デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド Citrix XenDesktop(シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社)|翔泳社の本
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デスクトップ&アプリケーション仮想化 実践ガイド Citrix XenDesktop


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798135588
定価:
4,620(本体4,200円+税10%)
仕様:
B5変・568ページ
カテゴリ:
ネットワーク・サーバ
キーワード:
#ネットワーク・サーバ・セキュリティ,#データ・データベース,#システム運用,#Web・アプリ開発
紙の書籍

多様なワークスタイルを実現 デスクトップ環境の新常識

Citrix XenDesktopは、ユーザーの要件に合わせてさまざまなタイプのデスクトップ環境を提供できるデスクトップ仮想化ソフトウェアです。デスクトップ仮想化の主要な方式では、データセンターの仮想マシン環境にデスクトップOSを集約し、リモートアクセスによって利用します。これにより、いつでも、どこでも、ノートPCやタブレット端末などで同じ環境にアクセスし、データを外部に持ち出すことなくセキュアに業務が可能となります。

本書が対象とするXenDesktop 7は、アプリケーション仮想化にも対応し、ユーザーニーズに合わせてデスクトップ仮想化と組み合わせたり使い分けたりすることで、管理性やコストの最適化を実現します。また、仮想マシン環境の基盤はXenServer/Hyper-V/vSphereに対応しており、企業の多様なIT環境に合わせた選択が可能です。

基本的なインストール方法だけではなく、システム導入時のポイントや、セキュリティの向上、運用効率化のための各種機能まで解説し、デスクトップ仮想化への理解を深めるために最適な一冊となっています。

第1章 デスクトップ仮想化とXenDesktopの概要

1.1 デスクトップ仮想化の概要
 1.1.1 デスクトップ仮想化とは
 1.1.2 Citrixが提供するデスクトップ仮想化
1.2 PC環境の課題とデスクトップ仮想化の導入効果
 1.2.1 PC管理の負担とコスト
 1.2.2 セキュリティの向上
 1.2.3 パフォーマンス問題の解消
 1.2.4 リモートアクセスの実現
 1.2.5 事業継続性の確保
1.3 Citrixとデスクトップ仮想化の歴史
 1.3.1 Citrixの創業期:マルチユーザー環境
 1.3.2 MetaFrameの登場:シンクライアント
 1.3.3 ネットワーク製品への取り組み:インターネットの普及
 1.3.4 XenSourceの買収:仮想化の時代へ
 1.3.5 クラウドの時代
1.4 XenDesktop 7の概要
 1.4.1 XenDesktop 7のエディション構成
 1.4.2 XenDesktop 7.1について
 1.4.3 XenDesktop関連のリソース
1.5 まとめ

第2章 XenDesktopの機能とアーキテクチャ

2.1 XenDesktopのアーキテクチャ
 2.1.1 旧バージョンのアーキテクチャ
 2.1.2 XenDesktop 7のアーキテクチャ
 2.1.3 XenDesktop 7を構成するコンポーネント
 2.1.4 仮想デスクトップへの接続プロセス
 2.1.5 ライセンスの仕組み
2.2 システム管理ツール
 2.2.1 Citrix Studio
 2.2.2 Citrix Director
2.3 仮想デスクトップの展開に関わる機能
 2.3.1 仮想デスクトップの管理単位
 2.3.2 仮想デスクトップを展開するテクノロジ
 2.3.3 マシンカタログの種類
2.4 アプリケーションの配信に関わる機能
 2.4.1 公開アプリケーション
 2.4.2 Seamless Local Apps
 2.4.3 App-Vとの連携
2.5 HDX
 2.5.1 HDXとICAプロトコル
 2.5.2 モバイルへの最適化
 2.5.3 HDX 3D Pro
2.6 まとめ

