スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで(スティーブン・G・ブランク ボブ・ドーフ 堤 孝志 飯野 将人)|翔泳社の本
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スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで



翻訳
監修

形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798128511
定価:
3,520(本体3,200円+税10%)
仕様:
A5・496ページ
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
紙の書籍

ビジネスモデルキャンバスによる仮説検証で「イノベーション」と「新事業立ち上げ」をめざす

UCバークレー、スタンフォード、コロンビアのMBAコースで大人気講座となった、好評発売中の前著『アントレプレナーの教科書』(2009年)の姉妹書。少人数でのベンチャー創業から大企業における新事業まで、事業立ち上げに際して常に手元に置いて参照する、ベンチャー必携のガイドブックです。本書は勘や運からではなく現場で起きていることを仮説検証による科学的アプローチで、マニュアルという本の性質どおり、Step by Stepで解決へと導きます。

著者主催のLean Launch Pad(顧客開発モデルを実践しながら新規事業を開発する8週間の集中講義)が、2011年にアメリカ国立科学財団(National Science Foundation)により、事業化をサポートする際の必修講座として採用されるなど、アイデアの事業化にあたって「顧客開発モデル」は不確実性の高い不可欠なコンセプトとして注目されている。本書では下記を充実させ、「顧客開発モデル」をより進化させました。

日本語版に寄せて
本書の読み方
序文
誰が読むべきか
本書が向かない人々
まえがき
 何度もなぞられた道
 21世紀2番目の10年間とは
 4つのステップ:新たな道

第I部 スタートアップに顧客開発モデルが必要なわけ

01 大惨事への道 スタートアップは大企業の小型版ではない
 従来の新製品開発モデル
 新製品開発モデルの9つの大罪
02 確信への道 顧客開発モデル
 顧客開発とは
 ビジネスモデルの探索:ステップ、イテレーション、ピボット
 顧客開発マニフェスト
 まとめ:顧客開発プロセス

第II部 ステップ1:顧客発見

03 顧客発見入門
 顧客発見の哲学
 顧客発見プロセスの概略
04 顧客発見、フェーズ1:ビジネスモデル仮説の構築
 市場規模仮説(リアルとウェブ/モバイル)
 バリュープロポジション仮説(パート1/リアル)
 バリュープロポジション1:「ローファイ」MVPの仮説(ウェブ/モバイル)
 顧客セグメント:顧客/課題仮説(リアル)
 顧客セグメント:顧客/課題仮説(ウェブ/モバイル)
 チャネル仮説(リアル)
 チャネル仮説(ウェブ/モバイル)
 バリュープロポジション2:市場タイプ仮説と競合仮説
 顧客との関係の仮説(リアル)
 顧客との関係の仮説(ウェブ/モバイル)
 キーリソース仮説(リアルとウェブ/モバイル)
 スタートアップが犯しがちな知的財産に関するミス
 キーパートナー仮説(リアル)
 トラフィックパートナー仮説(ウェブ/モバイル)
 売上とプライシングの仮説
05 顧客発見、フェーズ2:「オフィスから飛び出して」課題仮説を検証する─「人はそれを気にかけているか?」
 実験の設計
 顧客訪問の準備(リアル)
 ローファイMVPを開発する(ウェブ/モバイル)
 課題を理解し、切実度を測る(リアル)
 ローファイMVPを用いた課題仮説の検証(ウェブ/モバイル)
 顧客の理解を深める
 市場の理解を深める(リアル)
 トラフィック/競合分析(ウェブ/モバイル)
06 顧客発見、フェーズ3:  「オフィスから飛び出して」ソリューションを検証する
 チームでの情報共有とビジネスモデルの更新(ピボットか、それともそのまま先へ進むか)
 ソリューションプレゼンテーションを作成する(リアル)
 ハイファイMVPによる検証(ウェブ/モバイル)
 顧客にインタビューしてソリューションを検証する(リアル)
 顧客の行動測定(ウェブ/モバイル)
 ビジネスモデルをたゆまず更新する(ピボットするか、それともそのまま進むか)
 アドバイザリーボードメンバーの選定を始める
07 顧客発見、フェーズ4:ビジネスモデルの確認とピボットかそのまま先へ進むか
 製品と市場はフィットしていたか?
 顧客は誰で、どうしたらリーチできるだろうか?
 利益を上げながらスケールできるか?
 ピボットかそのまま先へ進むか?

