ヤコブ・ニールセン 著
ラルーカ・ブディウ 著
グエル 翻訳
グエル 原著
マルチデバイス時代になって、スマートフォンだけでなく、タブレット、スマートTV、もちろんPC、これら4スクリーンを前提にサイトの設計を考える必要性が出てきています。デバイスごとの特性を考慮に入れつつ、いつのまにか迷ってしまう、なぜか分からなくなってしまう、操作がしっくりこない、といった「わかりやすさ」「使いやすさ」における考えの要点を解説します。
本書では、こうしたマルチデバイス環境におけるインターフェース・デザインのエッセンスを、「サイトのアーキテクチャ(構造)」、「デバイス・インターフェース」、「ユーザーエクスペリエンス(UX)」の3側面からまとめました。サイトデザインに関わる、あらゆる方にオススメの一冊です。
なぜモバイルは他と違うのか?
画面ショットは単なる例です
1 私たちの調査:ユーザビリティ調査の進め方
ダイアリー調査
ユーザビリティ・テスト
定性的ユーザー調査
2 モバイル戦略
モバイル機器の種類によって異なるユーザビリティ
機器ごとにデザインするのがベスト
モバイルサイトvs.フルサイト
モバイルに最適化したサイト
フルサイトがモバイルでの利用に適さない理由
モバイル機器はパソコンに比べて与えられるものが限られる
レスポンシブデザイン
ユーザビリティ・ガイドラインが対立することはめったにない
モバイルサイトvs.アプリ:来るべき戦略シフト
現在のモバイル戦略:アプリがベスト
将来のモバイル戦略:サイトがベスト
戦略シフトはいつ起こる?
モバイルアプリ
モバイルアプリは一時的な利用にとどまることが多い
進みは遅いが希望はある
3 小さな画面のデザイン
モバイル・スペースの浪費
Chrome
オーバーロードコマンドvs.汎用コマンド
事例研究:画面をモバイル機器に最適化する
モバイル機器上でタイプすること
ダウンロード時間?
最初の段階でユーザー登録させないこと
事例研究:WSJモバイルアプリ
混乱するスタートアップ画面
ブランドのグレードが下がる
新しいWSJのワークフロー
よりよい翌年
4 モバイルに適したライティング
モバイルコンテンツを書くことは2倍困難である
モバイルで読むのはなぜ困難なのか?
疑問に思うなら、取り去ってみよう
フィラーは良くない
”古い言葉は最高”
モバイルコンテンツ用の署名?
二次的コンテンツはリンク先へ
サンプル1:モバイル・クーポン
サンプル2:Wikipediaの発展開示
先送りする情報=最初の情報がよく読まれる
ミニIA:コンテンツの構造化
長々と続くページは一般的に見づらい
アルファベット順は消え去るべし
サンプル:使い方に応じた構成
使い方を変える構成
5 タブレットと電子書籍リーダー
iPadのユーザビリティ
タブレットはシェアされる機器
iPadは何のために使われる?
iPadデザインに潜む3つの脅威
不統一なインタラクション・デザイン
印刷物のメタファー
カードの達人vs.スクロール信者
曖昧なスワイプ
TMN:多すぎるナビゲーション
スプラッシュ画面と起動ノイズ
画面の向き
よりよいiPadユーザー・エクスペリエンスのために
Kindleのユーザビリティ
電子書籍リーダーの代表としてKindle
Kindle Fireのユーザビリティ
6 未来への展望
3つの画面のためのトランスメディア・デザイン
パソコンは重要なまま存続する
第3の画面:TV
メディアを超えたユーザー・エクスペリエンス
フラットな世界を超えて
未来はみんなハリー・ポッター
次世代のマジック
マグルたちを傷つけるべからず
付録:モバイル調査少史
2000年に実施した現地調査
WAPは機能しない
デジャヴ:1994年再び
モバイルのキラーアプリ:時間つぶし
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LS さん
2015-12-28
モバイルサイト構築にあたってのヒントが多数の事例とともに説明されている。要再読。
data9824 さん
2014-08-09
モバイルサイト・フルサイト・アプリの特性の比較、スマートフォンのユーザインタフェース・コンテンツ構成で考慮すべき事項、および大画面・中画面タブレットでのユーザビリティの特徴を、事例と共に解説している。ガイドラインとしては必ずしもモバイル機器だけに適用されるものでは無いが、モバイル機器の画面サイズ・インタフェース・利用状況から来る制限から、より徹底したインタフェース・コンテンツの洗練が求められている。