システムアーキテクチュアナレッジ 著
中道 賢 著
本書はシスコのネットワーク製品・技術に関するスキルを認定する「シスコ技術者認定プログラム」のエントリー資格である、CCNA(Cisco Certified Network Associate)の資格の1つ「CCNA Routing and Switching(以下、CCNA R&S)」対応の学習書です。
100-101J(ICND1)試験向けと、200-101J(ICND2)試験向けの本書2冊をシリーズとして刊行し、200-120J CCNA受験予定者は2冊とも学習することで試験範囲をカバーできます。
※CCNA R&Sは「100-101J(ICND1)」試験と「200-101J(ICND2)」試験の2試験に合格するか、「200-120J CCNA」試験に合格すると取得可能。
※これら3試験の関係は「200-120J CCNA = 100-101J (ICND1) + 200-101J (ICND2)」。
※CCENTは「100-101J ICND1」試験の合格のみで取得
第1章 スパニングツリープロトコル
1.1 スパニングツリープロトコルの概要
1.1.1 スパニングツリーの必要性
冗長化の必要性/スイッチを使用した冗長化の問題点/ブロードキャストストーム
1.1.2 スパニングツリーが機能する仕組み
一部のポートのブロック/中心となるスイッチの決定/スイッチ間での情報の交換/ルートブリッジの決定/ポートの役割の決定:ルートポート/ポートの役割の決定:指定ポート/ポートの役割の決定:非指定ポート/送信元ポートIDを使用するケース
1.1.3 ポートの状態
ポートのステータス/ポートの状態遷移/タイマー
1.1.4 障害発生時の動作
直接的な障害の場合/間接的な障害の場合/トポロジに影響を与えるその他の要素
1.1 確認問題
1.2 STPに関連する機能
1.2.1 PortFast
1.2.2 BPDUガード
1.2.3 RSTP
ポートの役割/ポートのステータス/BPDUのやり取り/エッジポート/ STPとRSTPの比較
1.2.4 EtherChannel
EtherChannelとは/ EtherChannelの特徴/ EtherChannelのバンドルの条件/負荷の分散/ EtherChannelのネゴシエーション
1.2.5 VLANとSTPの組み合わせ
VLAN共通のスパニングツリー/ VLANごとのスパニングツリー
1.2 確認問題
第2章 スパニングツリープロトコルの実装
2.1 STPの動作確認
2.1.1 STPの状態の確認
#show spanning-treeコマンド/ルートブリッジのスイッチの確認/ルートブリッジ以外のスイッチの確認/ STPのインターフェイスの確認/障害発生時の確認
2.1.2 トポロジの変更に関連するオプション
ルートブリッジの変更/パスコストの変更/ポートプライオリティの変更
2.1 確認問題
2.2 その他の機能の設定
2.2.1 PortFastの設定と確認
2.2.2 BPDUガードの設定と確認
BPDUガードを設定するコマンド/ BPDUガードの設定
2.2.3 RSTPの動作の確認
RSTPを設定するコマンド/ RSTPの設定/ RSTPとSTPを混在させた場合/障害発生時の切り替えの確認
2.2.4 EtherChannelの設定と確認
EtherChannelの設定/ EtherChannelの設定の確認/スイッチの状態の確認
2.2 確認問題
第3章 VLAN
3.1 VLANの概要
3.1.1 VLANの基本
VLANとは
3.1.2 VLANタギング
アクセスポートとトランクポート/ ISLとIEEE 802.1Q
3.1.3 VLAN間ルーティング
必要な機器/ VLAN間ルーティングの構成/サブインターフェイスの作成
3.1.4 VTP
VTPとは/ VLAN情報の同期/ VTPドメイン/ VTPの動作モード
3.1.5 ポートセキュリティ
スイッチでのセキュリティの必要性/ポートセキュリティの仕組み
3.1 確認問題
3.2 VLAN関連の設定と確認
3.2.1 VLAN間ルーティングの設定と確認
