本書はビジネスをサービスの論理から改善するための「サービスサイエンス」に基づくITビジネスについての本である。
日本のシステム開発などを中心とするITビジネスは、予算も納期も遵守できた完璧なプロジェクトであっても、お客様の満足度が低い。なぜそんなことが起きるのか?それはシステム開発の満足度がプロジェクトの“成果品質”であるソフトウェア品質やコスト/納期の遵守だけではないからである。プロジェクト過程でのコミュニケーションや状況変化への柔軟な対応といった“プロセス品質”も満足度を決めているのである。
システム開発会社は、売上や利益が伸びずに冬の時代に面している。また企業の情報システム部門も、ユーザーである事業部門のニーズに応えることが最優先になってきている。本書は、システム開発会社、企業のIT部門、サービスサイエンスを駆使してプロジェクトを成功させていく方向を明確にしていく。
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発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
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1刷 | 027 図1.10 ② |
2刷 | 済 |
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2015.08.21 | ||||||
1刷 | 109 下から4行目 |
2刷 | 済 |
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2018.08.09 |
hori-chan さん
2017-01-08
「サービスサイエンス」について久しぶりに読んだ。フレームがとてもシンプルなのでとてもわかりやすく、日々実践すべきことだな、と改めて実感。プロジェクトメンバに浸透させたい。
T さん
2015-11-27
予算、納期、要求を満たした成果物だけでは高い顧客満足は得られない。サービスを提供するプロセスにおいて、期待を上回る感動を与える必要がある。という前提で、どうしたらプロセス品質を高められるか、精神論になりがちな分野について、徹底的な調査と分類により、サイエンスしている、というのがこの本です。書いてあることの一つ一つはいたって「普通」なことですが、混乱した現場ではアタリマエを見失いがちで、このように分類整理されツール化されているものに価値があります。
kotarou さん
2015-07-13
わかりやすい。かつ、気づきに溢れていて、具体的で実践的。ステークホルダーのセグメント別の分析に笑った。研究って面白い。