児玉 充 著
組織における知識創造とイノベーションの実現は長く研究されており、昨今の厳しいビジネス環境のもとでは、ますます必要になっている。しかし、その実践は難しく課題が多い。そこで、本書では、組織の「内外」にある様々な境界(バウンダリー)を超えたチームによる知識創造の必要性と有効性を、ITの進化でより実現しやすくなったことを含めて、改めて見直す。チームで知識創造するうえで、どのようなバウンダリーがあり、それをどのように乗り越えればいいのか、様々な形態の混成チームを結成することでイノベーションに成功した企業を、事例として数多く紹介し、その方法論を体系化して解説する。
本書を推薦する言葉
はじめに
謝辞
序章 企業戦略の中核であるイノベーション活動の促進
第一部 理論編 「バウンダリーチーム」がイノベーションを先導する
第一章 バウンダリーイノベーション
第二部 事例編Ⅰ 市場&技術間のバウンダリーの克服
第二章 ビジネスモデルのバウンダリーイノベーション
第三章 非連続のロードマップによるイノベーション
第三部 事例編Ⅱ 組織間/人間間のバウンダリーの克服
第四章 日本の新たな製造業(家電・通信機器産業)のビジネスモデル
第五章 企業文化とイノベーション
第六章 顧客価値創造の経営
第四部 事例編Ⅲ 技術間/サービス間のバウンダリーの克服
第七章 技術融合によるバウンダリーイノベーション
第五部 事例編Ⅳ 場所間のバウンダリーの克服
第八章 ワークプレイスプラットフォーム
第九章 ICTによる映像コラボレーション革新
第六部 事例編Ⅴ 企業間のバウンダリーの克服
第十章 グローバルパートナーシップによるバリューチェーン・クリエイター
第十一章 グローバルパートナーシップによるバリューチェーン・コーディネーター
第七部 統括
第十二章 バウンダリーイノベーションの本質
おわりに
注記
参考文献
索引
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 364 11行目 |
未 | 未 |
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2013.10.09 |
Kentaro さん
2018-11-06
バウンダリーチームとはイノベーションの実現に向けて、ビジネスパーソン間における創造的対話による新たな知識を生み出すための摩擦(創造的摩擦と呼ぶ)や生産的行動を誘発するものである。個人の抱いた思い(主観)は、他者や環境との間で行われる人間的/社会的ダイナミクスの中で正当化(客観化)され「真」とされていく。バウンダリーチームではこのイノベーションに向けた知識創造プロセスを通じて、個々のビジネスパーソンの暗黙知が共有、触発され、新製品・新サービス・新ビジネスモデルという新しい知識が絶えず創造されているのである。
Masahiro さん
2013-06-16
わざと難しく書いてない? 要は部署を超えて、組織を超えてコラボすることこそ、新たな価値創造につながる…ってことでしょ。
もっちゃん さん
2010-04-30
"チーム"という新しい観点で書かれたイノベーションの本.書いていることは正しいと思うが,実際,会社で行うとなるとハードルが高い.