河野 鉄平 著
本書は写真撮影がめきめき上達する構図のコツを「添削例」で学んでいく本です。写真構図の基本である、「垂直水平」「縦位置と横位置」「主題と副題」「四隅の意識」「背景」「日の丸」「アングル」「圧縮効果」「足し算引き算」などから、人や花、風景、旅先で出会うものなど、各被写体やシーンごとの構図ポイント、さらに写真がぐっとプロに近づける工夫まで、写真構図のすべてが学べます。
「添削」による解説なので、一目見るだけでも「なるほど」と実感できます。巻末には代表的な13の構図パターンをはじめ、「構図を形づくる14の基本ルール」がついているので、あんちょことしても使えます。初心者だけでなく中級者にもオススメの一冊です。
Part 1 添削をはじめる前に知っておこう! 構図を考えるときの10の近道
近道その1 いまいちバランスの悪い写真になってしまう
近道その2 横位置の写真が多くなってしまう
近道その3 単なる状況写真になってしまう
近道その4 いらないものがよく写り込んでいる
近道その5 人物が街中でかっこよく写せない
近道その6 建物の大きさをうまく表現したい
近道その7 子どもを撮るといつも単調な日の丸写真になる
近道その8 樹木の壮大さが伝わらない
近道その9 風景の密集感を感動したそのままに写したい
近道その10 テーブルフォトがバランスよく写せない
Part 2 自分の気持ちをちゃんと写真にしよう! シチュエーション別構図の添削10編 〜基本編〜
Part2をはじめるための心構え
お題その1 青い海を感動したままに撮りたい
お題その2 咲き誇るバラを寄りでやわらかく撮りたい
お題その3 街のビルをダイナミックにかっこよく撮りたい
お題その4 ポートレートを上手に撮りたい
お題その5 やわらかい雰囲気でスイーツを撮りたい
お題その6 広大な芝桜の風景をうまく撮りたい
お題その7 花火を感動的に情感豊かに撮りたい
お題その8 動物園の動物を作品として撮りたい
お題その9 小物雑貨をイメージカットのように撮りたい
お題その10 子どもをよりキュートに撮りたい
Part 3 もっと構図で個性を発揮しよう! シチュエーション別構図の添削10編 〜応用編〜
Part3をはじめるための心構え
お題その1 山と雲を壮厳な雰囲気で撮りたい
お題その2 街中でオシャレにポートレートを撮りたい
お題その3 祭りの様子を感動的に撮りたい
お題その4 咲き誇る藤の花々を美しく撮りたい
お題その5 その場の雰囲気を活かして料理を撮りたい
お題その6 滝のある風景を情感豊かに撮りたい
お題その7 自然な雰囲気で家族写真を撮りたい
お題その8 家の中で記念に赤ちゃんを撮りたい
お題その9 夕方の富士山をドラマチックに撮りたい
お題その10 燈籠流しを感動的に撮りたい
Part 4 定番構図から脱却しよう! 構図の組み立て方4編 〜実践編〜
お題その1 咲き誇る桜とともにお城を撮る
お題その2 朝日が昇る様子を画面を整理しながら撮る
お題その3 通天閣と新世界で活気ある街並を撮る
お題その4 幻想的な雰囲気でイルミネーションを撮る
巻末 構図を形づくる14の基本ルール
その1 構図を意識するとはどういうことか
その2 代表的な構図パターン
その3 大事な3つのフットワーク
その4 縦位置と横位置の使い分け
その5 空間の演出とその効果
その6 絞りの効果と構図
その7 シャッタースピードの効果と構図
その8 レンズのカテゴリーと構図
その9 広角レンズの特徴と構図
その10 望遠レンズの特徴と構図
その11 特殊レンズの特徴と構図
その12 足し算の法則とその効果
その13 引き算の法則とその効果
その14 視線の誘導とその効果
Column アスペクト比の変更とスクエアの効果
Column 三脚と構図の関係と使い道
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刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
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本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 50 3つめ「ボケ味を利用せず撮影する」のキャプション |
未 | 未 |
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2014.01.06 |
とりもり さん
2019-04-26
添削講座とあるが、風景の全容が分からない中でダメな作品とお手本だけが紹介されるので、自分で考える余地がほとんどない。構図自体のテクニックはどこでも紹介されているものなので、同じ風景のどこに注目してどう切り取れば良い作品になるか、というところを鍛えないと添削にならないでしょ。料理の写真とかでもいきなり背景変わるし(笑)。その意味では実践編は参考になったので、ここをもっと充実させてほしかった。ちょっと惜しい一冊。★★★☆☆
MasakiZACKY さん
2015-12-04
失敗例を見ても「いい写真じゃないか」と思ってしまうあたり、まだ漠然とした写真を見れていない証拠か。添削形式というのは非常に分かりやすくて良い。
ローズ さん
2014-07-25
構図の本はこれが一番おすすめ。具体例が豊富。