「人材」と「利益」の方程式 人材を活かす企業(Jeffrey Pfeffer 守島 基博 佐藤 洋一 佐藤 洋一)|翔泳社の本
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「人材」と「利益」の方程式 人材を活かす企業


監修
翻訳
原著

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798120812
定価:
2,640(本体2,400円+税10%)
仕様:
四六・304ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
シリーズ:
Harvard Business School Press

名著復刊 企業収益を生み出す、人材活用型の経営の実践

好況時であっても不況時であっても、社員自身の実行力とやり切る力は、社員育成の仕組みで築けるものだと、確信した。私はこれからも「一番大切な資産は社員だ」と言い続けたい。
---株式会社良品計画 代表取締役会長 松井忠三

本書が最初に刊行された時期に、日本の多くの企業は短期的な雇用関係に移行しつつあった米国をモデルとして追従してしまった。当時、日本でもっと本書が読まれていれば、と私は思う。
---東京大学社会科学研究所教授 佐藤博樹

人事に携わるすべての人が、最初に手に取るべき一冊。
---株式会社リクルート ワークス研究所 所長 大久保幸夫

長らく再刊を望まれていた『人材を生かす企業』(1998年、トッパン)が、Harvard Business School Pressシリーズより待望の復刊です。本書は、MBA プログラムのコアカリキュラムと選択科目の両方で学ばれる古典的な名著です。

いまも昔も人材マネジメントのトレンドとして人材価値に重きをおくことは、変わらない不変的なテーマです。本書では、人員削減によるコスト削減を批判し、優れた人財管理能力に基づいた収益向上こそが重視されるべきと主張する著者の徹底して揺るぎがない論旨を元に、広範なデータと企業事例から、「人材重視の経営」が結果的に企業の収益を生み出す最良の戦略であることを明らかにします。

【原書タイトル】The Human Equation: Building Profits by Putting People First

本書を推薦する言葉 日本語版の復刊に際しての序文 序文 はじめに

第一部 人材重視型経営と企業の成功

第一章 企業が必ず成功する業界は存在するか
第二章 人材重視による起業の成功例
第三章 成功のための七つの条件
第四章 経営戦略に人材管理を取り入れる

第二部 人材重視経営を実現する際の障害:一般通念の誤り

第五章 優良企業がときとして経営を誤る10の理由
第六章 「新しい雇用関係」と仮想の労働者たち
第七章 給与問題へのアプローチ
第八章 組合との強調
第九章 人材活用型の経営推進における市場の無力さと公共政策の役割
第十章 人材、収益、新たな方向性 監修者あとがき -人材を活かす企業の復活に向けて 索引

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感想・レビュー

さん

2019-04-19

バブル崩壊後に日本企業がアメリカを見習って行った数々の「合理化」「効率化」は、実は企業の持続可能な成長を阻害するものであるということをアメリカでの実例とデータを用いて検証している。アメリカで1989年に出版され、日本でも同年に翻訳が出たにも関わらず、当時の日本ではあまり注目されなかったようだ。この本で、高業績企業、長期的に成長する企業の人事施策は基本的にバブル崩壊前の「日本的経営」の手法とほぼ同じである。雇用を保証し、能力や経験を重視した処遇をし、社内での教育や人材育成を行うこと。人材重視の経営だ。

かんちゃん さん

2014-07-19

バイブル! 3日間もかけて、じっくり読んだ。本は付箋紙だらけ。 諸先輩に教えてもらった数々のこと。それを裏打ちしてくれる名著。 米国で初版が出たのは1998年。日本で翻訳されたのは2010年。古い本だけど、その後、盲目的に米国式経営手法を導入してきた日本企業にとって、本書の価値はむしろ高まっている。 もっと早く読むべきだった。手遅れになっていないことを祈りたい。

さん

2010-12-14

人材をどう活かすべきか、人材を優先的に考える必要性について根拠も含めて書いてある。統計はごまかせるといえばごまかせるけどなぁ・・・・。自分には少し難しい部分もあった。