Joel Spolsky 著
青木 靖 翻訳
青木 靖 原著
ソフトウェア開発の世界は、良い読み物を必要としている。著者が16人もいる、グロークンな外国人の英語で書かれたクラスライブラリに関する2000ページの本をまた読まなければならないなら、私は頭がおかしくなってしまう。似非学術的に気取って書かれたハードカバーのオブジェクト指向モデリングの本は、もうFog Creekの図書室に入れるつもりはない。ゴミ箱に直行だ。熱心な9歳児やSlashdotのトレッキーが書いた、Microsoftのバグだらけのコードに対する、元気のいい攻撃文をもしまた読まなきゃならないんだったら、私はとがった鉛筆で目玉を突っつきたくなるかもしれない。やめてくれ、お願いだからやめてくれ!
そしてこれが、ゲリー・コーネルがこの本を提案してきたときに私がそのアイデアに飛びついた理由だ。これは、去年かそこらに書かれたソフトウェアについての読み物で最高のものを紹介するチャンスだ。
(本書「はじめに」より)
ケン・アーノルド
スタイルは内容である
リーオン・バンブリック
最もおバカなユーザインタフェース賞:Windows検索
マイケル・ビーン
プログラマのアウトソーシングの落とし穴
ローリ・ブライス
データベースとしてのExcel
アダム・ボズワース
ICSOC04講演
ダナ・ボイド
自閉的ソーシャルソフトウェア
レイモンド・チェン
なぜ、アンドキュメンテッドな振る舞いに依存するアプリケーションを単に締め出さないのか?
ケビン・チェン、トム・カイ
ラマを蹴っ飛ばす
コリー・ドクトロウ
カナダのインターネットをWIPOから救え
ea_spouse
EA:人間の物語
ブルース・エッケル
強い型付け vs. 強いテスト
ポール・フォード
Processingのプロセシング
ポール・グレアム
すごいハッカーとは
ジョン・グルーバー
ロケーションフィールドは新しいコマンドラインである
グレガー・ホペ
スターバックスは2フェーズコミットを使わない
ロン・ジェフリーズ
情熱
エリック・ジョンソン
C++―忘れられたトロイの木馬
エリック・リッパート
電球を替えるのにMicrosoft社員は何人必要か?
マイケル・“ランズ”・ロップ
ハマったときにどうするか
ラリー・オスターマン
ラリーのソフトウェアエンジニアリングの法則第2番:テストメトリクスでテスタを測定することはできない
メアリー・ポッペンディーク
チームへの報奨
リック・ショート
MAC WORD 6.0
クレイ・シャーキー
グループにとっての最悪の敵は自分自身である
クレイ・シャーキー
ユーザとしてのグループ:フレーミングとソーシャルソフトウェアのデザイン
エリック・シンク
ギャップを埋める パート1
エリック・シンク
ギャップを埋める パート2
エリック・シンク
採用の危険
アーロン・シュワルツ
PowerPointリミックス
ホワイ・ザ・ラッキースティフ
(マンガのキツネと学ぶ)短時間の(そして願わくは辛くない)Rubyコース
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人生ゴルディアス さん
2018-11-03
ソフトウェアの書き方の本ではない(最後にRubyの妙な解説があるが)。ソフトウェア開発に関係のありそうな話題を色々詰め込んだエッセイ集なので、ソーシャルツールの心理的特性とかの話があるかと思えば、有名ゲーム会社がブラックすぎるという告発もある。文章がギーク的ノリなので読んでてとても楽しい。また2003年の本なのでインターネット老人会会員にはとても楽しめる(「ブログのための技術はすでに1994年にすべてあった。だが我々が手に入れたのはジオシティーズだ」ににやりとできるのは限られた世代だけだ)。面白かったです
shachou さん
2015-04-22
ソフトウェアに関する様々な話題のブログ投稿などがまとめられている。質はあまり高くない。
れいん さん
2012-08-30
後方互換性を保つためのMicrosoftの努力が垣間見えた。読みものとしては、Joel on Softwareの方が好き。