Al Ries 著
Laura Ries 著
黒輪 篤嗣 翻訳
黒輪 篤嗣 原著
本書では、マネジメント(左脳)とマーケティング(右脳)とで意見が対立する25のテーマについて、掘り下げていく。
右脳から生まれたマーケティングの案は、左脳で理詰めで考える経営者には、なかなか大賛成してもらえない。それは単に理解できないからだ。
では、どうすべきか?
「あなたがたの提案はどう考えてもばかげているが、信頼しているので採用する」
築きたいのは、こういう関係だ。
序章
ビロードの厚い幕
第1章
マネジメントは「現実」に取り組む
マーケティングは「認識」に取り組む
第2章
マネジメントは商品に力を注ぐ
マーケティングはブランドに力を注ぐ
第3章
マネジメントはブランドを持とうとする
マーケティングはカテゴリーを持とうとする
第4章
マネジメントはよりよい商品を求める
マーケティングはほかとはちがう商品を求める
第5章
マネジメントはフルラインナップを好む
マーケティングはラインナップを絞る
第6章
マネジメントはブランドの拡大を図る
マーケティングはブランドの縮小を図る
第7章
マネジメントは“ファースト・ムーバー”を目指す
マーケティングは“ファースト・マインダー”を目指す
第8章
マネジメントは“ビッグバン”を期待する
マーケティングはスロースタートを予想する
第9章
マネジメントは市場の中央を狙う
マーケティングは両極のどちらかを狙う
第10章
マネジメントはすべてを詰め込もうとする
マーケティングは一語で表現しようとする
第11章
マネジメントは抽象的な言葉を使う
マーケティングは視覚的な表現を使う
第12章
マネジメントはブランドをひとつにしようとする
マーケティングはブランドの数を増やそうとする
第13章
マネジメントは才気を重視
マーケティングは実績を重視
第14章
マネジメントはダブルブランド派
マーケティングはシングルブランド派
第15章
マネジメントは永遠の成長を目指す
マーケティングは市場の成熟に備える
第16章
マネジメントは新しいカテゴリーをつぶす
マーケティングは新しいカテゴリーを生み出す
第17章
マネジメントは情報を伝えようとする
マーケティングはポジションを獲得しようとする
第18章
マネジメントは顧客を一生、手放すまいとする
マーケティングは顧客を短期間で手放すことをいとわない
第19章
マネジメントは割引券とセールが大好き
マーケティングはそれらが大嫌い
第20章
マネジメントはライバルのまねをする
マーケティングはライバルの反対を狙う
第21章
マネジメントは名称の変更を嫌う
マーケティングは名称の変更をいとわない
第22章
マネジメントは絶えざるイノベーションに必死
マーケティングはひとつのイノベーションで満足
第23章
マネジメントはマルチメディアを礼賛
マーケティングはマルチメディアに懐疑的
第24章
マネジメントは短期的にものごとを見る
マーケティングは長期的にものごとを見る
第25章
マネジメントは常識を拠りどころにする
マーケティングはマーケティングの感覚を拠りどころにする
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 099 8行目(箇条書き部分の最終行) |
2刷 | 未 |
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2009.07.27 |
Kaz さん
2014-04-06
仕事にしろ私生活にしろ、「何であの人とは話が噛み合わないのだろう」と感じるときに読むと、思わずニヤリとする1冊。さて私は、右脳と左脳のどちら型なのだろうか。
ざきお。 さん
2022-02-21
「コンピュータは究極の左脳マシンだ。分析したり、細かいデータを無数に蓄えたりすることには長けているが、全体像を描くことに関しては、まったく役に立たない。(略) つまり既存のデータを分析することしかできない。人間の頭脳には、未来に起こりうることを視覚化する能力がある。」著者曰く、人には利き脳があり、マネジメント=左脳、マーケティング=右脳。前者は言語で物事を考え、直列的に情報を処理し、後者は視覚的なイメージによって、並列的に情報を処理する。25の実例から相互理解を促し、両者の溝を埋めることを目的とした1冊。
なん さん
2020-03-26
論理的、分析的に考えるマネジメントタイプと直感的、総合的に考えるマーケティングタイプとの差を描いてあり、非常にためになり面白い。マーケティング型のCEOの会社の例もあり、大変納得できる。海外のブランドばかりなので、一部ピンとこない商品もあるが、日本のメーカーに置き換えるイメージが湧く。失敗した例を学ぶことは大変意義のあることだと思いました。