ITのプロ46 著
戦略的な情報システム開発に携わるITエンジニアには、ITスキルに加えて対象システムの業務知識も求められます。しかし、システム開発で必要となる業務知識は多岐にわたり、また全体像を把握しづらいため、実務を通して経験しなければ、なかなか身に付くものではありませんでした。
本書は、そうしたITエンジニアのニーズを捉えて業務知識入門書として大ヒットした『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本』の改訂版です。主要な6分野の業務知識を多くのキーワードを用いて簡潔に解説しており、効率よく業務知識の全体像をつかむことができます。
第4版となる本書では、最新のキーワードを大幅に追加し、一般化が進むクラウドシステムや高機能な情報端末、社会的な課題となっている事業継続性、震災対策をはじめ、現在の企業が取り組むべき最新のテーマにも対応しています。また、「情報化のポイント」「システム化の勘所」「ヒアリングの勘所」など、システム化の現場おけるエピソードやイラストなどを交え、より実用的な内容になっています。
第1章 会社経営
1-1 会社とは
1-2 経営組織
1-3 経営戦略
1-4 マーケティング
1-4-1 マーケティング1.0の時代−売り手が強かった時代
1-4-2 マーケティング2.0の時代
1-4-3 マーケティング3.0の時代
1-4-4 マーチャンダインジグ
1-5 情報戦略
1-5-1 部門間の情報連携
1-5-2 EA (Enterprise Architecture)
1-5-3 ERP (Enterprise Resource Planning)
1-5-4 SCM (Supply Chain Management)
1-5-5 CRM (Customer Relationship Management)
1-5-6 DWH (Data WareHouse)
1-6 管理会計
1-7 全社的事業外活動
1-8 会社の終焉(倒産や廃業)
【column】 経営方針の例
【column】 オペレーショナル・エクセレンス Step
【column】 その他のマーケティング用語
【column】 システム管理基準に見る情報戦略のあるべき姿
【column】 BABOK(Business Analysis Body Of Knowledge)
第2章 財務会計
2-1 財務会計ソリューション
2-2 情報システム構築に必要な業務知識
2-2-1 制度としての会計
2-2-2 代表的な財務諸表
2-2-3 簿記
2-2-4 決算
2-2-5 手形
2-2-6 固定資産管理
2-2-7 リース
2-2-8 資金管理
2-2-9 電子帳簿保存
2-2-10 内部統制の構築
2-2-11 IFRS(International Financial Reporting Standards)
【column】 決算公告
【column】 決算の早期化
【column】 ヒアリングの勘所 財務会計
第3章 人事管理
3-1 人事管理ソリューション
3-1-1 HRM/HCM システム
3-1-2 給与管理システム
3-2 情報システム構築に必要な業務知識
3-2-1 雇用形態
3-2-2 評価制度
3-2-3 等級制度
3-2-4 賃金制度
3-2-5 福利厚生制度
3-2-6 健康保険
3-2-7 厚生年金保険
3-2-8 労働保険
3-2-9 所得税
3-2-10 住民税
【column】 動機付けとその歴史
第4章 販売管理
4-1 販売管理ソリューション
4-1-1 マスタ管理
4-1-2 受注管理サブシステム
4-1-3 売上入力
4-1-4 発注管理サブシステム
4-1-5 仕入管理システム(流通業)
4-1-6 資材購買管理システム(製造業)
4-1-7 債権管理サブシステム
4-1-8 債務管理サブシステム
4-1-9 POSシステム
4-1-10 SFA (Sales Force Automation)
4-2 情報システム構築に必要な業務知識
4-2-1 新規取引開始
4-2-2 受注
4-2-3 売上
4-2-4 発注
4-2-5 仕入・購買
4-2-6 債権管理業務
4-2-7 債務管理業務
4-2-8 輸出入取引
【column】 計画的陳腐化
【column】 セリング
【column】 SPA
【column】 受託開発した情報システム(ソフトウェア)の収益認識
【column】 市場販売目的のソフトウェアパッケージを開発した場合に要した費用の計上
【column】 ヒアリングの勘所 販売管理
第5章 生産管理
5-1 生産管理関連ソリューション
5-1-1 生産管理システム(全体像)
