンスデザインへの取り組み
Chapter 3 エクスペリエンスの実現におけるチーム開発
インタラクティブアプリケーションに必要な要素
エクスペリエンスチームモデル
インタラクティブアプリケーションを取り巻く環境の変化
よりよいエクスペリエンスをユーザーに届けるために
コラム「Silverlight」
第2部 Blendによるアプリケーション開発の実際
Chapter 4 導入編 開発環境構築とBlendの構成
開発に必要な環境とツール類
Blendの起動
Chapter 5 基礎編 Blendファーストステップ
コントロールとパネル
データ連携
アニメーション
Chapter 6 実践編 Webサービスを使ったWPFアプリケーション開発に挑戦!!
はじめに
「Blending Circle」の機能説明
設計を行う
Blending Circleであらかじめ実装されているAPI
アプリケーション概要
より実践的なWPF開発に向けて
「サムネイルサークル」PhotoCircle.xaml
「3Dフォトビューアー」PhotoViewer.xaml
デザインの適用
イベント
リリース
まとめ
Chapter 7 番外編 3D/メディアに挑戦
Blendでサウンド
Blendで3D
まとめ
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