第3章 デスクトップ仮想化の正しい進め方

3.1 陥りがちな失敗パターン
 3.1.1 ケース1「短すぎるプロジェクト期限」
 3.1.2 ケース2「ハードウェアリソースの不足」
 3.1.3 ケース3「プロジェクト予算の不足」
 3.1.4 ケース4「考慮すべきポイントの見落とし」
 3.1.5 ケース5「ユーザーを短期間で無理に移行させる」
3.2 ベストプラクティス―企画〜概要設計段階で実施すべきこと― 
 3.2.1 目的の明確化
 3.2.2 現状把握
 3.2.3 要件と導入リスクの評価
 3.2.4 概要設計
 3.2.5 POCの実施
 3.2.6 ロードマップの策定
3.3 ベストプラクティス―設計〜構築段階で実施すべきこと― 
 3.3.1 サイジングと構成の検討
3.4 ベストプラクティス―展開(ロールアウト)段階で実施すべきこと― 
3.5 デスクトップトランスフォーメーションアセスメント
 3.5.1 デスクトップトランスフォーメーションモデル
 3.5.2 現状アセスメント
3.6 Know How, Know Who

第4章 簡易検証環境の構築

4.1 VDI簡易検証環境の概要
 4.1.1 XenDesktopの最小構成
4.2 簡易検証環境のシステム要件
 4.2.1 前提環境
 4.2.2 XenServer 6.2のシステム要件
 4.2.3 XenDesktop管理サーバーのシステム要件
 4.2.4 仮想デスクトップのシステム要件
 4.2.5 ユーザーデバイスのシステム要件
4.3 XenDesktopインストール前の準備
 4.3.1 XenDesktop 7とXenServerの入手
 4.3.2 XenServerのインストール
 4.3.3 XenCenterのインストール
 4.3.4 XenServerの初期セットアップ
 4.3.5 前提環境と仮想マシンの準備
4.4 XenDesktop管理サーバーのインストール
4.5 サイトの構成
4.6 VDAのインストール
4.7 マシンカタログの作成
4.8 デリバリーグループの作成
4.9 ユーザーデバイスのセットアップ
4.10 仮想デスクトップへの接続
4.11 まとめ

第5章 ハイパーバイザーと管理サーバーの構成

5.1 XenServer
 5.1.1 基本構成
 5.1.2 システム要件
 5.1.3 XenServer使用時のポイント
5.2 Hyper-V
 5.2.1 基本構成
 5.2.2 システム要件
 5.2.3 Hyper-Vのインストール
 5.2.4 SCVMMのインストールと初期設定
 5.2.5 Delivery ControllerからSCVMM管理サーバーへの接続
5.3 vSphere
 5.3.1 基本構成
 5.3.2 システム要件
 5.3.3 vSphereのインストールと初期設定
 5.3.4 Delivery ControllerからvCenterサーバーへの接続
5.4 XenDesktop管理サーバー
 5.4.1 ライセンスサーバー
 5.4.2 SQL Serverのインストール
 5.4.3 StoreFrontのインストール
 5.4.4 Delivery Controllerのインストール
5.5 まとめ

第6章 仮想デスクトップの展開 ―手動展開とリモートPCアクセス

6.1 手動による展開
 6.1.1 VDAのインストール
 6.1.2 マシンカタログの構成
 6.1.3 デリバリーグループの構成
6.2 リモートPCアクセス
 6.2.1 VDAのインストール
 6.2.2 マシンカタログの構成
 6.2.3 デリバリーグループの構成
 6.2.4 リモートPCアクセスの注意事項
6.3 まとめ

第7章 仮想デスクトップの展開―MCS

7.1 MCSで展開されるカタログ
7.2 MCSの仕組み
7.3 マスターイメージの構成
7.4 マシンカタログの構成
7.5 デリバリーグループの構成
7.6 マスターイメージの更新
7.7 Personal vDiskの構成
 7.7.1 Personal vDiskの動作
 7.7.2 Personal vDiskを持つ仮想デスクトップの構成
 7.7.3 Personal vDiskの管理
 7.7.4 Personal vDiskのトラブルシューティング
7.8 まとめ