5-1-2 基準情報管理
5-1-3 生産計画サブシステムと生産手配サブシステム
5-1-4 工程(進捗)管理サブシステム
5-1-5 品質管理サブシステム
5-1-6 生産スケジューラ
5-1-7 CIM 他
5-2 情報システム構築に必要な業務知識
5-2-1 製造業の組織構造
5-2-2 生産方式
5-2-3 生産計画
5-2-4 製造実績情報の収集と進度管理<
5-2-5 TOC(Theory of Constraints)
5-2-6 品質管理や改善活動
5-2-7 原価計算
5-2-8 ABC/ABM
5-2-9 損益分岐点分析(CVP分析)
【column】 MRP → MRPⅡ → ERP
【column】 ヒアリングの勘所 生産管理
第6章 物流・在庫管理
6-1 物流・在庫管理ソリューション
6-1-1 マスタ管理
6-1-2 入庫管理サブシステム
6-1-3 出庫管理サブシステム
6-1-4 棚卸処理サブシステム
6-1-5 他システムとのインターフェース
6-1-6 物流 KPI
6-1-7 物流 ABC(Activity-Based Costing)
6-1-8 トレーサビリティ管理
6-1-9 マテハン機器
6-1-10 TMS(Transport Management System)
6-2 情報システム構築に必要な業務知識
6-2-1 在庫品の分類と管理単位
6-2-2 在庫場所
6-2-3 在庫の引当・受払・棚卸
6-2-4 棚卸資産の評価
【column】 ヒアリングの勘所 物流・在庫管理
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||
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1刷 | 216 下から3行目 |
4刷 | 済 |
|
2016.09.15 | ||||
1刷 | 228 表4-7「発注残一覧表 発注残チェックリスト」の概要の2行目、3行目(2か所) |
2刷 | 済 |
|
2015.05.25 | ||||
1刷 | 232 2~3行目 |
4刷 | 済 |
|
2017.11.06 | ||||
1刷 | 249 1行目 |
3刷 | 済 |
|
2016.04.12 | ||||
1刷 | 258 側注欄「参考」 |
4刷 | 済 |
|
2017.11.06 | ||||
1刷 | 267 下から3行目 |
2刷 | 済 |
|
2015.05.25 | ||||
1刷 | 274 「関連する法律」3つめ |
2刷 | 済 |
|
2015.02.10 | ||||
1刷 | 299 1行目 |
2刷 | 済 |
|
2015.04.20 | ||||
1刷 | 314 1行目 |
4刷 | 済 |
|
2016.09.15 | ||||
1刷 | 360 2行目 |
4刷 | 済 |
|
2016.04.19 | ||||
1刷 | 384 用語解説【フェイス】 4~5行目 |
2刷 | 済 |
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2014.09.10 | ||||
1刷 | 395 表6-16の下6行目 |
4刷 | 済 |
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2016.04.19 | ||||
2刷 | 160 表3-1、「概要」列、5行目 |
3刷 | 済 |
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2015.09.09 |
Tomoyuki Kumaoka さん
2016-06-19
* 秋期試験ストラテジストのために読んでみた。一回読んだだけじゃ理解も半分くらいか。* この本で勧められている学習の進め方をするのがよい。参考文献・資格情報が豊富。方向性に悩んだら、読み直そう。
monotony さん
2015-11-23
かなりのボリューム。個人的には今すぐ必要になる内容は多くなかったので、必要な時に開くリファレンス的な一冊になりそう。
koyak さん
2015-11-01
経営、財務、人事、販売、生産、物流。システム化の定番ともいえる業務知識について、法律~学習していく上での勘所、顧客が期待することまで、幅広く且つわかりやすく噛み砕いて解説してくれている・・・・・・のは分かるのですが、それでも中々頭の中に定着させるには難しそうな内容でした。ただ、「法律」は業務知識の面からもかなり重要な位置を占めるキーワードだと感じました。次に何を勉強しようか迷っていましたが、目標が見つかった気がします。