SAP HANA on Power Systems 出版チーム 著
本書は日本国内では初めてのSAP HANAの解説書です。
SAP HANAの活用を積極的に検討されている方々や、
すでに活用されている多くの方々に基本から本格利用までを
より深く理解していただくためにわかりやすくまとめています。
執筆したのは、SAP HANAのビジネスの立ち上げ携わった
SAP社内外の専門チーム。
本書には、SAP HANAに関する情報を必要とする方が、
最初に知っておくべき情報がまとめられています。
また、SAP HANAのパフォーマンスを最大限に引き出すために
必要不可欠な、ハードウェアプラットフォームとしての情報を、
IBM Powerとの協業で詳しく紹介しています。
本書は以下のような構成で作成されています。
SAP HANAプラットフォームとしての全体の機能説明、
IBM Power Systemsの組み合わせによる特徴の説明、
インメモリーデータベースとしてのアーキテクチャの説明では、
コアとなる仕組みや機能を概観することができます。
また、実際の開発運用の基礎であるテナントデータベースの
作成から各種データベースオブジェクトの作成について説明。
SAP HANA の特徴に1つであるインフォメーションビューの
作成方法についても触れています。
さらにPC上で動作する無料版の「SAP HANA, express edition」の
入手方法と自分のPC上にセットアップする方法も紹介されており、
SAP HANAをまず触ってみたいという方にもお薦めする内容です。
はじめに
第1章 SAP HANAアーキテクチャ概要
1-1. SAP HANAプラットフォーム
1-2. アプリケーションサービス
1-3. SAP HANAの各種エンジン
1-4. インテグレーションサービス
1-5. SAP HANA デリバリーモデル
第2章 SAP HANA on IBM Power Systems
2-1. SAP HANAに最適化されたIBM Power Systems
2-2. ユースケース
2-3. IBM Power Systems の機能と特徴
2-4. まとめ
第3章 SAP HANAデータベース基盤アーキテクチャ
3-1. SAP HANAデータベース基盤のアーキテクチャ概要
3-2. ハードウェアのイノベーション
3-3. カラムストア
3-4. デルタマージ
3-5. ワークロード管理
3-6. 並列処理
3-7. パーティショニング
3-8. データティアリング
3-9. データ仮想化(フェデレーション)
3-10. Hadoop連携とSAP Vora
3-11. 仮想データモデル(Virtual Data Model)
3-12. SAP HANAのプロセス(サービス)アーキテクチャ
3-13. マルチテナントデータベースコンテナー
3-14. データの永続化レイヤー
3-15. バックアップ & リカバリ
3-16. 高可用性のための仕組み
3-17. セキュリティ
3-18. SAP HANAへの接続(管理クライアント)
3-19. SQL & SQLScript
3-20. SAP HANAのトランザクション
3-21. SAP HANAのインデックス
3-22. SAP HANA cockpit (Performance Management Tools)
第4章 SAP HANAの使い方
4-1. SAP HANAの基本操作
4-2. インフォメーションビューの作成
4-3. SAP HANAの起動・停止
4-4 バックアップとリカバリ
第5章 SAP HANA, express editionでの環境構築
5-1. SAP HANA, express editionとは
5-2. SAP HANA, express edition 構築環境の全体構成
5-3. SAP HANA, express edition 環境構築の準備
5-4. SAP HANA, express edition の起動と停止
5-5. SAP HANA studioのインストール
5-6. SAP HANA cockpitの設定
5-7. SAP HANA clientのインストール
5-8. SAP Web IDEの設定
5-9. SAP HANA用対話型学習用コンテンツ(SHINE)
補足 オンライン技術情報の紹介
内容についてのお問い合わせは、正誤表、追加情報をご確認後に、お送りいただくようお願いいたします。
正誤表、追加情報に掲載されていない書籍内容へのお問い合わせや
その他書籍に関するお問い合わせは、書籍のお問い合わせフォームからお送りください。
本書の書影(表紙画像)をご利用になりたい場合は書影許諾申請フォームから申請をお願いいたします。
書影(表紙画像)以外のご利用については、こちらからお問い合わせください。