スイッチ側の設定/ルータ側の設定/スイッチ側の設定の確認/ルータ側の設定の確認
3.2.2 VTPの設定と確認
VTPドメイン名の設定/ VTPモードの設定/ VTPの設定の例/ VTPの設定の確認
3.2.3 ポートセキュリティの設定と確認
ポートセキュリティの有効化/セキュアMACアドレスの登録/スティッキーラーニング/違反時の動作の指定/ポートセキュリティの設定/ポートセキュリティの設定の確認/セキュアMACアドレスの確認/インターフェイスの確認/違反時の確認
3.2 確認問題
3.3 スイッチのトラブルシューティング
3.3.1 STPに関するトラブルシューディング
ケース1:管理者が想定したトポロジになっていない
3.3.2 EtherChannelのトラブルシューティング
ケース1:EtherChannelが有効になっていない/ケース2:一部のインターフェイスがバンドルされない
3.3.3 VLANのトラブルシューティング
ケース1:PC1とPC3の間、PC2とPC4の間で通信ができない/ケース2:同一VLAN間での通信はできるが、異なるVLAN間の通信ができない
3.3.4 VTPのトラブルシューティング
ケース1:Switch1で変更した内容がまったく反映されない
3.3.5 ポートセキュリティのトラブルシューティング
ケース1:Fa0/3で接続禁止の端末からの通信が通過する/ケース2:正当な端末であるPC1、PC2、PC3からの通信ができない
3.3 確認問題
第4章 IPルーティング
4.1 ルーティングの基本
4.1.1 ルーティングとルーティングテーブル
ルーティングとは/ルーティングテーブル/ルータの基本動作/ルートの判断:ロンゲストマッチ/ルーティングテーブルの作成/ルーティングテーブルへのルートの登録方法/ルーティングプロトコルの種類/デフォルトルート
4.1.2 ルート集約
ルート集約のメリット/ルート集約の種類/ルート集約時の動作
4.1.3 ルーティングに関するトラブルシューティング
pingコマンド/拡張pingコマンド/ tracerouteコマンド
4.1 確認問題
4.2 OSPFの実装
4.2.1 OSPFの概要
IGPとEGP / OSPFの特徴
4.2.2 OSPFの動作
OSPFの基本動作/マルチアクセスの場合の動作/ DRとBDRの選択/マルチアクセス環境でのLSUパケットの流れ/ルートの選択/等コストロードバランシング/ルートの変更/アドミニストレーティブディスタンス/ OSPFのネットワークのタイプ
4.2.3 マルチエリアOSPF
ネットワークの階層化/エリアを作成する際の注意点/ルータの役割
4.2 確認問題
4.3 OSPFの設定と確認
4.3.1 OSPFの設定
OSPFの有効化/インターフェイスの指定/パッシブインターフェイスの設定/ルータIDの指定/ OSPFの設定の例
4.3.2 OSPFの設定の確認
ネイバーの確認/ LSDBの要約情報の確認/ルーティングテーブルの確認/ OSPFのプロトコルの確認/インターフェイスの確認
4.3.3 マルチエリアOSPFの設定と確認
マルチエリアOSPFの設定/マルチエリアOSPFの確認
4.3.4 OSPF関連のパラメータの調整
ルータプライオリティ/ OSPFのコスト/帯域幅/デフォルトルートの配布
4.3 確認問題
4.4 OSPFのトラブルシューティング
4.4.1 想定する構成
4.4.2 ケース別トラブルシューティング
ケース1:OSPFがインターフェイスで動作していない/ケース2:OSPFは動作しているが隣接関係を構築できていない/ケース3:ルートの情報が一部に伝えられていない
4.4 確認問題
第5章 EIGRP
5.1 EIGRPの概要
5.1.1 EIGRPとは
EIGRPの特徴
5.1.2 EIGRPの動作
EIGRPの基本動作/ルートの選択/サクセサとフィージブルサクセサ/等コストロードバランシング/不等コストロードバランシング/アドミニストレーティブディスタンス/ネットワークに変更があった場合の動作/ EIGRPに関するまとめ
5.1.3 EIGRPにおけるルート集約
自動ルート集約/手動ルート集約
