親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと(太田 差惠子)|翔泳社の本
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親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798143842
定価:
1,760(本体1,600円+税10%)
仕様:
A5・192ページ
カテゴリ:
介護・福祉
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
紙の書籍
本書籍には新版があります
親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第2版

「介護」を乗り切るカギは「自己申告」と「情報収集」!

●昨日まで元気だった親が、突然入院! まず、何をすればいい?
●もうすぐ退院。これから初めての介護生活
●介護サービスや施設の種類が多くて、よくわからない
●親の医療費・介護費は、親の貯蓄でまかなえる?
●父親の介護で、母親まで倒れそう…
●遠方に暮らしているけど、直接介護をしている親兄弟をサポートしたい
●仕事と介護の両立が厳しいけど、無理をするしかない?
●在宅介護もそろそろ限界。施設入所も考えはじめた
●遠距離介護中だけど「親を一人にするな」と親戚からプレッシャーが…
●ひどい施設や介護スタッフの報道を見て不安になった
●一人っ子だから、両親が元気なうちに介護のことを考えておきたい

入院・介護で家族が担う役割は、必要な「情報」を集め、ケアの「方針」や「費用」を検討して、サービスを受けるための「申請・契約」をすること。本書では「短期的戦略・中期的戦略・長期的戦略」に分け、あなたが「いま」知るべきことを、わかりやすく紹介します!

はじめに

1章 突然、そのときは来た! ―短期的戦略―
1 「親が倒れて入院した」と電話がかかってきた!【救急指定病院】
2 入院には「保証人」や「保証金」が必要?【入院手続き】
3 入院中の「スケジュール表」をもらおう【クリニカルパス/入院時診療計画書】
4 手術や検査、治療には「同意書」が必要?【インフォームドコンセント/セカンドオピニオン】
5 親が「脳卒中」で倒れた! 入院・転院のフロー【急性期病院/回復期リハビリテーション病院】
6 「病院は長居させてくれない」はホント?【入院期間】
COLUMN 病院で亡くなることが難しい時代
7 入院中の不安は、誰に相談すればいい?【医療ソーシャルワーカー】
8 親の「入院費用」はどれくらいかかる?【入院費用】
9 大部屋が満室の場合も「差額ベッド代」が必要?【特別療養環境室料(差額ベッド代)】
10 親が民間の「医療保険」に加入していたら?【民間医療保険/指定代理請求制度】
11 入院中の「付き添い」や「洗濯」はどうする?【付き添い/洗濯】
12 もう少し入院したい場合の病院とは?【地域包括ケア病棟/療養病床】
13 入院中でも「介護保険」は申請できる?【介護保険・要介護認定の申請】
14 退院後は介護のケアも必要になりそう…【退院時ケアカンファレンス】

2章 退院は「介護」の始まり ―中期的戦略―
1 介護のことは何も分からない。相談窓口は?【地域包括支援センター】
2 介護での家族の役割分担はどうする?【主たる介護者/キーパーソン】
3 「地域包括ケアシステム」って何?【地域包括ケアシステム】
4 「要介護」の認定とはどういうもの?【要介護認定】
5 介護保険の「認定調査」って何をするの?【認定調査】
6 介護サービスを計画してくれるのは誰?【ケアマネジャー/ケアプラン】
7 よい「ケアマネジャー」とはどんな人?【ケアマネジャーの選び方】
8 どんな「介護サービス」が受けられるの?【介護保険の介護サービス】
9 介護保険サービスの利用費は?【介護保険利用者負担】
10 医師や看護師に家へ来てもらうには?【訪問診療/訪問看護】
11 とりあえず家事と介護を助けてほしい!【訪問系サービス(ホームヘルパー等)】
12 ホームヘルパーには何を頼めるの?【ホームヘルパーの仕事範囲】
13 「通所・宿泊」サービスはどう利用する?【通所系サービス(デイサービス/ショートステイ)】
14 「通い」「泊まり」「訪問」ができるホームがある?【小規模多機能ホーム(小規模多機能型居宅介護)】
15 親の家は段差だらけで転倒が心配!【住宅改修費の給付】
16 介護ベッドや車いす、手すりを使いたい【福祉用具貸与/特定福祉用具購入】
17 「介護保険」以外にも使えるサービスはある?【自治体独自サービス/ボランティアサービス/民間サービス】
18 食事の用意のために実家に通うのはムリ!【食事の宅配サービス】
19 緊急通報やおむつ給付なども自治体サービスで【緊急通報サービス/おむつ給付】
20 独居の親のことを毎日見守るには?【見守りサービス】

3章 親の「入院・介護」と自分の生活を両立する ―中・長期的戦略―
1 仕事を辞めずに介護できる?【介護離職】
2 介護で仕事を休める法律がある?【介護休業制度】
3 介護者の立場を考えてくれないケアマネに困惑…【ケアマネジャーの変更】
4 休息のための「ショートステイ」は必須【介護休息】
5 この状態でこの「介護度」はありえない!【区分変更】
6 2人以上を同時に介護することになったら?【同時期の複数介護/ダブルケア】

