東京工業大学エンジニアリングデザインプロジェクト 著
齊藤 滋規 著
坂本 啓 著
竹田 陽子 著
角 征典 著
大内 孝子 著
大内 孝子 編集
2000年代に入って急激に注目されたイノベーションの手法「デザイン思考」は、
多様な視点から新しいユーザー体験のデザインを目指す考え方です。
デザイン思考は、現存のマーケットに存在しない潜在的ニーズをとらえた、
新たな価値を生み出すものづくりを行うための、重要な手法です。
具体的には、ユーザーへの観察・調査を基に、多様性に富んだ
チームによってアイデアを出し合い、課題を徹底的に絞り込んで、
プロトタイプとテストを繰り返すことで製品を作り上げていきます。
そんなデザイン思考を使ったものづくりを1年間にわたって行う、
非常に実践的かつユニークな授業が、東京工業大学の
「エンジニアリングデザインプロジェクト(EDP)」で実施されています。
本書は、ものづくりの主役であるエンジニアに向けて、
3年以上にわたるEDPで得られた数多くの実践事例を交えながら
デザイン思考の方法論を紹介します。
特に、新規製品開発に携わる若手エンジニアをはじめ、野心的な学生が、
・課題の絞り込み方
・デザイナー(非エンジニア)とチームを組む重要性
・アイデアの出しあい方、まとめ方
・手を動かしてアイデアを形にするプロセス
といった、イノベーティブな製品開発に必要な「デザイン思考の基礎」を
学ぶことができる一冊です。
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
刷数は奥付(書籍の最終ページ)に記載されています。
書籍の種類:
書籍の刷数:
本書に誤りまたは不十分な記述がありました。下記のとおり訂正し、お詫び申し上げます。
対象の書籍は正誤表がありません。
発生刷 | ページ数 | 書籍改訂刷 | 電子書籍訂正 | 内容 | 登録日 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1刷 | 022 「粘り強く変えていく」下から3行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.06.06 | ||||||
1刷 | 048 最終行 |
2刷 | 済 |
|
2019.06.06 | ||||||
1刷 | 060 「長い紆余曲折をふりかえって」2行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.06.06 | ||||||
1刷 | 066 図3-1 |
2刷 | 済 |
|
2019.06.06 | ||||||
1刷 | 258 「◎学び続けることを宿命づけられたエンジニアたちへ」下から3行目 |
2刷 | 済 |
|
2019.06.06 |
kannkyo さん
2019-08-19
デザイン思考とは、ユーザーに共感し、問題を定義し、アイデアを発想し、プロトタイプを作り、テストするという5つのステップを繰り返しつつ、問題の本質を洞察し、ソリューションをデザインする方法論である。主観や試行錯誤が重視されている東洋的方法論と言える。漢方薬とかカイゼン的な。一方、本書の魅力はデザイン思考の解説なんかではなく、東京工業大学の講義録だ。芸大や企業も参加して東工大の学生たちと化学反応を巻き起こす。「ヒゲときどきメガネ」はやりすぎです!先生たちも、本の中で遊びすぎ!
らっきー さん
2019-03-24
エンジニア×デザイナーのチームのまとめ方。 EDPという東工大の学生と美大の学生が同じチームで協力して半年で新たなコンテンツを作る講義になぞって書かれた本。 実際にある講義のためどんな問題が起きるか、どう解決していくのがいいかが具体的に描かれている。 一方で、講義のためにいかにビジネスに応用するかは読者が考えなければいけない。
Kazyury さん
2018-12-30
デザイン思考を実際に適用しているプロジェクト形式の講座(EDP)の実際をつぶさに追体験できる良本。教科書だけでは絶対に得られない知見の宝庫。 とはいえ、メンバーの多様性一つ取っても、プロジェクト毎に取るべきアクションは変わる。本を読んでばかりではなく、実践が必要。 とはいえ、最低限の知識もないと活動を立ち上げることも儘ならぬのも事実。2018年はデザイン思考をすこし囓ってみた、というレベルを超えられなかったが、2019は自分の武器の一つにしたい。