アンドレア・マイエッタ 著
パオロ・アリベルティ 著
坪井 義浩 監修
加工機械の利用やエレクトロニクス/ソフトウェア開発の敷居が下がった現在、
自分のアイデアで誰もがデバイスを作れる時代がやってきました。
日本でも、個人的なアイデアから機器を作り、それを製品として
多くの人に提供する方法も身近になってきています。
こうした「誰でもモノ作りに挑戦!」という動きは「Makerムーブメント」として認知され、
国内でもイベントが開催されるなど大きな流れとなっています。
本書はこのMakerムーブメントの旗手の立場から書かれたデバイス製作の指南書です。
本書によって、Makerムーブメントはどこから来たのか、アイデアの活かし方、プロジェクト化の問題、
3Dプリンタなどをはじめとした製作技術、ソフトウェア開発の技法や知識など、
制作を実現するための知識を一通り学ぶことができます。
アイデアから製作までをワンストップで解説することで、自分も何かを作ってみたいという気持ちに応えます。
アイデアがあるのだけど知識がないという人を助ける定番入門書の登場です。
Part I Makerの世界
1章 Makerとはどんな人か?
2章 ムーブメントの起源
3章 新しい革命?
Part II アイデアを実現するために
4章 創造力は習得できる?
5章 アイデアからプロジェクトへ
6章 プロジェクト管理
7章 試そう、失敗しよう、そしてくじけるな!
8章 起業資金の調達
9章 コラボレーション
Part III ビットからアトムへ
10章 プロジェクトファイルの管理
11章 これはパイプではない―イメージは実物ではない
12章 3Dプリント
13章 フライス盤
14章 レーザー加工
Part IV ものに命を与える
15章 電子機器と妖精の粉
16章 Arduino
17章 Arduino の拡張
18章 Raspberry Pi
19章 Processing
20章 IoT―モノのインターネット
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nevie さん
2017-04-06
プロジェクト管理とか、起業資金とか、「何かおもしろいものをつくってみよう」というよりは、その先の話のようで、ちょっと期待したのと違った。というか、自分は「こんなんつくってみた」がMakerムーブメントの本流だと思っていたが、もっと起業とか、そっちのほうらしい、ということをついつい忘れてしまいがちだ。ところで、本書は全体的な雰囲気や色遣いがすごくオライリーっぽいが、そうではないのがなんかおもしろい。