書籍/雑誌・Webコンテンツ・e-book……さまざまな「編集」作業に共通する「編集の業務の流れや常識的知識」と「テキストのデジタル処理とそれに伴うルールやツールの基礎知識」を多くの図解とともにコンパクトにまとめた一冊です。組織(編集部)内のルールに乏しく、何でもゼロから調べたり決めたりしなければならない立場の若い記者/編集者や、編集業務のIT化に対応したい方々に特にお勧めの内容になっています。
序章 なぜ「編集」は必要なのか?
第1章 編集制作の流れと業務の分担
1-1 編集の全体的な流れ
「編集」とは?
編集の工程
1-2 各工程の概要
企画の前提
執筆依頼と原稿
原稿整理(原稿編集)
レイアウト
校正
メディアへの展開
1-3 押さえておきたい基本知識
製版と印刷
Webへの展開
電子書籍の製作工程
1-4 編集業務と組織
社内的な業務分担
DTP、デザイン、レイアウト
編集業務とアウトソーシング
1-5 コンテンツのパッケージ
パッケージの意味
メディアとパッケージ
第2章 文書を整える -日本語組版と文章のルール
2-1 表記のルール
文章を整えるために
文章の調子、「てん」と「まる」
漢字とひらがな
カタカナとことば
禁則処理
縦組み、横組み、段組み
表記の基準
ルールの作成や運用は範囲を限ってもできる
表記の統一と範囲
2-2 記事を構成する要素
文章・テキスト
構成的な部品:題名、部、章、節、項
書籍の構成要素
2-3 日本語組版の部品とレイアウト
文字の基本
文字の大きさと単位
文字の変形
見出し、リード、本文
日本語と欧文混在の組み
ページの部品
ルビと文字の強調
定型の組み方
表組み、図版、写真
2-4 PCで使う文字
文字コード
文字コードの状態や文字一覧を見る
字形の違い
第3章 編集の実務
3-1 編集の道具
テキストエディタ
ワープロとオフィスソフト
画像ファイルを扱うソフト
PDFの扱い
3-2 原稿の取扱い
原稿の状態
原稿整理の前に
図表の原稿
写真原稿
ファイルの種類
3-3 編集の基準
著者と編集者
表記基準
3-4 編集の方法
原稿整理
図版データの種類と適正
図表の扱い方
校正紙、校正データの配布
PDF校正
目次と索引の作成
メディアに合わせた展開
3-5 工程管理
台割
スケジュール
3-6 収支管理
書籍の収支管理
デジタルコンテンツの収支
第4章 コンテンツの展開とメディア
4-1 Webコンテンツ
Webコンテンツの特色
Webページを記述するHTMLとCSS
Webのレイアウト
静的コンテンツと動的コンテンツ
多様なコンテンツ
4-2 電子書籍
電子書籍とレイアウト
電子書籍を実現する方式
電子書籍の形態
第5章 コンテンツの周辺
5-1 コンテンツの流通
出版流通
電子書籍の流通
5-2 著作権と知的財産
Googleブックス訴訟に見る「法への姿勢」
著作権と契約
翻訳書の権利処理
関連法規
5-3 デジタル情報のセキュリティ
情報セキュリティと個人情報保護法
インターネット上の脅威
付録
A-1 判型のサイズ
A-2 印刷方式とDTPデータ
オフセット印刷は網点で濃淡をつける
網点には角度がある
DTPデータと印刷データ
A-3 校正記号の使い方 -手書きの赤字とAcrobatのツールを使った場合
A-4 編集制作チェックリスト
原稿整理チェックリスト
デザイン、レイアウトチェックリスト
校正チェックリスト
印刷入稿チェックリスト
A-5 間違えやすい表記
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。