5.1 確認問題
5.2 EIGRPの設定と確認
5.2.1 EIGRPの設定
EIGRPの有効化/インターフェイスの指定/パッシブインターフェイスの設定/EIGRPの設定の例
5.2.2 EIGRPの設定の確認
ネイバーテーブルの確認/トポロジテーブルの確認/ルーティングテーブルの確認/疎通の確認/自動ルート集約の無効化/ EIGRPのプロトコルの確認/デフォルトルートの配布/ EIGRPのメトリックの設定
5.2 確認問題
5.3 EIGRPのトラブルシューティング
5.3.1 想定する構成
5.3.2 ケース別トラブルシューティング
ケース1:EIGRPがインターフェイスで動作していない/ケース2:EIGRPでネイバーを認識していない/ケース3:ルートの情報が一部に伝えられていない/ケース4:自動ルート集約によりルート情報を学習できない
5.3 確認問題
第6章 IPサービス
6.1 FHRPの概念
6.1.1 ファーストホップの冗長化の必要性
ファーストホップルータの冗長化とは/メインのデフォルトゲートウェイに障害が発生した場合
6.1.2 HSRPの概要
HSRPとは
6.1.3 HSRPの動作
Helloパケットの交換/アクティブルータとスタンバイルータの選出/ Helloパケットによる生存確認/クライアント端末からの通信/障害発生時の動作
6.1.4 HSRPのその他の機能
プリエンプト/インターフェイストラッキング/ HSRPの認証機能/ HSRPのデメリット
6.1.5 GLBPの概要
GLBPとは/ GLBPの認証機能
6.1.6 GLBPの動作
Helloパケットの交換/ AVGとAVFの選出/ Helloパケットによる生存確認/クライアント端末からの通信/障害発生時の動作
6.1 確認問題
6.2 FHRPの設定と確認
6.2.1 HSRPの設定
仮想IPアドレスの設定/ HSRPプライオリティの設定/プリエンプトの設定/ HSRPの設定の例
6.2.2 HSRPの設定の確認
HSRPの要約情報の確認/HSRPの詳細情報の確認/クライアントの確認/インターフェイストラッキングの設定
6.2.3 GLBPの設定
仮想IPアドレスの設定/ GLBPプライオリティの設定/ GLBPの設定の例
6.2.4 GLBPの設定の確認
GLBPの要約情報の確認/ GLBPの詳細情報の確認/クライアントの確認
6.2 確認問題
6.3 ネットワークデバイスの管理
6.3.1 SNMPの概要
SNMPの必要性/ SNMPの構成要素/ SNMPエージェントが管理する情報/SNMPの通信/ SNMPのバージョン/ SNMPの設定
6.3.2 NetFlowの概要
NetFlowの構成要素/フローの判定/ NetFlowの動作/ Flexible NetFlow /NetFlowの設定
6.3.3 システムログ
システムログの概要/システムログのファシリティ/システムログのレベル/システムログの出力先の設定/システムログの確認
6.3 確認問題
第7章 WAN
7.1 WANの基礎
7.1.1 WANとは
WANと通信事業者/ WANサービス/ WANの接続形態/ WANのプロトコル
7.1.2 専用線
専用線とは/専用線の特徴/専用線の接続形態/専用線のプロトコル
7.1.3 PPPの概要
PPPとは/ PPPの機能/ PPPの認証/ PPPにおけるフェーズの遷移
7.1.4 PPPの設定
クロックレートの設定/カプセル化の設定/認証用のユーザ名とパスワードの設定/PPPの設定の例/ PPPの設定の確認
7.1 確認問題
7.2 フレームリレー
7.2.1 フレームリレーの概要
フレームリレーとは/フレームリレーの特徴/フレームリレーの構成
7.2.2 フレームリレーの仕組み
VC / DLCI / LMI / LMIのステータス/ CIR /フレームリレーのカプセル化/フレームリレーのトポロジ
7.2.3 フレームリレーの動作
フレームリレーの基本的な動作/フレームリレーマップ
7.2.4 フレームリレーにおける留意点
スプリットホライズンの問題/スプリットホライズンの問題の回避策/サブインターフェイスの作成/サブインターフェイスの種類/ NBMAの問題
