ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦 「4+1の力」で価値を生み出す知と実践 電子書籍(大元 隆志)|翔泳社の本
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ビッグデータ・アナリティクス時代の日本企業の挑戦 「4+1の力」で価値を生み出す知と実践


形式:
電子書籍
発売日:
ISBN:
9784798134703
価格:
1,980(本体1,800円+税10%)
カテゴリ:
経営・マーケティング
キーワード:
#経営,#起業・開業,#人材・組織,#ビジネス教養
電子書籍

「組織の壁」を突破した日本のトップランナーたちに学べ!

ソーシャルメディア、モバイル、クラウド、ビッグデータ(アナリティクス)、モノのインターネット……今、これら新しいIT技術が世の中を大きく変えようとしています。しかし、ここ数年、書籍や雑誌などで紹介されている事例の大半は、アマゾン、アップル、グーグル、フェイスブックなどの米国企業やスタートアップの事例のもので、日本の組織文化や既存のビジネスモデルの問題により日本企業での活用は出遅れています。これらの技術に対応するより、こうした新しい技術の存在は認めつつも自社で推進できない/採用されない大企業が多いのが日本の実情でした。

そんな日本の大企業の中にも、この大きな変化に対応しようとする企業が登場しつつあります。それらの企業がいかにして「組織の壁」を超えることができたのか? いかにして「4+1の力」(ソーシャル・モバイル・クラウド・ビッグデータ+モノのインターネット)でイノベーティブな価値やサービスを生み出すことができたのか?

本書では、ソフトバンク、トヨタ自動車、日本テレビ、凸版印刷、良品計画(無印良品)、CCC(TSUTAYA)、Yahoo!といった各業界を代表する日本企業の具体的な取り組みや事例をもとに「変化に対応する方法」を探り、「新たな価値」を生み出すために必要な組織のあり方について実践的に解説します。

第1章 新たな時代を創る「4+1の力」

破壊的なテクノロジーの潮流[クラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータ]
新たな土台の誕生
 IDC「第3のプラットフォーム」
 ガートナー「4つの力の結節」
 5つ目の力「モノのインターネット」
 融合する世界と「4+1の力」 
コンシューマライゼーション
企業の競争力を活性化させる4つのキーワード
動き出した日本企業

第2章 躍進する米国の革新的企業

ビジネスモデルを変化させる米国企業
進む新陳代謝
 レンタルからストリーミングへシフトした映画レンタル業界
 紙からデジタルへの移行が進むメディア産業
 紙幣からデジタルへと変化する決済
 時代はアトムからビットへ
訪れる価値のある店創りへ変化する小売業
 生活者との新たなタッチポイント[導線]を築くアマゾン
 元アップルストア責任者が考える未来のデパート
 ITを活用し訪れる価値ある空間を創造するスターバックス
 ITでホスピタリティを進化させるウォルトディズニー
ビッグデータで変わる社会
 現実世界のあらゆる情報を記録するTrapWire
 グーグルはビッグデータで文化の継承者となる
 すべてが記録される時代

第3章 動き出した日本企業

「4+1の力」を取り入れ出した日本の大企業
 国内通信業界の概況とソフトバンクのビッグデータ活用
 フェーズ1 ソフトバンクグループでの活用
 フェーズ2 他社へのサービス提供
ロイヤル・カスタマーとの関係を強化するトヨタ
 グローバル企業のトヨタが抱える危機感
 トヨタが目指す「融合する世界」
ビッグデータ+スマートデバイスでテレビを変える
 「視聴率から視聴質へ」広告価値の最大化を目指す日本テレビ
 JoinTVはどのように生まれたのか
 「チーム力」と「情熱」がボトムアップ型プロジェクトの鍵
創立から113年の歴史を誇る凸版印刷の挑戦
 デジタル化と凸版印刷の危機感
 NFCビジネスへの挑戦
 NFCとソーシャルを結びつけた「リアルいいね!」プロモーション
 世界3大広告賞「One Show」で受賞した良品計画のO2Oプロモーション
ビッグデータ時代に求められるリアル店舗を追求するCCC
 音楽市場の衰退とCCCの危機感
 Tポイントを軸にしたビッグデータ活用
 リアル店舗の未来「代官山 蔦屋書店」
 CCCの「失敗を許容する企業文化」
最高のチームの取材から見えた「成功するチームの条件」
 最高のチームの条件とは
 小さな成功と社内からの信頼の獲得
ヤフージャパンを支える「爆速」組織
 「爆速」を掲げて躍進するヤフージャパン

第4章「新たな価値」を生み出すために必要な組織

「融合する世界」の誕生と変化したルール
 競争のルールが変わった
 多様化する接触チャネル
 想定から実証へ─PDCAサイクルの強化
 顧客との関係性の強化
 求められる企業理念・企業価値の変化
「4+1の力」を活用するための情報基盤
 エンタープライズ・プラットフォーム3・0
 長期的な視点
 短期的な視点
顧客接触部分の変化
 顧客と接する部門で必要なIT基盤
 情報検地・入力フェーズ
 情報受信フェーズ
 情報整形フェーズ
 情報分析フェーズ
 情報活用フェーズ
 敏捷性を向上させるにはクラウドが必須
社内システムはどうあるべきか
成功に導く「組織を動かすプロセス」
 ピラミッド、フラット、ハイブリッド型組織
 文化が大切
 「4+1の力」は「個人の力」を増幅させる
 フェーズ1 個人レベルでの行動
 フェーズ2 社内でビジョンを共有する
 フェーズ3 社外のパートナーとビジョンを共有する
 「変わらない理由」を探してしまっていないか

第5章これから何が起こるのか

本当の変化は2030年に訪れる

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

GASHOW さん

2016-12-16

「ビッグデータアナリティクス時代の日本企業の挑戦」で実践ができているのはヤフーくじのO2OやCCCの事例がある。トヨタの電気自動車の会員サービスは成功しているのかどうかは不明でした。ビジネスマンが教養をやしなうために読んでおけといわれるのに丁度いい本だと思う。この分野の本を読み込んでいる人にはものたりない。

Michi さん

2014-07-25

一企業に属しつつ、情報発信する大元さんの立ち位置は実にユニーク。新たな視点で顧客満足のサービスを世の中に送り出したいですね。

hatagi59 さん

2014-01-23

ビジネス、顧客よりの話が広く浅く書いてあり、不勉強な自分には色々と勉強になる本だった。 クラウド、スマートデバイス、ビッグデータ、ソーシャルメディア+モノ(センサー)のインターネットに関する技術革新とコンシューマライゼーションか。 今までのビジネスにおいても顧客第一志向だっとは思うんだけど、今後は上記の4+1の影響により、顧客へのリーチ方法や要求を満たす為の施策が大幅に変わる、もしくは既に変わり始めているというのを更に確信した。 自分も精進せねば!