池田 紀行 著
ツイッターの普及によって、以前とは異なる炎上事故(公式アカウントが発端となるものではなく、一般社員の不適切発言や情報漏えいに端を発するもの)も頻発して、ソーシャルメディア上でのトラブルが後を絶たない。また、ソーシャルメディア活用の課題として、マネジメント層への説明に、さらにシンプルな効果測定・評価指標の定型化と普及が望まれている(具体的には金額換算としてのROI)。
本書では、前著に引き続きソーシャルメディアマーケティングの担当者として遠藤美咲(28歳)が、ちょっぴり成長した担当2年目として、またもや悪戦苦闘しながら、問題を解決していきます。ソーシャルメディアマーケティングの「リアルな現場」がわかる一冊!
指令1 緊急事態発生!クライアントの炎上事故に対応せよ!
クライアントから炎上によるSOS!ネット上には掲示板のまとめブログが多数立ち上がり、ネットニュースにも掲載されてしまった。ツイッターの拡散スピードは「ブログ時代」とは比べ物にならないくらい早い。ど、どうしよう!
事例編:炎上事例の考察
指令2 ソーシャルメディアのリスク対策を推進せよ!
炎上問題を起こした社員が退職してしまった……(涙)「この際、従業員のソーシャルメディア利用を一切禁止いたしましょう!」って、いったい何が起こったの?
指令3 ソーシャルメディアの専門部署開設を支援せよ!
ペガサス自動車がデジタルとソーシャルメディアを主管する専門部署を立ち上げることになった。下調べしてみると、専門部署があるのは日本企業の37%、専任者がいるのはわずか15%だったの。かなり先進的な取り組みになる予感がしてワクワクする~♪
指令4 ソーシャルメディアのROIを示せ
太平洋電気でKGIとKPIを連携させるプロジェクトを開始。ソーシャルメディアが一定の効果を果たしていることがわかってきた!そのとき、トップから「ROIを算定せよ」とのお題が……。
終章 2年目担当者、遠藤美咲の目指す道
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yumechi さん
2013-04-26
1年目より内容が濃かった感じが…。リスク対策・専門部署の設置・効果測定の話で、特に効果測定の話が理解するのにすごく時間がかかった。少し詰め込みすぎ?な感じがしたので、時間があるときにもう一度流し読みしてみようかな。といいつつも、数年後は大きく状況が変わってしまっていたりして…。ソーシャルメディアに敏感にありたいものです。
RASCAL さん
2013-01-11
ソーシャルメディアのリスクに関する講演会で、参考図書としてもらった。専門用語が飛び交う難しい問題だけど、小説仕立てなので最後まで読めました。でも仕事に役に立つのは炎上対策の部分くらいかな。
Masahiro さん
2015-01-25
豊岡さんをモデルに登場人物として登場…とのことで紹介いただきました。 企業がソーシャルメディアを活用していく時代、社内ルールを設けることは当然のことながら、むしろ従業員やマネジメントの理解や啓発が前提にありますね。いろいろ参考になりました。 それにしても美咲ちゃんカッコよすぎ!