これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険 第3版(高野 龍昭)|翔泳社の本
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これならわかる〈スッキリ図解〉介護保険 第3版


形式:
書籍
発売日:
ISBN:
9784798153087
定価:
1,540(本体1,400円+税10%)
仕様:
A5・264ページ
カテゴリ:
介護・福祉
キーワード:
#ヘルスケア,#福祉資格,#社会,#生活情報
シリーズ:
スッキリ図解
紙の書籍

2018年4月、介護保険制度が変わります!

今回は医療・介護一体改革となり、介護報酬とあわせて
診療報酬も同時に見直されるダブル改定となります。

今回の介護保険制度改正は、一昨年の検討段階では激震が走るほどの
改定になると想定されていましたが、各方面からの調整が入り、
結局はそこまで思い切ったものにはなりませんでした。
しかし、問題は先送りになっただけで、次回3年後の改正に向けて
さまざまな検討が続けられることになります。

本書では、難解な介護保険制度と2018年の改正ポイントについて、
できるだけわかりやすく解説します。
また、単に今回の制度改正の話にとどまらず、国の財源の話、
財政的インセンティブやICT導入といった今後の課題、
さらには医療制度や障害福祉サービスの見直し、次回の改正ポイントまで、
多くの視点から解説しています。

介護保険にかかわるすべての方に読んでいただきたい、必読の1冊です。

■著者■
高野龍昭
東洋大学ライフデザイン学部准教授。社会福祉士・介護支援専門員。
病院のソーシャルワーカー、居宅介護支援事業所のケアマネジャーなどを経て現職。
高齢者のケアマネジメント・システム、介護保障の政策論などを領域とした
研究を行うとともに、介護福祉士や社会福祉士などを目指す学生の教育にあたっている。
専門は介護福祉学。
著書に『インターライ方式ガイドブック ケアプラン作成・質の管理・看護での活用』
(医学書院・共編)、『忙しい現場のためのMDS‐HC入門』(医学書院・共著)。論文多数。

購入特典

2015年介護保険改正のポイント

第2版の巻頭口絵「2015年介護保険改正のポイント」のPDFデータです。

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はじめに
 コラム:社会保険と介護保険の基礎知識って?

●第1章介護保険の基礎知識
【保険者と被保険者】
 (1)保険者とは誰のこと?
 (2)被保険者とは誰のこと?
 コラム:社会保険制度と社会福祉制度の違いって?
【財源と保険料】
 (1)保険給付の財源の構造はこうなっている!
 (2)地域支援事業の財源には上限がある
 (3)保険料はこう決まる!
【行政計画】
 介護保険事業計画が3年ごとに定められる
【利用の手続き】
 (1)介護保険を利用する際の流れは?
 (2)要介護認定と基本チェックリストの概要は?
 (3)ケアマネジメントによるケアプラン作成
【介護サービスと費用負担】
 (1)介護サービス(保険給付)とはどういうものか?
 (2)地域支援事業とはなにか?
 (3)介護サービスの価格はどのように決まる?
 (4)利用者は利用料をどう負担する?
 (5)介護サービスの費用の支払い方法 
 コラム:保険料を払わないとどうなる?
 コラム:特別徴収と普通徴収の違いって?

●第2章介護保険はこう変わる!
【地域包括ケアシステムの深化・推進】
 (1)「地域包括ケア強化法」の全体像とは?
 (2)保険者にインセンティブが与えられる
 (3)「介護医療院」が創設された
 (4)共生型サービスが新設された
【持続可能性の確保】
 (1)現役並み所得者の利用者負担が3割に
 (2)第2号保険料に「総報酬割」が導入された
【その他の各種改正点】
 (1)新オレンジプランの推進が努力義務に
 (2)基本指針や調整交付金が見直された
 (3)適切なケアマネジメント実施を促すことに
 (4)介護ロボット・ICTの導入が進められる
 (5)「生活援助中心型」訪問介護の担い手が緩和された
 (6)福祉用具貸与と住宅改修の規制が厳しくなる
 (7)要介護認定の更新手続きが簡素化される
 (8)保険者が居宅サービス量をコントロールできるように
 (9)2015年度の改正点が全面実施される
 コラム:「住所地特例」の概要と2018年の見直しって?
 コラム:「障害者の65歳問題」とは?

●第3章制度の変遷と改正への経過
【介護保険制度のはじまり】
 介護保険のはじまりについて簡単におさらい
【介護保険制度の変遷】
 (1)2006年と2009年の制度改正では何が変わった?
 (2)2012年の制度改正では何が変わった?
 (3)2015年の制度改正では何が変わった?(その1)
 (4)2015年の制度改正では何が変わった?(その2)
 コラム:介護予防・日常生活支援総合事業の「罠」って?
【2018年制度改正への経過】
 (1)2025年問題と2040年問題
 (2)介護給付費用総額と要介護認定者が急増!
 (3)わが国の社会保障制度全体の課題とは
 (4)財政制度等審議会で介護保険への厳しい意見が出た
 (5)「骨太の方針」で示された介護保険制度への指摘は
 (6)未来投資会議で介護サービスについて議論された
 (7)社会保障審議会介護保険部会で意見がとりまとめられた
 コラム:「地域包括ケアシステム」ってなに?

●第4章医療関連制度と社会福祉制度の見直し
【医療制度の改革】
 (1)医療・介護一体改革の全体像は?
 (2)病床機能報告制度と地域医療構想ってなんだ?
 (3)第7次医療計画で大きな見直しがあった
 (4)医療保険制度が見直された!
 (5)2018年は診療報酬も改定された(その1)
 (6)2018年は診療報酬も改定された(その2)
【社会福祉制度の改革】
 (1)社会福祉法が同時に改正された
 (2)改正障害者総合支援法が施行された
 (3)新たな住宅セーフティネット制度が始まった!
 コラム:「混合介護」ってなに?

