一志 達也 著
PL/SQLとは、Oracle向けの問い合わせ言語のことで、データベース内のデータを操作できます。OracleにはGUIベースの機能が充実しており、これらの機能を利用すれば簡単にデータを操作できます。しかし、定期的な作業や繰り返し行なう作業には、GUI機能を使うよりPL/SQLでプログラミングしたほうが効率良く行なえます。そのため、PL/SQLの習得はOracleユーザーにとって必須と言えます。本書は、変数、配列などの基礎知識から、ストアドプロシージャ、分岐処理などの応用的な使い方までを解説しています。まさに、PL/SQLの習得にうってつけの1冊です。
本書はDBマガジンに人気連載「PL/SQLハイスクール」(全14回)に加筆/修正を加え、1冊にまとめたものです。
Chapter 01 PL/SQLはどのような場面で使うのか
繰り返し行なう操作はプログラムで
PL/SQLはプログラム言語
PL/SQLのメリット
なぜ処理が速くなるのか
まとめ
Chapter 02 PL/SQLの実行環境と基本構文
PL/SQLの実行に必要な環境
SQL Developerを入手しよう
SQL Developerを起動してみよう
SQL Developerの初期設定
SQLとPL/SQLの実行
PL/SQLの基本的な構文を学習しよう
まとめ
Chapter 03 変数の宣言と利用
変数ってなんだ?
似て非なる変数と定数
複数の値を格納できる配列
PL/SQLでは宣言をまとめて実施
変数を宣言してみよう
定数の宣言方法
特別なデータ型
値の代入と利用法
まとめ
Chapter 04 データ抽出とカーソル処理
なぜSELECT文でエラーが発生するのか
複数の値を代入できるSELECT…INTO…FROM文
取り出したデータを1行ずつ扱うカーソル
刻々と変化するデータへの対処
カーソル処理の手順
まとめ
Chapter 05 制御構造とカーソル処理
制御構造
分岐処理の記述―IF
反復処理の記述
まとめ
Chapter 06 配列の定義と活用
配列とPL/SQLは相性が良い
配列の種類
配列の定義は2ステップ
配列に欠かせない添字
配列への値の格納
ネスとした表やVARRAYへの値の格納
配列の値の参照
配列の操作メソッド
集合演算子の利用
まとめ
Chapter 07 配列の応用的活用
横に複数の値を格納する配列―レコード
縦横に複数の値を格納する配列
配列への値の格納―SELECT文での格納
配列への値の格納―カーソル処理での格納
配列への値の格納―RETURNING INTO句での格納
配列を使用するうえでの落とし穴
配列の値をデータベースへ格納する方法―FORALL文
まとめ
Chapter 08 例外処理の方法
エラー=例外
例外処理部の作り
事前に定義された例外と自分で定義する例外
例外が処理されなかったらどうなるのか
あらゆる例外を受け取れるハンドラ
処理した例外をPL/SQLプログラムの外部に戻す方法
例外処理後に処理を続行する方法
エラーコードとエラーメッセージの取得
まとめ
Chapter 09 PL/SQLブロックのネストとサブプログラム
PL/SQLブロックのネスト
共通のロジックはひとまとめに
関数―引数と戻り値
ファンクションとプロシージャ
まとめ
Chapter 10 ストアドプログラム
より効率的な処理の共通化
ストアドプログラムとは
ストアドプログラム化するメリット
ストアドプログラムの作成
まとめ
Chapter 11 ストアドプログラムのデバッグ
コンパイルエラーでも登録されるストアドプログラム
エラーの内容の確認
プログラム作成のコツ
SQL DeveloperによるPL/SQL開発
まとめ
Chapter 12 トリガーの作成
トリガーとは
トリガーの作成方法
まとめ
Chapter 13 パッケージの作成
パッケージとは
パッケージの仕様部と本体部
パッケージの呼び出し方
パッケージのメリット
パッケージ特有の機能
まとめ
Chapter 14 PL/SQLを活用するためのさまざまなテクニック
ユーティリティパッケージとは
動的SQLの実行
ファイルの読み書き
PL/SQLによるWebページの作成
PL/SQLのパフォーマンスを向上させるために
まとめ
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