企業情報システムアーキテクチャ 電子書籍(南波 幸雄)|翔泳社の本
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企業情報システムアーキテクチャ


形式:
電子書籍
発売日:
ISBN:
9784798139081
価格:
4,180(本体3,800円+税10%)
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用
電子書籍

ビジネスの変化に対応する情報システムの構造改革!

昨今、アーキテクチャなき情報システム構築がビジネスの足かせとなっています。この問題を解決するためには、まず企業情報システムにおける「アーキテクチャ」とは何かを理解することが必要です。産業構造審議会報告などをはじめ、政府および産業界からも、情報アーキテクトの養成が強く要望されています。

本書は、アーキテクチャの概念の全体像を、体系的に基本から解説します。企業情報システムと、情報システムの粒度の相違からくる視点の相違を明らかにし、現在の情報システムが抱える問題をアーキテクチャの観点から解決に導きます。著者の実務経験および研究者としての経験を生かし、単なる知識のための本ではなく、現場で役立つ実務遂行能力を培います。

第1章 企業情報システムの現状とアーキテクチャの必要性

企業情報システムの現状と課題
企業を取り巻くビジネス環境の変化
テクノロジーの変化
情報システム固有の問題
変化に適合できる情報システムへの再構築
新たな課題
【COLUMN】なぜいつまでも同じ失敗をしてしまうのか
第1章のまとめ

第2章 情報システムとアーキテクチャ

情報システム
アーキテクチャ
アーキテクチャの表現
アーキテクチャ、フレームワーク、参照モデル
情報システムアーキテクトの役割
【COLUMN】物理的なものと仮想的なもの
第2章のまとめ

第3章 企業レベルの包括的情報システムアーキテクチャ

企業レベルの包括的な情報システムアーキテクチャ
Zachmanフレームワーク
RM-ODP
TOGAF
エンタープライズアーキテクチャ(EA)
どうしてエンタープライズアーキテクチャが必要なのか?
【COLUMN】EAと最適化
第3章のまとめ

第4章 企業情報システムのアーキテクチャの表現

都市計画メタファー
EIS都市計画アプローチ
アーキテクチャの粒度
3つのビューポイント
EIS都市計画アプローチの意義
企業情報システムアーキテクチャに基づくオープン分散システムの設計
事例:KDDI
【COLUMN】幕藩体制とプロトコル(エンタープライズの境界)
第4章のまとめ

第5章 ビジネスアーキテクチャを表現するデータの設計と配置

ビジネスアーキテクチャ
データの設計
概念データモデリング
概念データモデルによるビジネスアーキテクチャの表現
事例:概念データモデリング
サブシステム分割
データの設計の要点
論理データモデルと物理データモデル
事例:KDDI
【COLUMN】同一のデータとは
第5章のまとめ

第6章 アプリケーションの設計と配置

アプリケーションポートフォリオ
アプリケーションの概略設計
処理形態
アプリケーションパーティショニング
連携処理
アプリケーションの非機能要求
【COLUMN】密結合と疎結合、非結合
第6章のまとめ

第7章 情報システム基盤の設計と配置

情報システム基盤
情報システム基盤の分散処理設計
非機能要求の実現
可用性
パフォーマンス
拡張性
非機能要求の意義
適用技術の選択
統合を考えた構成要素の選択
【COLUMN】非機能要求とインターネットの世界
第7章のまとめ

第8章 情報システム管理とリスク管理

システム管理と運用管理
ITIL
運用管理
キャパシティ管理
事例:eビジネスシステムの運用管理
リスク管理
事業継続計画
【COLUMN】危機管理
第8章のまとめ

第9章 移行計画

企業情報システムの移行
プロジェクトマネジメントとプログラムマネジメント
都市の再開発のアナロジー
移行方法
個別情報システムの移行
システム統合
【COLUMN】駅の再構築
第9章のまとめ

第10章 アーキテクチャの成熟過程

情報システムの発展過程
情報システムアーキテクチャの成熟過程
都市計画アプローチにおけるアーキテクチャの役割の変化
適用技術の成熟度
発展過程と成熟度
【COLUMN】情報システム部門とCIO機能の変化
第10章のまとめ

第11章 COTS、ERP、ASP、SaaS

COTS製品
ERP
何のためにERPを導入するか
ERP導入の留意点
事例:ERP導入の成功と失敗を分けるもの
ASPとSaaS
COTS、ERP、ASP、SaaSの意味
【COLUMN】体に服を合わせるか、服に体を合わせるか?
第11章のまとめ

