利根川 裕太 著
佐藤 智 著
一般社団法人みんなのコード 監修
2020年より小学校でプログラミング教育が義務化されますが、
そもそも何をすればよいか、何が目的なのかがよくわからず、
不安を抱えている先生が多いのが現状です。
本書は、そのような不安や悩みを解消するための本です。
・どうして、いま何のためのプログラミング必修化なのか?
・そもそもプログラミングとは何か、何を教えればよいのか?
・政府や文部科学省が提示する方針や目指すもの
・小学校ですでに始まっているプログラミング学習の事例
・授業や指導案への落とし込みや評価軸
など、小学校でプログラミング教育を実践するために必要なことを
わかりやすく解説していきます。
【ダウンロード特典あり】
本書をお買い上げの方に、購入特典として
第4章「プログラミング教育の授業実践例」で取り上げた
指導案をダウンロード提供しています。
詳細は本書の奥付をご覧ください。
【本書の構成】
[巻頭]文部科学省 教育課程課インタビュー
プログラミング教育に込めた意味――未来の創り手となるために必要な力の育成
第1章 コンピュータとプログラミング
第2章 プログラミング教育が目指すもの
第3章 小学校でプログラミング教育を実施するポイント
第4章 プログラミング教育の授業実践例
第5章 新たな取り組みを始めるために~先人の経験に学ぶ
付録A プログラミング教材一覧
付録B 新小学校学習指導要領と解説[抜粋]――プログラミング教育の位置付け
[巻頭]文部科学省 教育課程課インタビュー
プログラミング教育に込めた意味――未来の創り手となるために必要な力の育成
第1章 コンピュータとプログラミング
●コンピュータとは何か?
●コンピュータの動きを決めるプログラミング
●目覚ましい進歩を遂げるコンピュータ
第2章 プログラミング教育が目指すもの
●日本社会をあげて必要となったプログラミング教育
●クラスの半分がコンピュータにより仕事がなくなる!?
●なぜ学校現場にプログラミング教育が必要か?
●小学校に求められる「プログラミング的思考」の育成
●「みんなのコード」の考える、小学校でプログラミング教育を行う意義
●プログラミングが解決する社会的課題
●経験から語るプログラミングの必要性
第3章 小学校でプログラミング教育を実施するポイント
●小学校現場に求められるプログラミング教育
●どのような教科に盛り込むか?
●どの学年に盛り込むか?
●プログラミング教育の効果
●プログラミング教育を行う上での注意点
●プログラミング教育における評価
●プログラミング教育導入と本格化に向けた学校長の役割
●プログラミング教育普及に向けた教育委員会の役割
第4章 プログラミング教育の授業実践例
[事例1]国語 茨城県・古河市立大和田小学校
時系列に物事を整理するプログラミング的思考で作文の力を上げる
[事例2]算数 東京都・狛江市立狛江第五小学校
「正多角形の角」の理解のためにプログラミング教育を掛け合わせる
[事例3]算数 静岡県・浜松市立三ヶ日西小学校
授業目標に合うプログラミング教材で倍数の理解を深める
[事例4]理科 大阪府・大阪市立苗代小学校
アクティブ・ラーニングとプログラミングで理科の実験を実施
[事例5]特別授業・外国語活動(英語) 神奈川県・精華小学校
英語×プログラミングの授業で効率的・効果的に児童の理解を促す
[事例6]総合的な学習の時間 東京都・筑波大学附属小学校
地震の知識を見える化する発展的授業で子どもの理解が深まる
[事例7]プログラミング特別講座 石川県・加賀市立作見小学校
“プログラミングとは何か”を児童に体験させるオフラインの授業
第5章 新たな取り組みを始めるために~先人の経験に学ぶ
[事例1]自治体 石川県・加賀市
[事例2]教育委員会 埼玉県・戸田市
[事例3]教育委員会 茨城県・古河市
[事例4]学校長 東京都・杉並区立天沼小学校
付録A プログラミング教材一覧
付録B 新小学校学習指導要領と解説[抜粋]――プログラミング教育の位置付け
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。
えちぜんや よーた さん
2017-09-02
プログラミング教育に対して、現場の先生がされている工夫や努力には頭が下がる思いがする。だが胴元の文科省が考えていることには何かとツッコミたくなる。例えば「プログラミング思考」というキラーワードについて。「筋道を立てて論理的に考えていく力」のことを指すらしいが、子供にそんな力がついてしまったら、文科省の存在そのものが危うくなるんじゃないか?あと新・学習指導要領には「情報化社会を生き抜く力」とは書いてあってもブログでアフィリエト、Webサイトの構築、プラグインの開発など「自力で金を稼げる力」とは書いていない。
sho_kisaragi さん
2017-08-15
文科省がプログラミング教育を推進する理由を、文科省の資料と、文科省へのヒアリングを元に一章が構成されてます。今後の学習要項を考慮する上での重要な部分がまとまっていてありがたいです。他、授業の事例紹介や、すでに自治体で整備している状況が複数説明されているのは重要なポイント。専用のプログラミング授業ができるでなく、各学科に取り込まれる点については、メリデメをはっきりしないと不安要素になりそう。教師側が教えることよりも、環境を提供して生徒側に任せるスタイルは一般的な姿か。モブプログラミング的な教育が最適に感じる
だろじう さん
2018-01-01
先行事例、推進・実践のコツは、かなり参考になる。