エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則(ベイカレント・コンサルティング)|翔泳社の本
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エンジニアがビジネスリーダーをめざすための10の法則


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798144238
定価:
1,760(本体1,600円+税10%)
仕様:
A5・192ページ
カテゴリ:
開発管理
キーワード:
#開発環境,#開発手法,#プログラミング,#システム運用
紙の書籍

エンジニアがビジネスリーダーになるために
キャリアと会社を成功に導くための考え方と行動を紹介

マイクロソフトのビルゲイツもFacebookのザッカーバーグも、Googleの創業者もエンジニアの経験からスタートしています。日本でも本田宗一郎やビジネスやプロジェクトをリードしていく、ビジネスリーダーとしてのエンジニアが、これからの日本に必要だと言えるでしょう。

本書は、国内有数のコンサルティング会社であるベイカレントのコンサルタントの著者たちが、エンジニアから出発し、ITコンサルタント、戦略コンサルタント、または経営者としてキャリアを積んでいく中で経験した、思考転換や行動、ビジネスのスタイルの転換について解説した本です。

ビジネスリーダー、そしてマネジメントに求められる能力は、エンジニアが備えるべき能力とは、まったく異なることが多いのです。ですから、優秀で成功を収めたエンジニアほど習得に苦労しやすく、それこそが、エンジニアがビジネスリーダーをめざす際にぶち当たる大きな障壁となっている、と著者たちは考えます。

ではエンジニアがビジネスリーダーに求められる問題解決力スキルや考え方を身につけるにはどうすればよいのか。
その際、本書ならではのコンセプトとして、以下の2点を掲げました。

●表面的な「やり方」ではなく、本当の現場に生かせる基本原則や原理に焦点を当てて紹介する。
●エンジニアとマネジメントのギャップに注目し、解決策を技術畑出身者が理解しやすいように示す。

ビジネスのリーダーを目指したいエンジニアの方々、ITエンジニアからコンサルティングなどに転身したい方々、あるいは長期的にマネジメントの方向に進みたいエンジニアの方々や、またそうした人材を育成したいマネジメントの方々にも読んでいただきたい本です。

・法則01 Googleに答えを求めるな
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策     
 【問題解決の7ステップ】
 column 「問題解決の7ステップ」実践上のポイント

・法則02 右脳を叩き起こせ
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策
 column 視覚的な整理能力……紙ナプキンで見せるビジネスモデル

・法則03 仮説で語りきれ。非難を恐れるな
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策    
【仮説志向】
 column 仮説「志向」は仮説「思考」ではない?

・法則04 プロセス志向から抜け出せ
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策        
 column アウトプット志向のワークプランニング

・法則05 不正確への恐怖に打ち克て
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策        
 column リスクは回避して当たり前!?

・法則06 変更アレルギーを治療せよ
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策        
 column 彼を知り己を知れば百戦殆あやうからず

・法則07 パソコンを閉じろ。クライアントに会いに行け
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策  
 column 顧客目線によるビジネスの成功事例

・法則08 自分の事を話すな
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策     
 column 営業プロセスのフレームワーク

・法則09 守りから 攻めへ転じよ
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策       
 column 「問題解決の7ステップ」実践上のポイント

・法則10 自分の母親にもわかる言葉で話せ
 ビジネスシーンにて/会話例の分析/導き出される「陥穽の法則」/
 法則から抜け出す解決策    
 column 曖昧さが残る「ダメ」表現例

・おわりに

本書は付属データの提供はございません。

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感想・レビュー

mura_STEPUP さん

2016-08-27

総じて、『客の目線で、当事者意識を持って事にあたる』こと。エンジニアからリーダーに成長したい人に対し、単なるエンジニアとリーダーの違いをクライアントとの会話で具体的に対比し説明する。先輩方達の振る舞いを間近に見て体験していれば身につくことばかり。ただ、今の時代、エンジニアに留まりたい人もいると思うので、その方は当然ながら本書は必要ない。仮説志向。ゼロベース思考。「できます」とまず言ってみる。図書館新刊コーナーの本。2016年7月20日発行。

Gordon さん

2017-05-31

本屋で目にしてすぐ購入したものの、チラ見して10カ月積読だった。 SEとしてのこれまでとこれからを改めて考えようと思い、一気読み。 エンジニアが陥る思考をズバリ指摘され、自分自身の過去にも思いたある節があるなぁと、気付かされた。 製品や技術にとらわれず、顧客の課題をマクロに捉える、仮説思考の「志向」など、参考になるアドバイスが多々あり、ちょっと意識するだけでアウトプットが変わってきそうな予感がした。 AIに取って代わられないためにも、自身の付加価値を磨かなければ。

1000ch さん

2017-01-09

悪い意味でエンジニアまっしぐら☆にならず,エンジニアリングスキルを持ったビジネスリーダーに求められるケーススタディ10連続. さまざまなケースでエンジニアあるある対応 => ビジネスリーダに求められる対応 の比較 => 解説 と言う形でサラっとよめた/ 正確さや網羅性を求めてスピード感を失うな,とか耳が痛かった. 専門性がつくほどに細かい所が気になっちゃう,とかありそうだ. これエンジニアに限らず 現代のIT業界でどんな行動が求められるか,って読み物として良いとおもう