第12章 データウェアハウスとBI

情報活用系システムの全体像
情報活用システムのアーキテクチャ
データウェアハウス
データウェアハウスの構築の留意点
事例:データウェアハウスの性能問題
BI(ビジネスインテリジェンス)
EUCとの連携
非構造データのサーチ
データマイニング
【COLUMN】データモデルの違い
第12章のまとめ

第13章 SOAとWebサービス

SOAとは何か
事例:KDDIのメッセージ統合ハブ
SOAの特性と課題
SOA適応段階におけるアーキテクチャの壁
アーキテクチャとしてのSOA
SOAモデリング
SOAの設計
Webサービス
good enoughの考え方
【COLUMN】サービス
第13章のまとめ

第14章 アーキテクチャの視点から見たガバナンスとマネジメント

情報システムガバナンスとマネジメント
情報システムマネジメントとアーキテクチャの視点
情報システムコストの評価
事例:新機種による旧機種の置き換え
情報システムの投資評価
グリーンITおよび今後予測される課題
【COLUMN】CIOの役割
第14章のまとめ

本書は付属データの提供はございません。

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最終更新日:2014年07月30日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 077
3行目
アーキテクト、投資、実装の
アーキテクト、投資、導入の
2014.07.30
1刷 087
下から10行目
岩田[140]は、
岩田[215]は、 <参考文献の最後に追加> [215]岩田裕道「情報システム・アーキテクチャ概説」,情報処理学会 第64回(平成14年)全国大会 チュートリアル資料,2002.
2014.07.30
1刷 137
図5.14
訂正前の図5.14
訂正後の図5.14
2014.07.30
1刷 158
最下行
アプリケーションの各構成要の
各アプリケーションの構成要素の
2014.07.30
1刷 177
図7.1
訂正前の図7.1
2014.07.30
1刷 208
第6項の2行目
可能化のスループット
可能かを意味するスループット
2014.07.30
1刷 224
図8.6中
現実の負荷可の状況
現実の負荷の状況
2014.07.30
1刷 265
図10.4の4行下、5行下
CIBIT
COBIT
2014.07.30
1刷 314
7行目
文字型に反感するなどの、
文字型にするなどの、
2014.07.30
1刷 315
図12.3「ODSの存在に意義がある場合」の中
極東アジアシステム
信託勘定
2014.07.30
1刷 320
2行目
反対にサマリーしていけば、
反対に適度なレベルでサマリーした形でデータを保持すれば、
2014.07.30
1刷 327
図12.8
訂正前の図12.8
訂正後の図12.8
2014.07.30
1刷 339
7行目
新たなビジネスプロセスに適合できる手段になりそうな概念(技術)
新たなビジネスプロセスに適合できそうな概念(技術)
2014.07.30
1刷 342
3行目
システムの機能で、
アプリケーションの機能で、
2014.07.30
1刷 343
「サービスコンシューマ」の1行目
ソフトウェアモジュール
ソフトウェアコンポーネント
2014.07.30
1刷 347
「SOA と相性が良いものと悪いもの」の6行目
リクエスト・リプライ型の処理領域です。
リクエスト・リプライ型の処理形態です。
2014.07.30
1刷 350
「ステージ3」1~3行目
 ステージ3は、企業内のすべてのシステムとの連携が、潜在的なターゲットになります。 この場合は、運用管理体制の異なるシステムや、オーナーシップの異なるシステムとの連 携が問題になってきます。これは、たとえば一方が24時間265日体制
 ステージ3は、企業内のすべてのアプリケーションとの連携が、潜在的なターゲットになります。 この場合は、運用管理体制の異なるシステムや、オーナーシップの異なるアプリケーションとの連 携が問題になってきます。これは、たとえば一方が24時間365日体制
2014.07.30
1刷 352
2行目
これが共通機能を
これが共通機能として、
2014.07.30
1刷 370
下から9行目
ガバナンスとマネジメントの関係をEISアーキテクチャの観点から考えると、ガバナンスは内と外の関係が入ってきますが、マネジメントはすべて企業の「内」の話になります。ガバナンスの場合、完全に「外」という訳ではなく、境界線上にいるというのがポイントです。
EISアーキテクチャの観点からガバナンスを考えると、ガバナンスには、内と外の関係が入ってきます。しかもこの場合、完全に外という訳ではなく、境界線上にいるというのがポイントです。
2014.07.30
1刷 403
参考文献[107]
情報システム学会
情報処理学会
2014.07.30

感想・レビュー

たぬき さん

概念多めで、整理に良い。

もりひろ さん

2011-05-06

情報システムに関することが、総括的に丁寧に記述されている。色々なことを調査する上で、まずは目を通しておくと役に立つ。