【改訂版】組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C言語版](独立行政法人情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター)|翔泳社の本
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【改訂版】組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C言語版]

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形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798115030
定価:
1,885(本体1,714円+税10%)
仕様:
B5変・176ページ

ソフトウェア実装品質向上へ!コーディング規約策定への指針

高品質なC 言語コーディングのためには、開発者の暗黙の了解でコードを記述するのではなく、コーディング規約を定め、規約に基づいてコードを記述することが有効です。しかし、コーディング規約を制定するためには、C 言語の文法に精通している必要があることなど、高いスキルと多大な労力が必要です。また、開発者への理解を深め、普及・徹底を図ることに大きな障壁があることも事実です。本書は、C 言語のコーディング規約を策定している方を対象にした「コーディング作法ガイド」です。本書は、品質特性に対応して分類した作法と、それに対応するルール群から構成されています。コーディング規約を策定する方は、ルール群の中から必要部分を取捨選択することにより、目的に見合ったコーディング規約を策定することが可能になりました。

Part 1 コーディング作法ガイドの読み方

1 概要
  1.1 コーディング作法とは
  1.2 コーディング作法の目的と位置づけ・想定利用者
  1.3 コーディング作法の特徴
  1.4 本ガイド利用に関する注意事項
2 ソースコード品質のとらえ方
  2.1 品質特性
  2.2 品質特性と作法・ルールの考え方
3 本ガイドの利用方法
  3.1 本ガイドの利用シーン
  3.2 新規コーディング規約の作成
  3.3 既存コーディング規約の充実
  3.4 プログラマの研修、独習のための学習教材

Part 2 組込みソフトウェア向けコーディング作法:作法表

作法表の読み方
作法表中の用語
組込みソフトウェア向けコーディング作法
  信頼性
  保守性
  移植性
  効率性

Part 3 組込みソフトウェアにありがちなコーディングミス

組込みソフトウェアにありがちなコーディングミス
  1 意味のない式や文
  2 誤った式や文
  3 誤ったメモリの使用
  4 論理演算の勘違いによる誤り
  5 タイプミスによる誤り
  6 コンパイラによってはエラーにならないケースがある記述

付録

付録 A 作法・ルール一覧
付録 B C言語文法によるルール分類
付録 C 処理系定義文書化テンプレート

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2007年09月04日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 030
R1.3.2
適合例: int ptrdiff_t off; var1[10]; 不適合例: int ptrdiff_t off; var1[10], var2[10],
適合例: ptrdiff_t off;   /* ptrdiff_tはstddef.hにて定義されているポインタ減算結果の型 */int var1[10];    不適合例: ptrdiff_t off;    /* ptrdiff_tはstddef.hにて定義されているポインタ減算結果の型 */int var1[10], var2[10];

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2007.09.04
1刷 033
R2.2.1
適合例: /* fune1は(以下略)
/* func1は(以下略)

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2007.09.04
1刷 034
R2.3.1
適合例、不適合例の2カ所: if (i < MAX < 1)
適合例、不適合例の2カ所: if (i < MAX + 1)

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2007.09.04
1刷 050
R3.5.1
if-else if 文は、最後にelse 節を置く。 通常、else 条件が発生しないことがわかっている場合は、 次のいずれかの記述とする。 (i) else 節には、例外発生時の処理を記述する。 (ii) else 節には、プロジェクトで規定したコメントを入れる。
<< if-else if 文は、最後にelse 節を置く。 通常、else 条件が発生しないことがわかっている場合は、 次のいずれかの記述とする。 (i) else 節には、例外発生時の処理を記述する。 (ii) else 節には、プロジェクトで規定したコメントを入れる。>>

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2007.09.04
1刷 051
R3.5.2
switch 文は、最後にdefault 節を置く。 通常、default条件が発生しないことがわかっている場合は、 次のいずれかの記述とする。 (i) default 節には、例外発生時の処理を記述する。 (ii) default 節には、プロジェクトで規定したコメントを入れる。
<< switch 文は、最後にdefault 節を置く。 通常、default条件が発生しないことがわかっている場合は、 次のいずれかの記述とする。 (i) default 節には、例外発生時の処理を記述する。 (ii) default 節には、プロジェクトで規定したコメントを入れる。>>

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2007.09.04
1刷 072
他の実行単位により更新される可能性のある領域 はvolatileであることを示す宣言を行う。
M1.11.2 他の実行単位により更新される可能性のある領域 はvolatileであることを示す宣言を行う。

こちらからページ全体のPDFをダウンロードいただけます(約550kB)
2007.09.04
1刷 102
M4.7.2
#ifdef、#ifndef、#ifに対応する#else や#endif は、同一ファイル内に記述し、プロジェクトで規定し たコメントを入れ対応関係を明確にする。
<<#ifdef、#ifndef、#ifに対応する#else や#endif は、同一ファイル内に記述し、プロジェクトで規定し たコメントを入れ対応関係を明確にする。>>

こちらからページ全体のPDFをダウンロードいただけます(約550kB)
2007.09.04

感想・レビュー

kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

2015-04-03

IPA/SECの組み込み関連文献の中では、ETSSに次いでよく参照。ISO/IEC 25010を参照して品質指標と対応づけようとしているところはよい。MISRA-Cとの対応づけが一部だけなのが残念。やるならとことんやるのがCプログラマ。MISRA-C:2012の参考文献にあがっている。東陽テクニカの二上さんの努力が伺い知ることができる。