Gerald Jay Sussman 著
Harold Abelson 著
Julie Sussman 著
和田 英一 監修
和田 英一 翻訳
和田 英一 原著
プログラミング言語LISPの方言であるSchemeを使用し、抽象化、再帰、インタプリタ、メタ言語的抽象といった計算機科学における概念の真髄を丁寧に解説した古典的名著です。また計算機科学教育に多大な影響を与えたことはもちろん、「関数型言語」の聖典のひとつとしても挙げられています。いわば、現代の計算機科学(コンピュータサイエンス)の礎であり、プログラミングの始原であり、すべてのITの原点といえる1冊です。
1 手続きによる抽象の構築
1.1 プログラムの要素
1.2 手続きとその生成するプロセス
1.3 高階手続きによる抽象
2 データによる抽象の構築
2.1 データ抽象入門
2.2 階層データ構造と閉包性
2.3 記号データ
2.4 抽象データの多重表現
2.5 汎用演算のシステム
3 標準部品化力、オブジェクトおよび状態
3.1 代入と局所状態
3.2 評価の環境モデル
3.3 可変データでのモデル化
3.4 並列性:時が本質的
3.5 ストリーム
4 超言語的抽象
4.1 超循環評価器
4.2 Schemeの変形-遅延評価
4.3 Schemeの変形ー非決定性計算
4.4 論理型プログラミング
5 レジスタ計算機での計算
5.1 レジスタ計算機の設計
5.2 レジスタ計算機シミュレータ
5.3 記憶の割当とごみ集め
5.4 積極制御評価器
5.5 翻訳系
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kaizen@名古屋de朝活読書会 さん
2015-04-04
手続きによる抽象、データによる抽象、汎用部品化力・オブジェクトおよび状態、超言語的抽象、レジスタ計算機での計算。第1版への序「計算機はヴァイオリンのようだ」まだそこまでの域に達していない。私にとって計算機はピアノのようだ。つまり万能で、網羅的で論理的で多彩。ヴァイオリンは鳴らないので嫌い。アナログ計算機がヴァイオリンのようだと思う。豊富な例と論理と参考文献。p213「言語の設計者」大事。