瀬川 陣市 著
デジカメユーザーの目的は、写真を撮ることではなく、撮った写真をどこかに掲載し、人に見せることです。そのため、アマチュアであっても、「プロのようないい写真を撮りたい」と願っています。本書では、「いい写真」とはどういう写真なのか、具体的にどう撮影したらいいのかを、わかりやすく説明しています。全項目を見開きで展開しているので、どこから読んでも理解できます。また、サンプル写真を豊富に掲載しているので、見ているだけで楽しく、写真の勉強になる1冊です。
Chapter 1 写真を知る
写真は技術とコンセプトからできている
コンセプトを決めると撮影方法が決まる
ありきたりの写真を最大の努力で撮影する
写真のジャンルを知り適切な場所で発表する
写真をキャプションが記事を読ませる
新聞記事の写真から「ひと目で伝わる」を学ぶ
オリジナリティを加える方法
Chapter 2 撮影前に準備すること
いい写真の裏に隠れた入念な事前準備
自分にとって最適なカメラ選び
シャッターチャンスを逃さない準備
チェックリストで基本事項の確認モレを防ぐ
的確な状況判断でベストショットをおさえる
撮影前のイメージ力を磨く
作り上げる撮影と瞬間を記録する撮影の違い
画面に写っているものすべてに意味がある
足し算、引き算で画面を整える
1枚の写真が持つ100の言葉より強く伝える力
よりスムースな撮影のために事前にしておく準備
掲載トラブルを防ぐ撮影者のマナー
急場をしのぐ撮影小道具の代用品
演出は小物とレンズの掛け合わせ
Chapter 3 撮影テクニック
基礎を踏まえて独自のスタイルを築く
配置、スペース、ラインの3つが構図を作る
被写体の持つラインを構図作りに活かす
写真の主役は1つにしぼりシンプルに
フラッシュの光量が雰囲気を決める
ブレを防ぐ三脚の使い方
レフ板で明るい写真を作る
影とコントラストを使いこなす
優先順位で決める撮影モード
色味で失敗しないホワイトバランスの選び方
露出補正で写真の明るさを決める
オートとマニュアルを使い分けて確実にピントを合わせる
広角・望遠の画角を意識する
撮影シーンに合わせたシャッターモードの選び方
写真の使い道に合った画素数を選ぶ
撮影シーンに合った絞りを選ぶ
Chapter 4 シーンに合わせた撮影
作業手順を写真だけで伝えきる
作業前の素材の姿をおさえる
食器が描くラインを活かして構図を作る
臨場感を出すシズル感を作る
湯気が出た瞬間を確実にとらえる
完成した料理は最高の演出で引き立てる
静物を引き立てる背景作り
ライトボックスで光を多角的に当てる
光物撮影ではあえて白い反射を作る
マクロ機能を使ったクローズアップ撮影
手の動きで表現するインタビュー撮影
動きが予測できないペットや子どもを撮る
ポーズと光を駆使したポートレート撮影
顔を写さずに人物を表現する
露出補正で変わる夕日のある風景
イルミネーションの輝きをおさめる
紅葉の赤と黄色を美しく撮る方法
海面が反射する太陽光のコントロール方法
打ち上げ花火にタイミングを合わせる
人と建物が作る街の風景を撮る
異邦人の視点と自分なりの軸で海外を撮る
月並みな「和」を独自の視点で撮る
撮影設定を調整してバリエーションに富んだ夜景を撮る
Chapter 5 撮影後の作業
撮影した画像を的確に選び、保管する
写真を選ぶ基準は技術とコンセプト
読者を引き込むインパクトのある写真を選ぶ
人物写真のセレクト基準
静物写真のセレクト基準
読者を引きつける写真の見せ方
画像モードはレタッチの有無で決める
トリミングで写真を変える
画像補正で明るさ、色味を変える
内容に合わせた写真と本文の配置と配分
欲しい写真がひと目でわかるナンバリング
複数の場所にバックアップを置く
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