第III部 ステップ2:顧客実証

08 顧客実証入門
 E.piphany社のエピファニー(啓示)
 顧客実証の哲学
 顧客実証プロセスの概略
 09 顧客実証、フェーズ1:有償販売の準備
 有償販売の準備:「ポジショニングステートメント」
 有償販売の準備:営業とマーケティングの資料(リアル)
 リアルチャネルにおける営業ツール
 営業資料は聞き手に応じてカスタマイズしよう
 リアルのマーケティング担当者にとってのオンラインのツール
 有償販売の準備:顧客獲得/アクティベートプラン(ウェブ/モバイル)
 有償販売の準備:営業のプロを雇う(リアル)
 有償販売の準備:ハイファイMVPの開発(ウェブ/モバイル)
 有償販売の準備:チャネル構築のロードマップ(リアル)
 有償販売の準備:メトリック測定のツール群の構築(ウェブ/モバイル)
 有償販売の準備:営業ロードマップの作成(リアル)
 有償販売の準備:データ分析の専門家を雇う(ウェブ/モバイル)
 有償販売の準備:アドバイザリーボードを公式化する(リアルおよびウェブ/モバイル)
10 顧客実証、フェーズ2:オフィスから飛び出してエバンジェリストユーザーに売ろう!
 オフィスから飛び出せ:エバンジェリストユーザーを見つける(リアル)
 オフィスから飛び出せ:最適化プランとツールの準備(ウェブ/モバイル)
 オフィスから飛び出してテスト販売せよ(リアル)
 オフィスから飛び出せ:ゲットの最適化(ウェブ/モバイル)
 オフィスから飛び出せ:営業ロードマップの改良(リアル)
 オフィスから飛び出せ:「キープ」と「グロー」の最適化(ウェブ/モバイル)
 オフィスから飛び出せ:チャネルパートナー(リアル)
 オフィスから飛び出せ:トラフィックパートナーを試す(ウェブ/モバイル)
11 顧客実証、フェーズ3:製品と企業のポジショニング
 製品と企業のポジショニング:製品のポジショニング
 製品と企業のポジショニング:市場タイプにポジショニングをマッチさせる
 製品と企業のポジショニング:企業のポジショニング
 製品と企業のポジショニング:ポジショニングを実証する
12 顧客実証、フェーズ4:最大の難関─ピボットかそのまま進むか?
 ピボットかそのまま進むか:データを整理する
 ピボットかそのまま進むか:ビジネスモデルの実証
 ピボットかそのまま進むか:収益モデルの実証
 重要なメトリック 例2:ウェブ/モバイルチャネルで販売されるExpense Reporter
 重要なメトリック 例3:マルチサイドマーケットの例
 ピボットかそのまま進むか:ビジネスモデルの再実証
 最大の難問:ピボットかそのまま顧客開拓に進むか?

付録

付録A チェックリスト
付録B 用語集
付録C ウェブ分野のスタートアップをいかに立ち上げるか
謝辞
訳者あとがき
索引

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2014年12月09日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 297
下から6行目
2刷
Userfy
Userfly
2014.12.09
1刷 446
「ステップ6」の1行上
2刷
Userfy
Userfly
2014.12.09
1刷 447
「ステップ8」1項目の3行目
2刷
Kotagent
Kontagent
2014.12.09
1刷 450
8行目
2刷
〝The Entreprenur's guide for Customer Development〟
〝The Entrepreneur's Guide to Customer Development〟
2014.12.09

感想・レビュー

Yasomi Mori さん

2020-03-29

4年ぶり再読。「顧客発見」という最初のステップでは、「顧客課題の切実さと解決策がフィットしているか?」を確かめることが最重要。《大切なのは…「事実に基づくフィードバックループ」を回し続けること》。《仮説とは「思い込み」をスマートに言い直しただけに過ぎない》。《勝つ企業は顧客が購入してくれる動機を理解している》。《顧客開発の目標は顧客から機能要望を集めることではなく、反対に機能を削ぎ落とすこと》。《顧客開発を成功させるには、チーム全員が顧客開発プロセスが簡単ではないことを理解し合意する必要がある》。

MATSUDA, Shougo さん

2017-11-14

図書館借用本。今回は掴みとして流しただけでしたが、いずれまたしっかり読みたいと思う価値を感じました。顧客とは誰か?という顧客発見から実証、開拓の流れを学ぶのに最良です。

Yasomi Mori さん

2016-05-30

新規事業の成功率を高める経営ツール「顧客開発モデル」の実践的リファレンス書。本モデルには、顧客発見→顧客実証→顧客開拓→組織構築の4プロセスがあり、本書では先頭2つを解説。自社の市場の発見から始まり、製品コンセプトや技術的革新性を先行させる「製品開発モデル」を補完する。「リーンスタートアップ」の主要な3要素(ビジネスモデルキャンバス、顧客開発、アジャイル開発)の中核を成す理論でもある。まずは斜め読みで1巡目。《スタートアップとは再現性がありスケーラブルなビジネスモデルを探索するための一時的な組織である》。