第8章 仮想デスクトップの展開―PVS

8.1 PVSで展開されるカタログ
8.2 PVSの仕組み
 8.2.1 PVSの管理単位と用語
 8.2.2 vDiskのアクセスモードとキャッシュ
8.3 PVSのインストール
 8.3.1 PVSサーバーのインストール
 8.3.2 PVSコンソールのインストール
8.4 PVSの構成
 8.4.1 ファームの構成
8.5 マスターイメージの作り込み
 8.5.1 システム要件
 8.5.2 ターゲットデバイスソフトウェアのインストール
 8.5.3 マスターイメージのvDiskへの変換
 8.5.4 配信用のモード(標準イメージ)への変更
8.6 ターゲットデバイスの構成
 8.6.1 ターゲットデバイス用仮想マシンテンプレートの作成
 8.6.2 XenDesktopセットアップウィザードによるターゲットデバイスの作成
8.7 マシンカタログの構成
8.8 デリバリーグループの構成
8.9 Personal vDiskの構成
 8.9.1 マスターイメージの作り込み
 8.9.2 Personal vDiskを持つ仮想デスクトップの構成
8.10 マスターイメージの更新
 8.10.1 基本ディスクと差分ディスク
 8.10.2 バージョン管理
 8.10.3 複数バージョンのマージ
 8.10.4 vDiskのアクセス制御—保守
 8.10.5 vDiskのアクセス制御—実稼働への昇格
8.11 まとめ

第9章 アプリケーションの公開

9.1 アプリケーションサーバーの構築
 9.1.1 システム要件の確認
 9.1.2 サーバーOS VDAのインストール
 9.1.3 RDSライセンスサーバーの指定
 9.1.4 実行アプリケーションのインストール
9.2 サーバーデスクトップとアプリケーションの公開
 9.2.1 マシンカタログの作成
 9.2.2 デリバリーグループの作成
9.3 アプリケーションを使う
 9.3.1 ユーザーアクセスを設定するコンポーネント
 9.3.2 アプリケーションのプロパティ
 9.3.3 お気に入りアプリケーションの登録
 9.3.4 ショートカットアイコンの表示
 9.3.5 仮想デスクトップ上で公開アプリケーションを使う
 9.3.6 ローカルアプリケーションアクセス
9.4 Microsoft Application Virtualizationの利用
 9.4.1 App-Vとは
 9.4.2 App-Vアプリケーションの作成
 9.4.3 App-Vアプリケーションの展開
9.5 まとめ

第10章 HDX 3D ProによるGPUの利用

10.1 HDX 3D Proとは
 10.1.1 適用分野とメリット
 10.1.2 配信可能なリソース
 10.1.3 対応するプラットフォーム
 10.1.4 GPUの進化
 10.1.5 画面転送の最適化
10.2 仮想マシン設定の最適化
 10.2.1 仮想マシンへのリソースの割り当て方針
 10.2.2 SPECviewperf 11での検証例
 10.2.3 ハイパーバイザーがXenServer 6.2の場合
 10.2.4 ハイパーバイザーがvSphereの場合
10.3 GPUパススルーの構成
 10.3.1 ハイパーバイザーがXenServer 6.2の場合
 10.3.2 ハイパーバイザーがvShere 5.1 U1aの場合
10.4 vGPUの構成(参考情報)
10.5 まとめ

第11章 外部からの接続環境の構築―基礎編

11.1 構築に必要な要素
11.2 基本的な環境の構築
 11.2.1 ネットワーク環境の構築
 11.2.2 Receiver for Webサイトの構築
 11.2.3 サーバー証明書の発行
 11.2.4 ICAプロキシゲートウェイの構築
 11.2.5 DNSサーバーへのレコードの追加
 11.2.6 ファイアウォールのルールの設定
 11.2.7 Webブラウザから仮想環境への接続
11.3 Citrix Receiverからの接続
 11.3.1 NetScalerの設定の追加
 11.3.2 ユーザーデバイスのセットアップ
 11.3.3 Citrix Receiverからの接続
11.4 まとめ

第12章 外部からの接続環境の構築―応用編

12.1 信頼性の高い環境の構築
 12.1.1 SSL-VPNゲートウェイの冗長化
 12.1.2 StoreFrontの冗長化
 12.1.3 Delivery Controllerの冗長化
12.2 WANの最適化―CloudBridge
 12.2.1 製品の選定方法
 12.2.2 CloudBridgeの構成
 12.2.3 初期設定
 12.2.4 最適化の確認
12.3 まとめ