●第5章介護保険はこう使う!
【相談窓口と手続き】
 (1)身近なところにある相談窓口 
 (2)「基本チェックリスト」で「総合事業」の利用へ!
 (3)要介護認定の申請をする
 (4)1次判定はどのように行われるのか 
 (5)2次判定はどのように行われるのか 
 (6)要介護認定の結果の通知はどう行われる? 
【ケアマネジメントと介護サービス】
 (1)ケアプランの作成依頼と内容
 (2)ケアプラン作成の手順はどういうもの? 
 (3)サービスを利用するにはとにかく契約とプランが必要
 (4)避けて通れない「支給限度額」
【利用者の費用負担】
 (1)定率負担…全額自己負担になるものも(その1)
 (2)定率負担…全額自己負担になるものも(その2)
 (3)費用負担が重いとき…高額介護サービス費 
 (4)低所得者のための費用負担軽減策にはなにがある? 
 コラム:医療保険・障害者総合支援法と介護保険の関係って?
【賢くサービスを利用する】
 (1)苦情と不服はどうしたらいい?
 (2)事業者・施設はどう選択すればいいか 
 コラム:注目される「福祉(介護)サービスの『第三者評価』」って?

●第6章 利用できる介護サービスは?
【介護サービスを利用する前に】
 事業所・施設の開設はどのように行われる?
 コラム:介護給付と予防給付の違いって?
【居宅サービス】
 (1)訪問介護・訪問入浴介護
 (2)訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導
 (3)通所介護・通所リハビリテーション
 (4)短期入所生活介護・短期入所療養介護 
 (5)特定施設入居者生活介護
 (6)福祉用具貸与・特定福祉用具販売
 (7)住宅改修
 (8)居宅介護支援・介護予防支援(ケアマネジメント)
 (9)共生型サービス
【施設サービス】
 中・長期の入所が可能な施設200
 コラム:「ユニットケア」って?
【地域密着型サービス】
 (1)小規模多機能型居宅介護・看護小規模多機能型居宅介護
 (2)夜間対応型訪問介護・定期巡回・随時対応型訪問介護看護
 (3)認知症対応型共同生活介護・認知症対応型通所介護
 (4)介護老人福祉施設・特定施設入居者生活介護・通所介護
【地域支援事業】
 (1)介護予防・日常生活支援総合事業(その1)
 (2)介護予防・日常生活支援総合事業(その2)
 (3)包括的支援事業(その1)
 (4)包括的支援事業(その2)
 (5)任意事業
 コラム:基準該当サービス・離島等における相当サービスって?

●第7章今後の課題とは?
【制度改正の課題】
 (1)次期改正に先送りされた課題って?(その1)
 (2)次期改正に先送りされた課題って?(その2)
 (3)「財政的インセンティブ」の課題は?
 (4)高齢者の「自立支援・重度化防止」の方向性
 (5)介護ロボット・ICTの導入はどうなる?
 コラム:「ケアマネジメントの標準化」って?
【高齢者介護・高齢者福祉を巡る課題】
 (1)地域差の大きい「2025年問題」「2040年問題」
 (2)「看取りの場」の確保が必要に
 (3)介護職員などによる高齢者虐待が増えている!
 (4)「介護離職ゼロ」は達成できるのか
 (5)新しい「高齢社会対策大綱」とその課題とは
 コラム:2035年の介護保険制度って?

●資料
 資料1:基準省令の改正点(概要)
 資料2:介護医療院の基準(概要)
 資料3:介護報酬のポイント
 資料4:介護職員処遇改善加算
 資料5:新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)数値目標一覧
 コラム:わが国の高齢者福祉・介護政策の「揺らぎ」とは?

おわりに

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  • 第7期 介護保険の第1号保険料基準額(全国平均)

    2018年5月21日に厚生労働省から「第7期計画期間における介護保険の第1号保険料」が発表となりました。
    第1刷の本書内(p9、p33)では「著者概算」として「6000円代前半」と記載しておりましたが、「5,869円」となります。

     
  • 「かけ離れた回数」とする訪問介護の数

    第1刷の本書のp12の表の数字について「厚生労働省案」と記していますが、2018年5月2日付の告示(「厚生労働大臣の定める回数及び訪問介護」)にて、記載の通りに決定されました。
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最終更新日:2018年06月19日
発生刷 ページ数 書籍改訂刷 電子書籍訂正 内容 登録日
1刷 012
下から3行目
2刷
(2020年4月から)
(2021年4月から)
2018.04.20
1刷 178
中段3行目
2刷
●人員
●人員基準
2018.06.19

感想・レビュー

イボンヌ さん

2018-06-25

2018年4月に行われた介護保険の改正について、とても詳しく解説されています。1回読んだだけでは、わからないくらいに。とにかく今後も超高齢化社会が進展し、社会保障の問題がど偉い事になる事が予見されます。

うろん さん

2019-09-20

お仕事関係

みみずばれ さん

2021-06-06

介護保険制度に関する解説書。2018年版であり、3年に一度のペースで見直しがあるため既に古くなっている記述もあるはずだが、それでも非常に分かりやすく介護サービスを利用する側にとっても提供する側にとっても有用な本だと思う。まず何よりも解説書としての構成が素晴らしい。一つのトピックに対して見開き2ページを使用し、右のページには文章による解説を、左側のページには図・グラフ・箇条書きによるまとめを記載するという構成を徹底している。介護保険分野に限らず何かの解説書を書こうとするあらゆる人の参考になる構成だと思う。