本書は、知的財産管理技能検定の試験対策テキストです。指導者として高い人気と実績を誇る執筆陣が試験内容を徹底的に分析し、学科試験と実技試験の対策をこの1冊で網羅。合格するのに必要なポイントに重点を置いて解説しているので、広範な試験範囲を無駄なく効率よく学べます。
知的財産に関する法律の知識がまったくない初心者でも、1冊読めば確実に合格できる内容を目指し、わかりやすさを最優先して解説しています。最大の特徴は、着実に試験合格のための知識を習得することができる「ステップ学習法」を採用しているところ。解説を読んだら、すぐに練習問題にチャレンジし、自分の弱点を克服していく。この作業を繰り返し、試験科目を早期に一通りマスターすることにより、短時間の学習で成果を得られます。
知的財産管理技能士は、企業や団体の中でその所属企業・団体のために、能力を発揮する職員のための知的財産に関する能力を国が証明する国家資格です。具体的には、リスクマネジメントや、創造段階における開発戦略、マーケティングをはじめ、保護段階における戦略、手続管理、活用段階におけるライセンス契約、侵害品排除等のマネジメントを行います。知的財産管理技能検定は、3つの等級に区分され、学科試験および実技試験に合格すると、「技能士」と称することができます。なかでも3級は、知的財産に関する管理業務のスペシャリストを目指す方の登竜門として高い人気を博しています。
第1章 知的財産法の全体像
知的財産に関する法律等
1.知的財産に関する法律
知的財産(権)とは?
知的財産権の種類
知的財産法
2.知的財産法と関係する他の法律等
3級検定で出題される法律
知的財産法との関係
知的財産に関する条約
第2章 著作権法
著作権法の全体像と著作物
1.著作権法の全体像
著作権法の目的
著作権法の構成と内容
2.著作物
著作物の要件
著作物の例示
著作物とはならないもの
特殊な著作物
著作権法によって保護される著作物
保護対象とならない著作物
著作者と著作者人格権
1.著作者
著作者になる者と著作者の推定
職務著作(法人著作)
映画の著作物の著作者
2.著作者人格権
著作者人格権の意義
公表権
氏名表示権
同一性保持権
名誉・声望保持権
共同著作物における著作者人格権
著作者の死後における著作者人格権の保護
著作権の種類と存続期間
1.著作権(著作財産権)
著作権の意義
著作権の内容
映画の著作物の著作権
2.著作権の存続期間(保護期間)
存続期間の始期
存続期間の終期
第一公表年月日の登録
著作権の消滅
著作物の利用や譲渡
1.著作物の利用
著作権の制限(自由利用)
2.著作権の譲渡と利用許諾
著作権の譲渡
著作物の利用許諾
著作権の周辺知識
1.出版権
出版権の設定
出版権の内容
出版権者の義務
2.著作隣接権
著作隣接権者
実演家の権利
レコード製作者の権利
放送事業者の権利
有線放送事業者の権利
著作隣接権の存続期間(保護期間)
3.著作権等の侵害と救済
著作権等の侵害とみなされる行為
侵害に対する対応1(著作権法の規定)
侵害に対する対応2(著作権法以外の規定)
第3章 特許法
特許法と特許権
1.特許法の全体像
特許法の目的
特許法の構成と内容
2.特許を受けることができる発明
発明とは?
特許法上の「発明」の定義
発明に該当しないもの
特許を受けることができる発明
3.特許を受けるための手続
特許を受ける権利を有する者
特許出願
方式審査
仮の実施権
先願主義
出願公開
出願審査請求
実体審査
特許権の発生
特許権の消滅
特許権の効力
特許発明の利用(ライセンス)
特許権の侵害に対する措置
第4章 実用新案法
実用新案法と実用新案権
1.実用新案法の全体像
実法新案法の目的
実用新案法の構成と内容
2.実用新案登録を受けることができる考案
考案とは?
実用新案法上の「考案」の定義
実用新案登録を受けることができる考案
3.実用新案登録を受けるための手続
実用新案登録出願
基礎的要件の審査と方式審査
実用新案権の発生
4.実用新案権の内容
実用新案権の存続期間
実用新案権の効力と利用
実用新案権の侵害に関する措置
実用新案技術評価制度
第5章 意匠法
意匠法と意匠権
1.意匠法の全体像
意匠法の目的
意匠法の構成と内容
2.意匠登録を受けることができる意匠
意匠とは?
意匠法上の「意匠」の定義
意匠登録を受けることができる意匠
3.意匠登録を受けるための手続
意匠登録出願
実体審査
意匠権の発生
4.意匠権の内容
意匠権の存続期間
意匠権の効力と利用
意匠権の侵害に対する措置
第6章 商標法
商標法と商標権
1.商標法の全体像
商標法の目的
商標法の構成と内容
2.商標登録を受けることができる商標
商標とは?
商標上の「商標」の定義
商標の種類
商標の「使用」の定義
商標登録を受けることができる商標
3.商標登録を受けるための手続
商標登録出願
実体審査
商標権の発生
4.商標権の内容
商標権の存続期間
商標権の効力と利用
商標登録の取消しの審判
商標権の侵害に対する措置
防護標章登録
第7章 知的財産に関するその他の法律と条約
種苗法、不正競争防止法等
1.種苗法
種苗法の目的
品種登録
育成者権
2.不正競争防止法
不正競争防止法の目的
禁止される不正競争行為と違反に対する措置
不正競争に対する措置
3.独占禁止法
独占禁止法の目的
禁止される行為と違反に対する措置
4.弁理士法
弁理士法の目的
弁理士の業務
5.条約
ベルヌ条約
パリ条約
特許協力条約(PCT)
ヘーグ協定
マドリッド協定議定書
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刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
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対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1刷 | 048 側注「ステップアップ」下から2行目 |
未 | 未 |
|
2011.10.11 | ||||
1刷 | 057 側注「補足説明」1行目 |
未 | 未 |
|
2011.10.11 | ||||
1刷 | 062 「⑪二次的著作物の利用に関する原著作者の権利」の上から2~3行目 |
未 | 未 |
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2012.05.25 | ||||
1刷 | 153 [3]意匠登録を受けることができる意匠 4行目 |
未 | 未 |
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2011.10.11 | ||||
1刷 | 157 側注「2級検定では?」の下から2行目~最終行 |
未 | 未 |
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2012.05.25 |
まり さん
2015-02-25
3級の勉強にはこれと問題集で充分でした。版元で在庫切れ重版予定なしとのことで、ブックオフで購入。内容に影響しない(脳内補正できる)程度の誤字脱字が多い。初版初刷だからしょうがないのか。。
himanaka さん
2013-11-15
非常に良くまとまっており、独学には最適
CHARA さん
2013-03-05
シンプルにまとまっており、二回分の問題演習もある。 別途過去問演習は必要かと。