アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント(平鍋 健児 野中 郁次郎)|翔泳社の本
  1. ホーム >
  2. 書籍 >
  3. アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント



形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798129709
定価:
2,200(本体2,000円+税10%)
仕様:
四六・288ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用
紙の書籍
本書籍には新版があります
アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

日本生まれ、米国育ち 注目のソフトウェア開発手法「スクラム」

本書は、企業の経営層に向けて、ソフトウェアの開発手法アジャイルとその手法の1つである「スクラム」を体系的に解説するものである。また、スクラムはソフトウェア開発のみならず、組織や企業活動、企業経営全体にまで適用できることを示し、この手法を取り入れ、ビジネスと一体となってソフトウェアを開発する組織や、その組織に息を吹き込む、新しいタイプのリーダーシップ像について考える。日本におけるアジャイル開発の第一人者、平鍋健児氏と、世界的な経営学者でありスクラムの提唱者、野中郁次郎氏の両者が、日本企業のリーダーシップと競争力を高めるために必要な、知識創造プロセスの重要性を提言する。

はじめに
 プロローグ〜歴史的出会い(West Meets East)

第1部 アジャイル開発とは何か、スクラムとは何か

執筆 平鍋健児
第一章 アジャイル開発とは何か?
 アジャイルとウォーターフォール
第二章 なぜ、アジャイル開発なのか
 従来のビジネスとITの関係
 ゴールが分断され、要求が劣化する
 ゴールを共有した開発
 アジャイル採用の動機は「スピード」と「変化への対応」
第三章 スクラムとは何か?
 スクラムはなぜ開発されたのか
 スクラムのプロセス
 三つの役割
 三つの成果物
 五つのイベント
 スクラムは「枠組」。中身も大切
 コラム 従来手法の何が問題なのか?
第四章 アジャイル開発の活動(プラクティス)
 ユーザーストーリ
 プランニングポーカー
 朝会(デイリースクラム)
 ふりかえり(レトロスペクティブ)
 タスクかんばん
 バーンダウンチャート
 ペアプログラミング
 テスト駆動開発(TDD : Test-Driven Development)
 リファクタリング
 継続的インテグレーション(CI : Continuous Integration)
 アジャイルのプラクティスを支えているもの
 アジャイルのプラクティスを俯瞰する
 コラム タスクかんばんと改善
 コラム プログラミングは製造か
 コラム テストしやすい設計がよい設計
 コラム XP(エクストリーム・プログラミング)

第2部 アジャイル開発とスクラムを実践する

執筆 株式会社リクルートテクノロジーズ 河野彰博(第五章)
   楽天株式会社 藤原 大(第六章)
   株式会社富士通ソフトウェアテクノロジーズ 神部知明(第七章)
第五章 スピード時代に独自のアジャイル手法
    ワンチームマインドで挑むリクルート
 メディア企画における「勝ちパターン」の変化
 石橋をたたいて渡る慎重さに現場の危機感が募る
 新しい開発基準「SWAT」への取り組み
 自社マインドと合致したアジャイルを選択
 「SWAT」の柱となった三つの打ち手
 アジャイル化を促進する改善手法
 仕事の進め方までを含めたアジャイル化の工夫
 ビジネスオーナー自らリスクをとる勇気がチームを動かす
 受発注関係から「プロジェクトを共有する仲間へ」意識のシフトが開発の現場を大きく変えました
第六章 小さく始めて浸透させる〜楽天のアジャイルによる組織改革
 背景: インターネットサービス開発の世界
 検証期: アジャイル開発への挑戦
 スピードを支えた開発環境とテスト
 展開期: アジャイル開発の展開とスクラムの導入
 Infoseekニュースプロジェクトへの適用
 強いプレッシャーとの戦い
 開発からサービス企画へ、そして全社への浸透を目指して
 アジャイル開発で大切なこと
インタビュー
 アジャイルを進めていくというのはどこまでも「人を育てる話」だと思っています
第七章 「IT新市場」におけるアジャイル開発に取り組む富士通の挑戦
 新たな分野への取り組みと「どうぶつ医療クラウド」システム開発
 アジャイル開発の実際
 動物救護センターでの現場経験
 フィールドとの会話なしではよいものは作れない
 アジャイルと組織文化
 経験を活かして新手法の社内標準化活動へ
インタビュー
 現場とのコミュニケーションがお客様の望む品質と開発者の確信につながります

第3部 アジャイル開発とスクラムを考える

執筆 野中郁次郎、平鍋健児
 ソフトウェア開発と日本の新製品開発の出会い
第八章 竹内・野中のスクラム論文再考
1.不安定な状態を保つ
2.プロジェクトチームは自ら組織化する
3.開発フェーズを重複させる
4.「マルチ学習」
5.柔らかなマネジメント
6.学びを組織で共有する
インタビュー ジェフ・サザーランド氏
 スクラムで仕事のやり方を変え、世界を変えたい
第九章 スクラムと知識創造
 暗黙知と形式知
 SECIモデル
第十章 スクラムと実践知リーダー
 アリストテレスのフロネシスと実践知
 実践知リーダーシップに必要な六つの能力
 コラム プロジェクトファシリテーション(PF)
特別対談 野中郁次郎×平鍋健児
 イノベーションに必要なのは、対話を通じて共振・共感・共鳴する実践知リーダーシップであり、それがスクラムの心だ
 おわりに
 謝辞
 参考文献案内
 注
  索引

本書は付属データの提供はございません。

お問い合わせ

内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。

正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。

利用許諾に関するお問い合わせ

本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。

追加情報はありません。
この商品の「よくある質問」はありません。

ご購入いただいた書籍の種類を選択してください。

書籍の刷数を選択してください。

刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。

現在表示されている正誤表の対象書籍

書籍の種類:

書籍の刷数:

本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。

対象の書籍は正誤表がありません。

最終更新日:2013年02月06日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 205
左から7行目
2刷
ジェフ・サザーラン
ジェフ・サザーランド

※リフローEPUBの場合、第八章の「2. プロジェクトチームは自ら組織化する」の小見出し「アジャイル開発では」の1つ目の段落が該当箇所になります。
2013.02.06

感想・レビュー

KAZOO さん

2017-10-15

アジャイル開発というのは最近かなり取り上げられるようになっています。PMBOK第6版でもいよいよこの開発手法が取り上げられるようです。いままではウォーターフォール開発であったのがこの本では経営的な観点からも述べられていて参考になります。野中先生が「スクラム」の名付け親とは!

Kenji Hiranabe さん

2013-01-13

力作!後半の野中節とアジャイルのマリアージュがうまく書けた。もう少し第二部とのリンクをうまくできるとよかった。少しつなぐ言葉を足したい。

おくてつ さん

2020-06-16

日本のボスが課題図書として同僚に挙げていた一冊が回覧されてきたので、読んでみた。 ソフト開発に携わっているわけではないので、直接取り入れるわけではないけれど、小さく回していけということですね。 野中先生はやっぱりお得意の暗黙知と形式知、そして実践知の話に持って行くのね。