7.2 確認問題
7.3 フレームリレーの設定と確認
7.3.1 フレームリレーの設定
カプセル化の設定/ LMIの設定/サブインターフェイスの作成/ローカルDLCIの指定/フレームリレーマップの設定/ Inverse ARPの無効化/物理インターフェイスの設定の例
7.3.2 フレームリレーの設定の確認
カプセル化の確認/フレームリレーマップの確認/ PVCの状態の確認/ LMIの情報の確認
7.3.3 サブインターフェイスの設定と確認
ポイントツーポイントサブインターフェイスの設定/ポイントツーポイントサブインターフェイスの設定の確認/マルチポイントサブインターフェイスの設定/マルチポイントサブインターフェイスの設定の確認
7.3.3 フレームリレーのトラブルシューティング
想定する構成/ケース1:PVCがActiveになっていない(1)/ケース2:PVCがActiveになっていない(2)/ケース3:ブロードキャストやマルチキャストの問題/ケース4:ルーティングアップデートの問題
7.3 確認問題
7.4 VPN
7.4.1 VPNの概要
VPNとは/VPNの特徴/VPNの種類/インターネットVPNの種類/VPNの技術/トンネリングで使用されるプロトコル/ SSL-VPN / GREトンネリング
7.4 確認問題
7.5 その他のWANサービス
7.5.1 広域イーサネット
広域イーサネットの仕組み
7.5.2 ISDN
ISDNの規格
7.5.3 ADSL
ADSLの接続形態/ ADSLのプロトコル
7.5 確認問題
第8章 IPv6ルーティング
8.1 IPv6アドレス関連の設定と確認
8.1.1 ルータのユニキャストアドレスの設定
IPv6ルーティングの有効化/ IPv6アドレスの設定/リンクローカルアドレスの設定/グローバルアドレスの設定/マルチキャストアドレス/ルータの設定の例/ルータの設定の確認/疎通の確認/ MACアドレスの解決
8.1.2 クライアントのIPv6アドレスの設定
自動で設定する方法/ステートレス設定
8.1 確認問題
8.2 IPv6のルーティング
8.2.1 スタティックルーティング
スタティックルートの設定/デフォルトルートの設定/ルーティングテーブルの確認/スタティックルートの設定の例/スタティックルートの設定の確認
8.2.2 ダイナミックルーティング
8.2.3 RIPng
RIPngの概要/ RIPngの設定/ RIPngの設定の例/ RIPngの設定の確認
8.2.4 OSPFv3
OSPFv3の概要/ OSPFv3の設定/ OSPFv3の設定の例/ OSPFv3の設定の確認
8.2.5 EIGRP for IPv6
EIGRP for IPv6の概要/ EIGRP for IPv6の設定/ EIGRP for IPv6の設定の例/EIGRP for IPv6の設定の確認
8.2 確認問題
第9章 IOS管理
9.1 IOSの基本と管理
9.1.1 Cisco IOSとは
9.1.2 IOSイメージファイル
9.1.3 IOSの起動
IOSの起動の手順/ Setupモード
9.1.4 IOSのバックアップ
TFTPとは/ TFTPサーバを利用したバックアップの手順/ TFTPサーバを利用したバックアップの例
9.1.5 IOSのアップグレード
IOSのアップグレード時の注意事項/ TFTPサーバを使用したIOSのアップグレードの例
9.1.6 パスワードリカバリ
パスワードリカバリの手順/パスワードリカバリの例
9.1 確認問題
第10章 練習問題1:選択問題
解答
第11章 練習問題2:シナリオ問題・シミュレーション問題
解答
第12章 模擬試験1
解答
第13章 模擬試験2
解答
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1刷 | 473 下から8行目 |
未 | 未 |
|
2016.05.30 | ||||
1刷 | 509 A42 |
未 | 未 |
|
2014.11.13 | ||||
1刷 | 554 A50.回答例内 |
未 | 未 |
|
2016.05.30 |