小川 卓 著
本書では、ウェブサイトの分析結果を、わかりやすいレポートに落とし込み、活用するための手法を解説します。ウェブ担当者が日頃から抱える「ウェブサイトにアクセス解析ツールなどを導入したけど、どういうレポートを提出すればよいのかわからない」「レポートは作成しているのだが、数値やグラフだらけになってしまい、読み手に伝わらない」「レポートを元にプレゼンしても、上司/顧客からまったく反応がなく使ってもらえない」といった悩みを解決するために役立つノウハウを、豊富な事例を示しながら、実際の作成プロセスに沿って解説していきます。分析した結果を自社サイトの改善につなげたい、すべてのウェブ担当者必携の1冊です。
INTRO.1 本書で解説するレポートの種類
モニタリングレポートとは
モニタリングレポートの作成プロセス
INTRO.2 モニタリングレポートを作成する10の目的
1.1 モニタリングレポートは使えない?
有効活用されるモニタリングレポートとは?
使えるモニタリングレポートにするための3つの条件
1.2 モニタリングレポート要件定義のための2つのプロセス
プロセス1 自社サイトの基本指標を整理する
プロセス2 報告対象者へのヒアリング
コンサルタントの場合
2.1 KGIとKPIの算出
KGI/KPI算出のプロセス
2.2 基本指標の洗い出し
2.3 同業他社・競合比較用の指標を追加
2.4 報告対象者が興味のある指標の追加
2.5 レポート設計書の作成
3.1 取得できるデータのカテゴリ分け
3.2自社サイト内の情報を取得する
アクセス解析ツール
UI系のツール
ソーシャル人気測定ツール
3.3 自社サイト外の情報を取得する
アクセス解析ツール
検索エンジン関連ツール
競合分析ツール
ソーシャルアカウント分析ツール
IR情報
3.4 ウェブ外の情報を取得する
ユーザー情報
自社データベース内の情報
4.1 データの可視化を行う
1 月別の訪問者数
2 流入元別の流入数とコンバージョン数
3 主要キーワードの検索順位の変化
4.2 データの取得と加工のプロセス
データの取得を行う
取得したデータの管理を行う
取得した数値を表形式にする
グラフの作成を行う
5.1 報告の頻度に合ったアウトプットの用意
日単位での報告
週単位での報告
四半期単位での報告
5.2 月単位での報告の勘所
1 目次(説明の順番)を考える
2 各ページの構成要素と配置場所を決める
3 報告資料のスタイルを決める
4 各レポートを作成する
5 サマリーシートを作成する
6 全体を俯瞰して確認する
6.1 報告スタイルの種類
1 メールでの報告
2 個人への報告
3 グループへの報告
口頭報告の流れ
7.1 「KGI/KPI」と「定点観測」の違い
7.2 KPIレポートの有効活用
7.3 定点観測の有効活用
7.4 分析結果から改善施策への転換
改善施策の優先順位を決める
改善施策の設計を行う
サイト改善施策とPDCAサイクル
8.1 キャンペーンレポートの作成と有効性
キャンペーン実施前の記述項目
キャンペーンレポートが有効な理由
キャンペーン実施後のレポート記入項目
キャンペーンレポートの運用プロセス
8.2 キャンペーンKPIと売上目標の設定方法
キャンペーンKPI算出の考え方
KPIの目標値から売上の算出を行う
キャンペーンレポートの報告
9.1 全体像を把握するためのレポート群
9.2 利用者のき基本属性を把握するためのレポート群
9.3 集客に関するレポート群
9.4 検索エンジンに関するレポート群
9.5 端末固有のレポート群
9.6 サイト内の導線に関するレポート群
9.7 コンテンツに関するレポート群
9.8 同業他社・競合分析に関するレポート群
事例1 キャラクレター
ウェブ分析レポーティング:担当者インタビュー
レポート項目の設計
レポートのアウトプット
キャンペーン施策
事例2 探しっくす
ウェブ分析レポーティング:担当者インタビュー
レポート項目の設計
サマリーシート
事例3 NEXWAY
ウェブ分析レポーティング:担当者インタビュー
レポート項目の設定
事例4 株式会社スリーハイ
担当者ヒアリングと分析結果
KGI/KPI設定
付属データはこちら
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1刷 | 064 P.64「チーター」提供元の表記 |
未 | 未 |
|
2012.09.06 | ||||
1刷 | 249 右の段 8行目 |
未 | 未 |
|
2013.05.22 |
かわチラ さん
2014-02-16
ウェブ解析は、最終的には人を動かすことを目的とするべきである。その点からすると、本書は「人に動いてもらう」ために、伝わるアウトプットにフォーカスして解説している。これって最も大事な事だが、このテーマに真っ向から取り組んでる本って少ない気がする。しかも、懇切丁寧。すべてのウェブマーケティング担当者必読の書ですな~
itu さん
2013-02-17
ウェブサイトの運用に限らず、アプリやソーシャルゲームの運用という観点からも極めて有用。関連業界のプランナーやディレクターは必読の内容です。新人の研修用テキストなどにも使えそうな内容になっています。超おススメ。
newyorker さん
2014-10-16
ウエッブ分析業界では著名な小川さんが、企業向けに分析レポートの作成方法を分かりやすく解説していただいてます。 会社でweb担当者の方は一読お勧めです。☆☆☆