大川 敏彦 著
企業システム開発の最初期に行う要求定義では、経営者・経営企画部から経理担当、エンドユーザー、開発業者まで、数多くの利害関係者(ステークホルダー)が各自の立場、業務などから、さまざまな意見が出ます。開発責任者はそれを「調整」しなければなりませんが、調整に失敗してプロジェクトが迷走し、使えないシステムが後に残るケースは数知れません。
本書はそうした調整役で苦労する情報システム部の担当者やベンダーのプロジェクトマネージャに向け、意見のヒアリングから対立点の整理、調整案の作成、根回しの方法、会議の進め方など調整に必要なノウハウを紹介します。
解決への糸口・行き先が見えなくなったら、ぜひ本書を開いてみてください。
第1章プロジェクトの成功と調整力
新規プロジェクトが始まる第2章意見を整理する
意見を整理するためのポイント第3章調整案を共有する
共有は会議で行う第4章調整時にぶつかる難問
苦しい場面を乗り切るために付録 (1) 調整の定義と構造
付録 (2) 最適化という考え方
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nezi さん
2013-06-22
内容は薄め。抽象的な解決策をただ、網羅しているだけのように感じて消化不良。本の中に出てくるストーリーは、会社でのあるある。ただ、明確な改善案はこの本からは出てきていない。うーーーん。。。
ぱん さん
2015-07-05
新人の時買った本だけど、今更読了。プロジェクトを滞りなく進めるための根回しや配慮の大切さについて。確かにうまく行く仕事は必ず調整力のある進行役の指揮者がいるものだ。
たこ焼き さん
2020-05-09
調整しかしていない、と軽んじられるが、調整ができればプロジェクトはうまくいくのである。調整が必要な分野、それぞれの分野のステークホルダーの洗い出し、それぞれの意見の整理、意見の結果の調査・分析、ステークホルダーに共有・合意(現場で決まらなければ上位)すること。相手が質問に対して言葉すくななときはクローズドクエスションそしてそれに答えてくれたらオープンクエスションにする。