第13章 仮想デスクトップ環境の最適化と運用管理

13.1 Citrixポリシーの管理
 13.1.1 ポリシーの概要
 13.1.2 Citrix Studioによるポリシーの設定
 13.1.3 ポリシーテンプレートの利用
 13.1.4 モデルによるポリシー適用の確認
 13.1.5 グループポリシー管理コンソールによるポリシーの設定
 13.1.6 ポリシーのベストプラクティス
13.2 Profile Management
 13.2.1 Windowsのユーザープロファイルについて
 13.2.2 Citrixが提供するプロファイル管理ソリューション
 13.2.3 主な機能
 13.2.4 インストールと設定
13.3 XenDesktop環境での印刷
 13.3.1 仮想環境での印刷の課題
 13.3.2 XenDesktopによる課題の解決
13.4 Citrix Receiverの管理
 13.4.1 Citrix Receiverの配布と管理
 13.4.2 Citrix Merchandising Server
13.5 Citrix Director
 13.5.1 Citrix Directorのアーキテクチャ
 13.5.2 インストールと構成
 13.5.3 Citrix Directorによる運用と監視
13.6 HDX Insight
 13.6.1 システム要件
 13.6.2 NetScaler Insight Centerの設定
 13.6.3 取得可能な情報
13.7 困ったときは
 13.7.1 eDocs、Knowledge Center、Hotfix
 13.7.2 確認する項目
 13.7.3 Citrix Auto Support
 13.7.4 フォーラム
13.8 まとめ

第14章 XenDesktopに関連したその他のCitrix製品

14.1 Citrix製品
 14.1.1 AppDNA
 14.1.2 XenMobile
14.2 Citrix Readyプログラム

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2024年08月01日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 038
図2-16 左端のボックス
2刷
デスクトップOS
サーバーOS
2016.08.22
1刷 105
上から2行目
を確認したら。
を確認したら、
2024.08.01
1刷 148
「1.」の見出し
ハイバーバイザーとの接続
ハイパーバイザーとの接続
2024.08.01
1刷 213 
注釈※9
[更新をユーザーの通知する]です。
[更新をユーザーに通知する]です。

214ページ:「図7-18」内の「更新をユーザーの通知する」も同様に修正
2024.08.01
1刷 267
「ヒント」最終行
完了です
完了です。
2024.08.01
1刷 283
「9.1.2 サーバーOS VDAのインストール」の5~6行目
2刷
VDA(Virtual Desktop Agent)
VDA(Virtual Delivery Agent)
2016.08.22
1刷 346
本文下から3行目
NVIDA GRIDが
NVIDIA GRIDが
2024.08.01
1刷 347
下から5行目
が適用されているため。
が適用されているため、
2024.08.01
1刷 372
図11-12の2行上
2刷
5. NetSclaer Gateway の確認
5. NetScaler Gateway の確認
2016.08.22
1刷 397
表11-8
2刷
訂正前:10.9.123.218
訂正前:10.9.124.218

IPアドレス「10.9.123.218」を「10.9.124.218」に訂正
2016.08.22
1刷 514
本文1~2行目
2刷
次節以降では、デスクトップ仮想化環境を導入する際に、CitrixのパートナーがXenDesktopと組み合わせて活用しているサードパーティ製品について紹介します。
<削除>

「次節以降」に該当する部分はございません。ご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします。
2015.03.03

感想・レビュー

syatsuzuka さん

2018-03-10

普段ユーザーとして当たり前のようにつかっているVDIですが、それを支える技術はネットワーク通信やら、画像処理やら、いろいろな複合技術から成り立っており、また構築にもいろいろなパターンがあることがわかり勉強になった。

K さん

2015-11-08

XenDesktopの概要が分かる。インストール手順も丁寧で易しい。どの技術書にも共通するが、実際に覚えるのは構築しなくてはならない。