小田 順子 著
本書では、お客様への報告書、メール文、事務所HP上の文章、役所に提出する文書など、実際に士業が作成する文例を挙げ、具体的に読み手に伝わる文章の書き方を解説します。
【士業の文章は悪文!?】
士業の先生が書く文章は、一般的にあまり良い評価を聞きません。士業の先生の書く文章が悪文とされる大きな理由は、1難解な用語、言い回しが散りばめられている、2文章の一文が長い、という点にあります。
【なぜ、士業の文章は理解しづらいのか?】
法律の専門家ではないお客様などに文章で伝える際には、専門用語や一般的になじみのない用語などは極力排し、平易な文章を心掛ける必要があります。しかし、多くの人はこれができず、たとえば「貴殿」「当職」「及び」「並びに」などといった表現を当たり前のように使用しています。そのため、多くのお客様はその内容に違和感を覚えています。
【わかりやすい文章を書くことのメリット】
わかりやすい文章を書くことで、
1.「お客様が苦労せずに理解できる文章」を書くことができるようになり、サービスの質が向上する、
2.「役所の人が苦労せずに理解できる文章」を書くことができるようになり、お客様の信頼度と仕事の成果が上がる、
3.メールを使ったやりとりの成果と効率がUPする、
4.お客様が問い合わせたくなるようなウェブ文章が書けるようになる、
5.ソーシャルメディアを活用し、お客様や士業仲間と良好なコミュニケーションがとれるようになる、
6.士業として恥ずかしくない文章が書けるようになる、
といったメリットがあります。
【大きくて見やすいワイド版】
本書は底本を110%拡大したワイド版です。
※本書は同名出版物を底本として作成したオンデマンド印刷版です。記載内容は底本出版当時のものです。
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mura_STEPUP さん
2014-03-18
2013年11月発行でとても新しい。図書館本。私自身、士業なので関心を持った。話すとどうしても専門用語が多くなる。聞き手の目線で話すこと。文章も同じ。この本は、難しい文書をどのように表現すれば、理解してもらえるようになるかが書かれている。メールやソーシャルメディアに対応した表現・構成方法も入れている。メールの効率化では、今の時代、常識になりつつある内容。売れるサイトはコンテンツも大切だけれど、文章の表現も基本どころはおさえたい。著者は、役所から独立し文書のコンサルタント会社で全国で講演・研修を行っている。
のら さん
2014-04-20
本書に掲載されている悪い例の文章の多くが、まさに自分が書いている文章そのもの。自分の文章が改善されるのかと思うと、読んでいてワクワクしてくるほどでした。自分の文章が相手に分かりやすく伝わっているのか不安な士業の方には、ぜひオススメします。
ミントン1209 さん
2014-01-22
役所に提出する文書だけでなく、一般顧客向けのウェブサイトやメールの構成、ワードの目次機能(PDF化する際しおりが自動設定できるそう!)まで、参考になることが多く書かれています。巻末付録の「(差別語・不快語の)言い換え集」は、そこまで神経質にならなくても、と思う言葉もありますが・・・(例:母校→出身校)。