4章 「介護」に必要なコミュニケーション力 ―中・長期的戦略―
1 入院・介護では「元気な親」への配慮も大切?【親とのコミュニケーション】
2 呼び寄せたいけど、親は「住み慣れた家がいい」【親とのコミュニケーション/遠距離介護】
3 「介護保険なんて申請するな」と親に怒鳴られた!【親とのコミュニケーション】
4 認知症が心配でも、「精神科に行こう」と言いにくい【親とのコミュニケーション】
COLUMN 親が「認知症」と診断されたら?
5 きょうだいと介護の分担を話し合いたい【きょうだいとのコミュニケーション】
6 きょうだいと介護のお金でもめて修羅場に…【きょうだいとのコミュニケーション】
7 既婚者にとって、親は4人いる?【配偶者とのコミュニケーション】
8 「シングルは身軽」と介護を抱え込むのは危険?【親族とのコミュニケーション】
9 「いつまで親を1人にさせておくんだ」と言われる…【親族とのコミュニケーション】
10 親の主治医やケアマネとどうかかわる?【医療職・介護職とのコミュニケーション】

5章 「介護」にかかる「お金」で損をするな! ―中・長期的戦略―
1 介護の費用は、いくらかかる?【介護資金】
2 年金、貯蓄、借金…親のお金事情を確認!【資金計画】
3 遠距離介護の「交通費」負担が厳しい…【介護帰省割引】
4 医療費が高額になったときの「軽減策」は?【高額療養費制度】
5 高額な介護費の自己負担も減らせる?【高額介護サービス費支給制度/高額医療・高額介護合算療養費制度】
6 「親の自宅」を「担保」に介護費用をまかなう?【リバースモーゲージ/不動産担保型生活資金】
7 「親の自宅」を「賃貸」して生活資金が得られる?【マイホーム借上げ制度】
8 障害者への支援制度も利用できる?【障害者手帳/特別障害者手当】
9 同居でも別居でも親を「扶養」できる?【扶養控除(所得税)/被扶養者制度(健康保険)】
10 医療にかかる費用の領収書は捨てちゃダメ?【医療費控除】
11 父親が死亡。母親の生活費・介護費は大丈夫?【遺族年金】
12 同居でも世帯が別なら費用は安くなる?【世帯分離】
13 認知症などで金銭管理ができなくなったら?【成年後見制度】
14 生活保護で医療・介護費は大幅軽減される?【生活保護】
15 介護で仕事を休んだ場合にもらえるお金とは?【介護休業給付金】

6章 「施設介護」も選択肢に! ―長期的戦略―
1 どのような施設を探せばいい?【特別養護老人ホーム/有料老人ホーム】
2 施設の立地について、どう考えればいい?【施設の場所】
3 親の年金はわずかだけど、施設入所は可能?【特定入所者介護サービス費】
COLUMN 特別養護老人ホームの費用が、突然2倍に!?
4 「特別養護老人ホーム」へ入所するコツはある?【特養入所の優先順位】
5 特養の順番待ちの間に利用できる施設はある?【老人保健施設】
6 ひどい施設があるという報道を見て不安…【高齢者虐待】
7 認知症の親が入れる家庭的な施設とは?【認知症高齢者グループホーム】
8 有料老人ホームは「入居 一 時金」が必要?【有料老人ホーム/クーリングオフ(90日ルール)】
9 費用安めの老人ホーム「ケアハウス」とは?【ケアハウス】
10 近年増加の「見守り」をしてくれる「高齢者住宅」とは?【サービス付き高齢者向け住宅】
11 施設入居中に「入院」することになったら?【入居中の入院】
12 施設は「終の棲家」になる?【看取り】
13 施設の「重要事項説明書」の見方とは?【重要事項説明書】

 

巻末資料
親の看護・介護には軌道修正が必要です ―あとがきにかえて

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

ゆいきち** さん

2020-06-29

積んでただけあって、ちょっと情報古いです。タイトルの引きが強い!社会は要介護者に厳しいのか、良心的なのか…。分かったことは、自分から動かないとただ損をするだけということ…。現場を見てきた側から言うと、たしかに介護は長期戦です。ご家族によっても、うまくサービスを使いこなしている方と、自分で自分の首を締めている方に分かれます。それもこれも情報の差かな〜と思います。

drifting_girl さん

2017-04-04

母が入院してから、何をどうしていいのか手探りだった時、そして介護のことでわからないことでもお世話になっている本。いろいろな本を見てみたけれど、私にはこの本が一番わかりやすく、図書館で借りていたけれど、自分で購入。親のこともそうだし、いずれ自分にもこういうことが起こるかもしれないと心構えができる。自分の時は、また制度も変わっているんだろなとは思うけれど。今すぐ考えなくてはいけない人にも、今後の備えにもおすすめな一冊。

HALI_HALI さん

2017-01-28

長期・中期・短期介護。いずれにも共通する両親の介護上の実務問題を具体的かつ詳細に述べている。保険、医療機関、NPO法人、勤務先制度、税金控除など実際に使える内容が満載。子として、親の介護に臨む心構えが身に沁みる。私の両親はまだまだ元気なのでこのような本を私が読んでいると知ったら怒るかも。ただ、いつかは直面する問題であるし何よりも大切な両親の介護であればこそ。まさに、備えて憂いなし。